記事中撮影画像すべて:筆者

アリとナシとじゃ大違いな撥水剤

出典:PIXTA

よくクルマを使用するキャンパーでも、撥水剤を使用している方はどれだけいるでしょう? 撥水剤を使用していないと、上の画像のように水がガラスにべちゃついたような窓に。

しっかりとマニュアル通りの手順で撥水剤を塗布してみれば、その視界のクリアさにビックリするはず!

カインズの撥水剤が高コスパらしい



そんなお試しにもうってつけな撥水剤が、ホームセンター・カインズのプライベートブランドで販売されています。価格が一般的な撥水剤の価格と比べ、約半額というコスパの高さ!

そもそも撥水剤は「フッ素系溶剤」と「シリコン系溶剤」の2種類があり、フッ素系溶剤は固く硬化して耐久性は良いのですが、全体的に高価格。シリコン系溶剤は耐久性は劣りますが、撥水性がよくリーズナブルな価格なのが特徴です。今回使った撥水剤はシリコン系溶剤で、そのなかでもさらに安い!

実際に使用開始!まずは塗り方から

まずは撥水剤を使う前に下準備が必要。これをするかしないかで、撥水効果がかなり変わってくるので必ずやっておきましょう。

ガラスをしっかり洗浄する



ガラスが汚れた状態で撥水剤を塗ると、ムラができて雨と一緒に撥水剤自体がすぐに落ちてしまいます。そのためまずはガラスを丁寧に洗いましょう。最初は水でざっと汚れを流します。ガラスの溝などに詰まっている汚れも強めの水圧で落としてあげましょう。



次にスポンジと中性洗剤を使用し、ガラスに付着している油分を徹底的に落とします。このときにワイパーブレードも同時に点検・洗浄しておくと◎。

水分を拭き取り、一度乾燥させる



水分をきれいな布などで拭き取り、ガラスをよく乾燥させて下地を完成させます。同時にガラスの傷をチェックしましょう。

撥水効果の減少にもつながりますし、視界のトラブルは事故に直結するため、日ごろから見ておくべきポイントです。

撥水剤は必ず「使用前によく振る」



いよいよ撥水剤を塗るのですが、そのまますぐに塗ってはダメ。撥水剤の成分は容器内で分離している場合があるため、塗る前に容器を十分に振って成分を中和させます。

比較のため、ガラスの半分に塗ってテスト



今回は撥水剤の効果を比較するため、ガラスの中央にマスキングをして境目を作りました。そして運転席側のみに塗って、撥水性の違いを見ていきます。

白くなるまで乾燥させる



撥水剤を塗り終わったら乾燥させます。時間は10分ほど。季節や気温によって乾燥にかかる時間は変わるため、薄っすら白くなるのを合図にするとわかりやすいですよ。

最後に布で拭き上げれば完了!



一般的に撥水剤の拭き上げには「液が乾く前」と「液が乾いてから」の2択があります。今回のカインズの撥水剤は、液が乾いてから拭き上げます。

また、拭き上げる布も「乾いたもの」か「水分を絞って水気があるもの」の2択。今回は、水分を絞って水気があるもので行います。

シャワーをかけてみると?



雨を待つのも時間がかかるため、まずはシャワーで撥水力をチェック! すると水滴の形の違いが一目瞭然。



手前の運転席側はサラサラと粒状にまとまり勢いよく流れていきますが、奥の助手席側の水はべちゃっと広がり、水が流れ落ちるまでに時間がかかっている様子。

実際に走行をして撥水性を検証!

撥水剤の効果は実際の走行をしてみないと意味がありません。マスキングテープを外し、雨の日の高速走行でその威力を検証してみました。

まずは時速50〜60kmで走行

※十分安全に配慮し実験しています、真似はしないようお願いいたします

まずは一般道で時速50〜60kmほどで走行している様子から。この速度でも効果は明白で、塗っていない助手席側は水滴が留まっていますが、塗っている運転席側は水滴がすぐに落ちていきます。

時速80kmだと、より視界がクリアに



では高速道路で80kmほどで走行した様子。風の勢いが強くなるため、水滴は下ではなく上に向かって流れていくのですが、運転席側は細かな線になってすぐに消えていきます。塗っていない助手席側は水滴が伸びて広がり、より見づらくなっていく……。



やはり撥水剤の効果は絶大! ワイパーを使わなくなりそうなレベルで視界良好ですが、いくら見えやすいといってもワイパーとの併用はマスト。撥水性はあくまでも一時的なものですし、過信は禁物です。

より長く効果を維持するコツとしては、高速のときはワイパーの頻度を減らし、低速のときはしっかりと使用して頻度を分けることです。

ドライブレコーダーの録画もクリアに!



雨の日でも快適な視界が確保できるということは、ドライブレコーダーの画像もクリアになるということにも繋がりますね。

その他、塗布すると効果の高い箇所は?

リアウインドウ



ワゴンタイプのクルマは、セダンよりもリアタイヤからの泥はねを巻き込む可能性が高まり、リアウインドウ(後部ガラス窓)が汚れやすくなっています。

そこでフロントと同様、ガラスの半分に撥水剤を塗布して撥水効果の違いを検証してみました。



リアウインドウは垂直に近いからか、撥水剤の効果は低速域から発揮されました。

ルーフリアスポイラーによる上部からの整流風と撥水剤の効果により、一旦クリアな視界が確保されてしまえば、その後の水滴は付着しにくくなることが判明。フロントウインドウ同様、撥水剤の効果は想像以上に高く、快適でした。

サイドウインドウ



サイドウインドウも、フロントの次に空力の影響を受けやすいので撥水剤の効果が得られる箇所です。良好な側方目視確認および、サイドミラーへの視界の確保にも繋がります。

サイドミラー



リアウインドウ同様に水滴が付着しにくくなるので、夜間でも後方確認がしやすくなります。

ヘッドライト



前方のクルマがはね上げるなどした泥汚れの水滴も付着しにくくなります。また、ヘッドライトの光量低下が抑えられ、夜間走行の不安が解消される効果も。

ガラスサンルーフ



雨天時でも、ガラスサンルーフ越しの視界が確保できます。また、雨上がり時の水滴飛びが早くなるので、早めにルーフを開けることもできそうです。

撥水剤のお試しにオススメ!



今回紹介したカインズの撥水剤は税込298円とリーズナブルですが、効果の高さは検証の結果でおわかりでしょう! 気になった方のお試しには持って来い。

また雪が降った際の効果も高いんです! あらかじめ塗っておくと雪が積もりにくく、撥水剤がガラス面との緩衝材にもなって凍結も防ぎ、氷を簡単に落とせます。安心・安全にキャンプに出かけられるよう、一年を通して活躍できる1本です!

カインズ公式オンラインショップはこちら

執筆:kentos

この記事が気にいったあなたに、オススメの3記事

Source: CAMP HACK