キャンパーのリアルな防寒着をチェック
冬キャンプを快適に楽しむために欠かせないアイテムといえば防寒着です。この時期は、みんながどんなアウターを取り入れているのか気になりますよね。
そこで早速、リアルキャンパーたちの防寒スタイルを調査してみました。保温性だけでなく、機能性やファッションも意識したアウター選びは、それぞれの個性やスタイルも反映されているようです。
調査に訪れたのは、本栖湖の『浩庵キャンプ場』
今回、アウター調査で訪れたのは山梨県にある浩庵キャンプ場。千円紙幣の富士山の絵でお馴染みの、本栖湖の湖畔にある大人気のオートサイトです。
富士山を望むレイクサイド(千円札とほぼ同じアングル!)にテントを張ることも可能ですよ。でも今回の目的は絶景ではなくアウター。ということで、早速キャンプ場で見つけた6名の防寒着をチェックしていきましょう。
ザ・ノース・フェイスの「アンタークティカ バーサ ロフト ジャケット」
油川真さん(38歳)着用アイテム:アンタークティカ バーサ ロフト ジャケット/ザ・ノース・フェイス、パンツ/リメイク古着、シューズ/ドクターマーチン
キャンプは友人だけでなくソロで楽しむことも多いという油川さん。今季の冬キャンプは、昨年購入したザ・ノース・フェイスの極上フリースジャケットが活躍中。ブランド史上、最強の保温力を誇るハイスペックモデルだけに、インナーはサーマルカットソーだけでも快適だとか。
このジャケットはキャンプ用として手に入れたので普段はあまり着ないです。デザインはスタイリッシュだけど保温力が高過ぎて、街ではちょっとオーバースペックなんですよ(笑)。
袖口は手の甲を覆う仕様
手の甲まで保温できるランバージャック仕様の袖口がすごく便利。このまま焚き火や料理もできるからキャンプ向きの機能ですね。
モコモコのフリースは首回りの保温性も抜群
ジップを上までしっかり閉めると、首回りもめちゃくちゃ温かい。それでも寒いときは防風シェル、雪が降ったら防水シェルを上から羽織れば防寒は完璧!
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ナンガ×アーバンリサーチ ドアーズの「オーロラ」
HIKW__さん(35歳)着用アイテム:オーロラダウンジャケット/ナンガ×アーバンリサーチ ドアーズ、スラッシュパーカ/キャンプサービス、パンツ/ユニクロ、シューズ/ハイテック、キャップ/アンドワンダー
キャンプ歴は10年以上で、最近はインスタでキャンプ写真も投稿しているHIKW__さん。冬キャンプではダウンが定番とのことで、街でも使える一着としてアーバンリサーチドアーズ×ナンガの名作ダウンジャケット「オーロラ」をセレクト。
3年ほど愛用していますが、無骨過ぎないデザインとカラーリングでスマートに着用できるのがいいですね。冬はキャンプサービスのスラッシュパーカとレイヤードすることも多いです。
アーバンな短丈シルエットだけど腰回りは温かい
街でも使いたいから短めの丈が好きなんですが、このダウンは後ろがちょっと長めに作られているから、この着丈にしては腰回りの保温性も高いんですよ。
止水ファスナー付きポケットが機能的
ナンガのオーロラテック素材は防水性も高いし、ポケットも止水ファスナーだからスマホも安心して収納できます。保温性だけでなく機能性も高い一着です。
「2019 NANGA×DOORS Aurora」の詳細はこちら
パタゴニアの「クラシック・レトロX・ジャケット」
鈴木成美さん(32歳)着用アイテム:クラシック・レトロX・ジャケット/パタゴニア、ユニクロ/パンツ、シューズ/ザ・ノース・フェイス、キャップ/マーモット、バッグ/グレゴリー
女の子2人で遊びに来ていたガールズキャンパーの鈴木さん。本日は鍋パーティを楽しむため、カジュアルなスタイルを心掛けたとか。
愛用アウターはパタゴニアの名作モデル、レトロXジャケット。あえてメンズモデルをセレクトして、ゆったりとした着こなしを楽しんでいました。
ずっと欲しかったけど、売り切れでなかなか買えなかったレトロXジャケットです。レディースもあるけど、シルエット的にはメンズがいいなと思って、メンズのXSサイズを選びました。もちろん保温性もいいけど、ルックスもお気に入りです。
裏地は肌離れのいいメッシュ
裏地がメッシュだから着心地もいいですね。動きやすいし、汗もかきにくいと思います。Tシャツの上から羽織ってもサラッとしているので気持ちいいですね。
メンズモデルだけのカラーリングもお気に入り
パイル地が首回りも温めてくれるからネックウォーマーもいらないです。アクセントのブルーは、メンズだけのカラーリング。それもお気に入りのポイントです。
ジャーナル スタンダードの「ラスカ 850Hフードダウン」
伊藤敬洋さん(36歳)着用アイテム:ラスカ 850HT フードダウン/ジャーナルスタンダード、フードベスト/ヘリーハンセン、パンツ/ナイキ、シューズ/ダナー、キャップ/NEC
インパクト抜群の迷彩ダウンパーカを羽織った伊藤さんは、今年は約10年ぶりのキャンプを満喫中。本日は日常でも愛用している迷彩柄のダウンジャケットを着用。インパクトがあるアイテムのため、それ以外はシンプルにまとめたとか。
定番のバルトロジャケットもいいなと思ったけど、周りと被りそうだからこっちに。入手して以来、冬のワードローブとして定着しています。お気に入りのポイントはグラフィックカモの総柄ですね。
襟高でフード部分もダウンがたっぷり
襟高だけどアゴにあたる部分はフリース生地だからジップを上まで閉めてもストレスフリー。しかもフード部分もしっかりとダウンが入っているから防寒性も抜群です。
ポケット内部もフリース地
両サイドのポケットの中がフリース生地になっているから、ハンドウォーマーとしても重宝しています。つい手を入れちゃいますね(笑)。しかもかなり容量があるんですよ。
「ラスカ 850HT フードダウン」の詳細はこちら
アークテリクスの「ゴアテックス製ハードシェル」
米村将生さん(39歳)着用アイテム:ジャケット/アークテリクス、パンツ/チャムス、シューズ/ナイキ、キャップ/ノーブランド
キャンプ歴は3年ながら、以前はトレッキングにハマっていたという米村さん。機能的なアウトドアウエアをキャンプスタイルにも取り入れていました。
古着屋で購入したという、アークテリクスのゴアテックス製ハードシェルを1番上に羽織ったレイヤードスタイルは、ポップなカラーリングも魅力です。
とにかくインナーに様々なアイテムをレイヤード
ハードシェルの防寒性を補うためにフリース、インナーダウン、Tシャツ、ベースレイヤーの順番で4枚のウエアをレイヤードしています。まだまだ着込めますよ(笑)。
ドローコードを締めて冷気をシャットアウト
裾のドローコードを締めると風や冷気の侵入を防ぐことも。アウトドアブランドのアウターは、こうした細部のギミックが優れていますよね。山でも頼りになるけど、キャンプでも使い勝手がいいんです。
オードリーアンドジョンワッドの「キルティングノーカラーロングダウンコート」
南條幸乃さん(34歳)着用アイテム:キルティング ノーカラー ロングダウンコート/オードリーアンドジョンワッド、ワンピースパーカ/ファクターイコール、キャップ/コントロールフリーク、ネックウォーマー、シューズ、タイツ/すべてワークマン
夫婦キャンプを満喫していた南條さんは、日常で愛用しているロングダウンコートをキャンプにも応用。しかし、ワークマンのモックシューズと合わせたり、緩く着こなせるスウェット素材のワンピースとレイヤードするなど、いつもよりアクティブで動きやすい着こなしを意識されています。
このコートはシンプルなデザインとシルエットが1番のお気に入り。しかも撥水加工が施されていて、裾にもリブが入っているから防風性も高い。なかなかキャンプ向きのアウターなんです。
リラックスできるスウェットワンピとセットで愛用
キャンプスタイルはリラックスコーデが基本。ロングダウンは同じくらいの丈のワンピースパーカと合わせることが多いですね。シルエットがタイトだからレイヤードしてもかさばりません。
ロング丈だけどダブルジップだから座りやすい
ダブルジップ仕様なので、シルエットもある程度は自由に調整できるし、下部分を開けると座ったときに邪魔になりません。これ、焚き火のときに便利なんですよね。
「キルティング ノーカラー ロングダウンコート」の詳細はこちら
今年の防寒着、もう準備はいいですか?
リアルキャンパーたちは、しっかりと自分のスタイルにマッチする防寒着を選んでいましたね。まだ今季の防寒着に出会っていない人は、着こなしも含めて参考にしてみては?
撮影協力:浩庵キャンプ場
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Source: CAMP HACK
靴ひもは時代遅れ!?【アークテリクス】のバックルでフィットさせる靴がよかったのでおすすめしたい
さすがアークテリクス……「アラキス」が細部までよくできている
アウトドアメーカーのアークテリクス(ARC’TERYX)は、機能性だけでなくそのデザイン性の高さにも定評があります。
こちらの写真は、筆者が最初デザインに惹かれて購入した「アラキス」。履いているうちに、これは細部までよく考えられたシューズだ! と感じるようになりました。
もともと、クライマー向けのアプローチシューズとして開発されたアラキス。ですが、アウトドアだけではなくタウンでも全く違和感なく使えるんです。
今回は、そんなアラキスの魅力を深掘りしていきたいと思います!
アラキスのここがいいんです!勝手に7選
1. スリッパとして履けちゃう
ヒールが折りたためる仕様なので、スリッパのようにサッと履けます。踵に踏まれる部分はレザーで補強してあり、耐久性も◎。
例えばテントからトイレへ行きたい時や、車へ荷物を取りに行く間など、パッと履けてすごく便利なんです。
2. 素足でも履けるレザーインソール
インソールにはレザーを採用しており、履きこむほど足になじんでくれます。
吸湿性がよく蒸れにくいので、素足でもOK! クッション材により衝撃吸収性もあるので、たくさん歩いても疲れにくいです。
3. 靴ひもとは違う!楽々フィットシステム
目を引くのが、靴ひもの代わりについている「ワンハンドクロージャーシステム」。バックルを3箇所あるループのお好みの位置に掛けて、端を引っ張れば締め上げてフィット感を調節できます。
靴ひもを直そうと思うと、しゃがみ込める場所を探したり結ぶ時間を取られたりしますが、アラキスは片手で引っ張るだけ! とってもストレスフリーです。
4. フィットするので砂や小石が入りにくい!
フィット感が高く、余計な隙間がないので砂や小石などが入りにくくなっています。その理由は、アッパーの甲部分に使われている伸縮素材がぴったりと肌にくっついてくれるから。
砂利の多いキャンプ場や砂浜を歩いても、砂が入り込むことが少なくなりましたよ!
「フィットする分、履きにくいのでは?」と思った方、ご安心を!
前後についているループを、写真のように引っ張って履き口を広げられます。素足でも、足入れはとてもスムーズ。
そしてこのループ、履く時だけに限らず使えるんです。ループにカラビナをつければ、ザックや車からぶら下げることが可能。
靴を乾かしたい時にも、引っ掛ける場所さえあれば吊るしておけます。
5. 夏でも安心。蒸れにくい!
アッパーの裏地に使われている素材は通気性に優れています。蒸れにくいので、夏でも快適!
逆に、冬は寒いのでは? と懸念されるかと思いますが、冬の北海道で履いても足が冷えて辛いことはありませんでした。個人差はあると思いますが、筆者は年間通して使いやすいシューズだと感じています。
6. 滑りにくいメガグリップ!
靴底には、ビブラム社の「メガグリップ」を採用。雨で濡れた路面でも高いグリップ力を発揮するのが特徴です。
また、アラキスのソールは柔らかいので、走る時などに足の動きに合わせて曲がってくれるためしっかりと踏み込むことができます。
7. 旅行に持ち運び便利なコンパクトさ!
アッパーの素材が柔らかいので、ぎゅっとコンパクトに収納できます。バッグに入れても、それほどスペースをとりません。
重量も片足約270gと、タウンユースのシューズの中でも軽め。
購入前に要チェックポイントが2つ!
細身なので0.5cm大きめにした方がいいかも
アラキスはどちらかと言うと細めの作りなので、普段履いているサイズより0.5cm大きめを選ぶのがおすすめ。
甲高幅広な足の方は、店頭で試着してみるとよさそうです。
見た目で判断してはいけない。防水性なし!
通気性が良く蒸れにくいアラキスですが、”通気性が良い”ということは、裏を返すと”水には弱い”ということ。
防水素材を使用すると蒸れやすくなるので、アラキスは”蒸れにくさ重視のシューズ”ということですね。雨の日の使用は、避けたほうが無難です。
●重さ:(片足) 270 g
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アークテリクスには他にもこんなシューズがある!
アークテリクスには、アラキス以外にもデザイン性・機能性に優れたシューズがたくさんあります!
アークテリクス コンシール FL シューズ ウィメンズ
こちらもアプローチシューズですが、フィット感が高く、無駄のないすっきりとしたデザイン。重量も片足約260gと軽量なので、アウトドアでもタウンユースでも軽快な動きをサポートしてくれます。
●重さ:(片足)260 g
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アークテリクス ノーバン VT GTX
素材にゴアテックス®プロテクションを採用しており、防水性がありながら通気性も確保されています。変わりやすい山の天気にもしっかり対応。
●カラー:Blue Nights/Signal Maple/Black Titan/Aquamarine
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アークテリクス アクルックス FL
アウターシェルとインナーライナーが別構造になっているのが大きな特徴です。包み込まれるようなフィット感がありながら、防水性・通気性も◎。
●カラー:BLACK/CAJUN BRIGHT CAJUN/BLACK ABYSS/BIG SURF
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やっぱりアークテリクスは、いいぞ!
アークテリクスのシューズ、いかがでしたか? 登山でも使える高い機能性と、タウンユースもできるデザイン性を兼ね備えており、これから益々人気が出るんではないでしょうか。”履く”より、”着る”ような感覚とも言われるシューズ、一度試してみませんか?
Let’s put on the Arc’teryx shoes!
アークテリクスのシューズ、履いてみようよ!
イケてるシューズ探してる?
Source: CAMP HACK