キャブコン

【夢のキャンピングカー】我が家の中古キャブコン購入奮闘記

アイキャッチ・記事中写真撮影:岡村武夫

キャンピングカー購入のきっかけ



キャンプや旅行にはたくさん出かけたいけれど、宿代や外食費などを考えると、そう頻繁には出かけられないですよね。子供が小さいと、準備に時間が掛かったり、宿泊先で迷惑を掛けないか心配になったりと、更に悩みは増えてしまいます。

もし車にベッドとトイレとキッチンがあったら、準備も楽だしお金もかからなくて、もっと気軽に旅に出かけられるのに……」。そんな風に思ったのが、我が家がキャンピングカーを購入したきっかけです。

お出かけ頻度が高い人は元が取れる!?

バンテック社製ジル・ノーブルの内部を見学。立派なキッチンとダブルベッド、家庭用エアコンに憧れます

キャンピングカーというと高級なイメージがありますが、実はその種類も価格も非常に幅広く、中古も視野に入れれば普通の車を買うのと大差ない場合も。旅行やキャンプの頻度が高い人なら、十分元が取れちゃいます。

今回はキャンピングカーの種類と特徴、そして4人家族の我が家がどんなキャンピングカーを選んだのかをご紹介します。

キャンピングカーの種類にはどんなものがある?

出典:PIXTA

キャンピングカーと一口に言っても、その大きさや設備、価格はさまざま。大きく分けると、

・軽キャンパー
・バンコン
・キャブコン
・バスコン
・トレーラー/トラキャン

このような分類になります。

軽キャンパー



ベース車は軽バンや軽トラック。内部のスペースは限られますが、運転しやすく普段使いもしやすいので、ソロやカップルキャンパーに人気があります。最近は、DIYで軽バンをキャンピングカー仕様に改造する人も増えていますね。

バンコン



ベース車はハイエースなどのバン。通常の乗用車とあまり車高や全長が変わらないモデルもあるので、運転や駐車で困ることは少ないです。車内で立ち上がれないなどの狭さはありますが、ポップアップルーフタイプならファミリーでの利用も可能。日常使いと兼用しやすいです。

キャブコン



トラックなどをベースに、キャビンを取り付けたタイプ。運転席上部のスペースを活用できるので居住空間は広く、車内で立ち上がれます。ベース車がトラックなので、バンコンより価格が安い場合も。

車高制限のある駐車場やトンネルが利用できない場合があり、運転の難易度はやや高め。見た目もザ・キャンピングカーなので、普段使いするとかなり目立ちます。

バスコン



マイクロバスなどの内部を改造した大型キャンピングカー。居住スペースが広く、大人数で快適に利用できます。全長が長いので普通の駐車場は利用できない、運転の難易度が高いなどのデメリットも。価格は、中古でも1000万を超えるものも。

トレーラー/トラキャン


キャビン部分のみの自走しないタイプで、車で牽引したり、トラックの荷台部分に載せて移動します。車と別売りなので他に比べて価格が安く、使わないときは取り外しもできます。

運転の難易度は高く、利用できる駐車場も限られます。また、車内と居住部を気軽に行き来できないこともデメリットと言えます。移動少なめの定住型キャンパーなどにおすすめです。

いざ、キャンピングカー見学へ!

出典:PIXTA

キャンピングカーを選ぶなら、まずはいろいろな車種を見学して、実際の使用シーンをイメージすることが肝心。

キャンピングカーショーなどが開催されていれば、最新モデルの車内が見学できて、ビルダー(キャンピングカーメーカー)の人に質問もできるのでぜひ出かけてみてください。



我が家は中古車も視野に入れていたので、キャンピングカー専門の中古車店『フジカーズジャパン』の厚木店へ。店員さんと相談しながら、さまざまな種類のキャンピングカーを見学できますよ。

ファミリーにおすすめの国産キャブコンを見学。車内にはどんな設備が?



キャンピングカーは種類もサイズもさまざま。今回はフジカーズジャパン厚木店の岡田店長に、おすすめの車種や設備を教えてもらいました! 4人家族におすすめのキャンピングカーって、どんなタイプなんでしょうか?

フジカーズジャパン厚木店

岡田店長

ポイントは、日常生活で使うかどうかです。乗り換えなら、日常使いしやすいバンコンのポップアップタイプが便利ですね。

2台目なら、思い切ってキャブコンにすると快適です。運転のしやすさやメンテナンスを考えると、国産車が使いやすいですよ。

我が家は2台目なので普段使いはしないし、子ども二人が成長した時のことを考えると、スペースは広い方が良さそう……。ということで、国産キャブコンの内部を見学してみることに。

①ダイネット

カムロードベースのキャブコン・チャンプのダイネット
ダイネットって聞きなれない言葉ですが、なんのことでしょう?
岡田店長

いわゆるリビングスペースです。テーブルを外して後部座席をフラットにするとベッドになります。寝るたびにテーブルを片付けるのが面倒で、結局バンクベッドや常設ベッドで就寝する人が多いですが……。

確かにセッティングはちょっと面倒ですが、シートからベッドへの変形過程にはワクワクさせられますね!

②バンクベッド

ボンゴベースのコンパクトキャブコン・アミティのバンクベッド
岡田店長

運転席の上に設置されているのがバンクベッドです。お子さんは、これがあると喜びますよ。小さい子が寝る場合は、落下防止ネットなどを使用しましょう。移動中は、収納スペースとしても活躍しますよ。

ハシゴで上り下りするベッドは、秘密基地感があって楽しいですね。いちいちセットしなくてもすぐに寝られて便利そうです。

③常設ベッド

カムロードベースのキャブコン・レオバンクスの常設2段ベッド
岡田店長

車内後部に常設の2段ベッドやダブルベッドを設置したタイプもあります。その分トイレが無かったり、全長が長い場合もありますが、ダイネットを使わずに家族全員が就寝できるのは大きなメリットです。

子どもが大きくなってもプライベートな就寝スペースが確保できるのは良いですね!

④キッチン

チャンプのキッチン。この車両はカセットコンロを置くタイプだった

旅先で買った食材を調理して食べるなど、旅の楽しみが広がりそうなキッチン。流しがあれば歯磨きや手洗いにも使えそうです。ところで、プロパンガスを積むタイプとカセットコンロを置くタイプ、使い勝手はどう違うんでしょうか?

岡田店長

カセットコンロの方がお手軽ですが、たくさん料理をするならプロパンガスの方が経済的です。最近はプロパンガスを充填できるお店が減っているので、出先でガスが無くならないよう、定期的に残量をチェックしておきたいですね。

⑤トイレ・マルチルーム

バンテック・ジル4のトイレ。陶器の洗面ボウルがおしゃれ
岡田店長

トイレの有無は、キャンピングカー選びの重要なポイントです。以前は道の駅などで済ませるからトイレは不要という人が多かったのですが、最近は感染症対策で設置する人が増えています。防水のマルチルームにポータブルトイレを置くのもアリですよ。

子どもが小さいうちは急なトイレで焦ることも多いので、トイレがあると安心です!

⑥サブバッテリー


座席下には、バッテリーが並んでいますね。これはなんでしょう?

岡田店長

停車後も車内の照明や電化製品を使えるよう、キャンピングカーにはサブバッテリーを積むことが多いです。電化製品をよく使う場合は増設もできます。最近は、ポータブル電源と併用する人も多いですよ。

⑦冷暖房(FFヒーター、エアコン)

ジル4の壁面には、FFヒータやカーエアコンのスイッチが並ぶ
岡田店長

FFヒーターはエンジンを止めても使える暖房で、冬には必須の設備です。車に給油しておけば、就寝時も朝までつけっぱなしにできます。最近は夏の暑さ対策に家庭用エアコンを求める人も多いですが、設置にかかる費用が高く、まだまだ手が届きにくい設備です。夏は涼しい高原に行く、というのが現実的かもしれません。

我が家はウインタースポーツもするので、FFヒーターは欠かせませんね!

⑧冷蔵庫・テレビ・電子レンジなど

ジル4の冷蔵庫は、冷凍スペースもついて家庭用冷蔵庫のよう
岡田店長

冷蔵庫はあった方が便利ですが、無くてもポータブル冷蔵庫などで代用は可能です。また、最近はタブレットで動画配信サービスを利用する人が増えているので、テレビも必須ではありません。あとは、どこまで快適さを求めるかですね。

長期旅行をするなら冷蔵庫は欲しいですね。旅先で要冷蔵のお土産を買えるのも嬉しいです! テレビも電子レンジも欲しいけれど……あとは予算との相談です。

ついに決定!キャンピングカーを買ってみた感想。



複数の中古車店や新車ディーラーも訪れ、最終的にはバンテック社製の中古ZIL4を購入することに! 上記で紹介した設備のうち、常設ベッドとエアコン以外は全て搭載したタイプです。

新車も憧れるけれど、中古でも状態の良いものを選び、自分で修理しながら使うつもりなら十分選択肢として有りだと思います。



ベース車はカムロードというトラックですが、広めの道なら初めてでも運転できました。やや重心が高いので、強風時の横揺れには注意が必要。バックと駐車は、バックモニターを見ながらの操作になるのでちょっと難易度が高いです。

ちなみに、全長4990㎜、全幅 2110㎜、全高2940㎜なので、通常の青空駐車場なら停められます。



後部座席には3点式シートベルトが付いているので、チャイルドシートも設置可能。移動中は後部座席用のテレビが大活躍しています。シートもモダンでおしゃれですが、汚さないように現在は自作シートカバーをつけています。



子供達は、バンクベッドが大のお気に入り。我が家では、落下防止のために市販のベッドガードを後付けしたほか、子供のおねしょ対策で防水シーツを敷いています!



旅行の際は、サービスエリアや道の駅で仮眠をとる、キャンピングカー乗り入れOKのキャンプ場に泊まる、写真のようなRVパークに泊まるなど、行動の選択肢が増えて旅程がグッと組みやすくなりました。

キャンピングカーで、子連れ旅行が超快適&リーズナブルに


キャンピングカーを買ってから、旅行やキャンプの準備がぐっと楽になりました。車内に道具を収納しておけるので、思い立ったらパッと出かけられますし、宿のチェックイン・アウトや食事の時間に縛られないので、旅程も柔軟に組めるように。

お出かけの回数はかなり増えましたが、車中泊が快適にできるようになったこと、車内で自炊できるようになったことで、旅行にかかる出費はむしろ減りました。

購入から約2年経ち、修理が必要な箇所も出てきましたが、DIY好きな我が家にとってはそれも楽しみの一つ。直せる部分は自分で直し、難しい部分はビルダーに相談しながら、少しずつ車内を快適化しています。

旅行やキャンプ、DIY好きなら絶対に楽しいこと間違いなしのキャンプングカーライフ、あなたも挑戦してみてはいかがですか?

取材・撮影協力=フジカーズジャパン厚木店/キャンパー厚木

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体験レポ!キャンピングカーを借りてキャンプに行ってみた【キャブコン編】

キャンピングカーキャンプをレンタルで体験!


キャンピングカーって実際どんな使い心地なんだろう?展示会などで見る度に、キャンピングカーキャンプを体験してみたい!という思いが止まらなくなった筆者。思い立ったが吉日!キャンピングカーを借りてキャンプに行ってみよう!と思い立ち、茨城県にある大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラに2泊3日で行ってみました。

今回はキャンピングカーの代名詞とも言える”キャブコン”を借りてみましたので、その実際の使い心地をレポートします。

レンタル費用はいくらかかるの?


キャンピングカーを借りるにあたってお店をいくつか調べてみましたが、キャブコンのレンタル料金は土日祝日1日2万5千円前後が相場となっているようです。2泊3日のレンタルでは約5万円台~7万円台が相場となり、土日の1泊2日ならば4万円~5万円といったところが一般的のようです。

今回筆者がお世話になったレンタカーショップは、予約日の前日は一律6千円で借りることができたので土日の前日金曜日を含めた2泊3日でも比較的お安くレンタルできました。

というわけで、金曜から日曜までの2泊3日にクリーニング代を含めた今回のお値段は51,600円。普通にキャンプをするよりは当然お高めですが、それこそ非日常を味わえることを考えれば納得できるお値段でしょう。

キャンピングカーキャンプに必要なもの


眠るのはキャンピングカーの中なので、テントは不要。FFヒーターで車内は暖かく、寝袋も薄めのものもしくは毛布のみでもOK。普段キャンプに持って行っている暖房器具もいりません。今回借りた車はギャレー(キッチン)のコンロが使えない仕様になっていたためツーバーナーは必要でした。これは借りる際に確認が必要な事項になるでしょう。

ツーバーナーを使う関係でキッチンは車外としたため、タープやキッチンテーブルその他、普段テントの外で使う道具一式を持っていきました。例えば、焚き火台に囲炉裏テーブル、ダイニングテーブル、ライト類、薪、炭、椅子人数分、2泊3日分の食料、飲み水などです。

レンタル当日の流れ

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レンタル当日は自家用車にキャンプ道具を積み込み出発。お店に着いたら、万が一事故を起こした時の対処方法や補償についての説明を受け自家用車から荷物をキャンピングカーに積め込みます。

ここで驚いたのは意外と荷物が入る、ということ。車体後方の収納スペースの他、走行中に使わないベッド部分やサービスルーム(簡易トイレの置き場としても使用可能)などに荷物が入るため、子供のストライダーまでしっかり入れても乗車スペースには荷物が出ませんでした。

荷物を積み込んだら、自家用車はお店に置いたままキーを預けます。お店に到着してからここまででほぼ1時間。時間には余裕を持って計画を立てた方がよさそうです。キャンピングカーに乗り込んだらいざ出発!

今回レンタルしたキャブコンはベース車がトヨタのカムロードということで、やはり運転手のパパ曰く「トラックを運転している」という感覚のようですが、後部座席の乗り心地は車内の広さ、天井の高さも相まってさほど悪くはありませんでした。
高速道路はタイヤのバーストなどの事故を防ぐために時速80キロ走行でのんびりキャンプ場へ。キャンプ場に到着したのは夕方4時。普段のキャンプで4時にチェックインしたのでは、あっという間に暗くなる秋キャンプでは時間的に厳しめですが、そこはキャンピングカーキャンプ。タープを建てればすぐに夕飯の支度も始められるので、時間的にも余裕があり気持ちも楽でした。

今回は車のガスコンロは使えないようになっていたので、ツーバーナーとキッチンテーブルをタープの下にセッティング。車のギャレーが使えればその手間さえないのでもっと夕飯の支度はスムースかもしれませんね。

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今回のキャンピングカー、レオバンクスはダイネットを残したまま4人就寝が可能なレイアウトなため、子供が寝た後でも夫婦でのんびりあたたかい車内で語らいながらコーヒーを。というゆとりの時間も持ててゆっくりと時間が過ぎていきました。

キャンピングカー車内で工夫したこと

キャンピングカーの車内は普段の車内とはひと味もふた味も違うもの。そこで筆者が工夫してみたことをいくつか挙げてみました。

①チャイルドシート


我が家にはチャイルドシートが必要な年齢の子供が一人いるのですが、キャンピングカーにチャイルドシートが付くのかどうか、が懸念材料でした。キャンピングカーのシートベルトは二点式のものが多いようですが、後ろ向きのシートにシートベルトの長さを調整すればしっかり固定されました。急ブレーキをかけたとしても、チャイルドシートが飛び出すこともなく安全です。実際山道でも左右のずれもなく、実際下の子は行きも帰りもこの椅子でよく眠っていました。

②カラビナ大活躍!


キャブコンは少しのカーブでも荷物が動きがちです。それが小物ならなおさらのこと。車内の小物を定位置に固定するのに活躍したのがこのS字型のカラビナ。これでぶら下げておけば荷物が動くこともなく安心です。カラビナは数種類のサイズのものをいくつか持っていくと、その用途によって使い分けできて便利かもしれませんね。

ITEM

ナイトアイズ エスビナーステンレス


③車内の乾燥に注意


FFヒーターをつけている車内は予想以上に乾燥します。寝る前に濡れタオルを掛けたりマスクをしたりといった工夫が必要でしょう。また、FFヒーターの吹き出し口やヒーターからの熱気が溜まるサービスルームは予想以上に高温になりますので注意が必要です。

④車内の棚をうまく使おう


キャンピングカーの車内には備え付けの棚も豊富なので手回り品はそこに収納することを考えて、折り畳みコンテナなどに小分けにして持っていくのがいいでしょう。車内に荷物を積み込んだらコンテナから手回り品を棚の中に収納しまいコンテナは折りたたんで収納します。一つ一つの荷物を小さな袋やコンテナに分けることがキャンピングカーの車内をスッキリさせるコツといえるでしょう。

キャンピングカーで注意したいこと

①カーテンなどの装備品はついているか事前に確認しよう

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今回の車は出発前にブラインドについては確認しましたが、車体前面のカーテンが外されていたことには気づかずに出発。そのため、車の全面から電気を灯した車内が丸見えの状態に…。そこで急遽、上記で紹介したS字カラビナの一方を洗濯ばさみに付け、片方をカーテンレールのエンドストップに掛けて目隠しのためにショールを吊り下げました。

③駐車場のサイズや道幅を調べておこう


車内が広いことが魅力のキャブコンですが、それは車体の幅が広いが故。そこでキャブコンでの移動には、駐車場のサイズや道幅など、ある程度の事前の下調べが肝心です。キャンプ場までの道が狭い場合もありますので、心配な場合はキャンプ場に聞いてみることも必要でしょう。

また、キャンピングカーサイトを使用しない場合もサイトに車が入るかどうかの確認は必要となります。その他、立ち寄り温泉や地元のスーパーなどを利用する場合も駐車場の広さや高さなどについて確認しておけば安心です。
ちなみに高速道路のSAやPA、道の駅はどこも広めに駐車スペースが作られているためあまり心配なく気軽に立ち寄ることができました。

憧れのキャンピングカーキャンプはレンタルでお手軽に


憧れのキャンピングカーキャンプ。キャンピングカーの購入を検討している方もそうでない方も、キャンピングカーの使い心地を手軽に味わえるのがレンタルの魅力です。寒い冬やアクティビティが豊富なキャンプ場に行く際には暖かく、設営撤収の手間がかからないキャンピングカーがとっても便利。

みなさんもいつもとは一味違ったキャンプを体験してみるのはいかがでしょうか?

Source: CAMP HACK

キャンピングカーの花形・キャブコンの選び方を研究してみた!

キャブコンって何?


キャブコンとは、トラックやハイエースなどのキャブ(運転席部分)を残してコンバージョン(改造)したキャンピングカーのことをいいます。運転席の後ろに家を背負って移動しているようなイメージですね。

キャンピングカーとしてはハイエースやキャラバンなどのバンを架装した一見キャンピングカーには見えないバンコンタイプも人気ですが、今回ご紹介するキャブコンの魅力は何といっても大人が立って歩ける室内の広さにあるでしょう。

キャブコンで一度キャンプに出るとバンコンが狭く感じてしまうほど、移動中も目的地に着いてからものびのび過ごせるキャブコンの魅力をまとめてみました。

キャブコンの長所と短所とは


長所としては前項でも触れた圧倒的な広さが挙げられます。キャブコンは居室部分が箱型になっているため天井に行くほど狭くなるバンコンとは違い、圧迫感を受けにくくなっています。車内の広さはそのまま滞在先でも居住性の良さにつながりますのでキャンピングカーとしては非常に重要な要素になってくるといえるでしょう。

また、ボディの断熱性能の高さから、夏場に締め切った車内でも外気と車内の温度がさほど変わらないなど、車内の快適性に優れていることも魅力の一つです。

しかしその反面、短所としてはバンコンに比べて幅があるため、駐車スペースを選ぶ点や、ベース車がトラックであるため走りに不安があることがあげられるでしょう。

ベース車がバンであっても重たい居室を背負って走るため、本来のポテンシャルを出し切れないこともあり、いずれのベース車であってもバンコンには及ばないという印象です。

キャブコンのオプションは何が必要?


1.FFヒーター

少量の車の燃料と少量の電気を使用し、効率よく車内を暖めることができるヒーターです。アイドリングせずに使用できるので、就寝中の使用にも場所を選びません。キャブコンは比較的標準装備が充実しているため、FFヒータ―は標準装備になっている場合が多いと思いますが、冬場のお出かけには必須となりますのでオプションでの選択が必要な場合は必ず選んでおくべき装備と言えるでしょう。

2.トイレ
キャンピングカーにトイレは必要か?という議論はキャンピングカー購入にあたって必ず起こるもの。筆者は「あったらあった方がいいだろうと思うけれど後の処理を考えると…」という考えでしたがそのイメージが一変しましたので、トイレについては次項で詳しく検証してみようと思います。

3.家庭用ルームエアコン
各社エアコンを動かせるように電装設備を充実させているラインナップを用意していますので、今後、キャブコンは夏も快適!が当たり前になっていきそうです。また、愛犬と旅を共にされる方にはエアコンは必須といえるでしょう。

4.冷蔵庫サイズアップ
65リットルが一般的なキャブコンの冷蔵庫サイズです。家族みんなの飲み物やお土産などを入れることを考えると、容量が大きければ旅の快適さもアップしそうですね。そんな場合は90リットルに変更可能か、購入前にビルダーへ相談してみるといいでしょう。

5.足回りの強化
キャブコンの短所の一つともいえる乗り心地の悪さですが、足回りに手を加えることで解決しようという声も耳にします。しかしサスペンションやショックアブソーバー、スタビライザーなどを交換するにはそれぞれの兼ね合いから組み合わせが難しく、どれか一つを交換することで劇的に変化する、というものでもないようです。

そこで試したいのがタイヤの交換です。純正タイヤによくみられる空気圧の高いタイヤですと低速での乗り心地が硬く、高速道路ではパンパンに空気を入れたボールがよく跳ねるように路面の凹凸を拾って飛び上がる感覚があるため乗り心地が悪くなってしまいます。そこで、空気圧を下げて乗り心地を良くするために、低い空気圧でも重たいキャンピングカーを支えるに足るロードインデックス(タイヤ1本で支えられる最大耐荷重)の得られるタイヤに替えてみましょう。そうすることで比較的簡単に乗り心地の向上が図れます。ただ、タイヤのサイズをアップする場合は車体と干渉する可能性があるので、ビルダーやタイヤ専門店によく相談する必要があるでしょう。

6.サイドオーニング
タープを張るより簡単で手軽なため、あると便利なオーニング。キャンプ場では活躍しますが、道の駅など場所によっては使用できないこともありますので、どんなシチュエーションでキャンピングカーを利用するかを考えて装備するかを決めるといいでしょう。

キャンピングカーにトイレは必要か?


トイレ完備のキャンピングカーといえばバンテック。筆者に「これならできるかも。」と思わせたバンテックの標準、電動式水洗トイレの簡単後処理方法を見てみましょう。
手順1:タンクを引き出す

手順2:スーツケースの要領で転がして移動

手順3:トイレに流す

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たったのこれだけ。3ステップで終了です。容器の中に専用の溶剤を入れておくだけで車の振動も手伝って比較的短時間で汚物を分解してくれるため、子供の汚物程度であれば移動の間に問題なく液状化することが可能でトイレに流すときには薬品臭のする緑色の液体になっているとのことでした。なお、マルチルームにベンチレーターを導入するのがおすすめです。

これだけ後処理が簡単ならばトイレはやはり必要なオプションと言えるのかもしれません。

キャンピングカーのベース車まとめ

これぞキャブコン。トラックベース

トラックタイプのキャブコンの弱点と言えば馬力不足が挙げられますが、昔と違いディーゼルエンジン車を選択すれば高速道路や上り坂での走行も全く問題ないと感じることができるでしょう。走りも克服、長所一杯の広々キャブコンの代表的なベース車を以下にまとめてみました。
1.トヨタ カムロード

 

キャブコンと言えばカムロード。といわれるほどよく目にするベース車です。多くのビルダーで使用されているため安心感抜群です。
2.いすゞ エルフ

後輪ダブルタイヤのベース車がいい。という場合によく選ばれるいすゞエルフ。カムロードの次に見かけるベース車です。

3.トヨタ ハイエース

最近増えてきたハイエースベースのキャブコンは走りと乗り心地の良さが一番のポイント。トラックベースのキャブコンとは一線を画します。

4.いすゞ Be-cam

いすゞエルフをベースにキャンピングカー専用の設計変更を施し、乗用車のような乗り心地を実現した新しいベース車です。まだまだ扱うビルダーは限られているものの、全国のいすゞサービスセンターでの修理を受けられるなど、遠出が多く長い年月乗ることを前提としたキャンピングカーユーザー安心の一台となっています。

5.トヨタ ダイナ

カムロードベースのキャンピングカーのオプション選択で後輪ダブルタイヤを選択したときのベース車はトヨタダイナとなることがほとんどです。ただ、キャンピングカー用のセッティングがされていないため、乗り心地が劣るのが弱点といえるでしょう。

6.フィアット デュカト

海外のキャブコンの多くがこのフィアットの小型商用車、デュカトをベース車として採用しています。キャビンとシャシーだけの販売もあり各ビルダーが架装しやすいのも特徴です。

ちいさめキャブコン

馬力不足は否めませんが、コンパクトなボディで取り回しが楽な点がメリットです。
1.マツダボンゴ


出典:マツダ

2016年のモデルチェンジでリアがダブルタイヤからシングルタイヤへ、リアのタイヤ径が12から14へ、オートマチックミッションが4速から5速へと変化して乗り心地と出足の速さや燃費の向上という嬉しい変化を遂げました。

2.バネットトラック

リアのダブルタイヤに安定感を感じるベース車でしたが残念ながら生産が終了。アトラスF24(1.5tシリーズ)へ統合されたため、今後アトラスF24をベースとしたキャブコンが開発されるかもしれません。

おすすめキャブコン6選

年々快適度を増すキャブコン。今回は「車内で快適に過ごす」をテーマにおすすめ車種を選んでみました。その関係で各ビルダーの上位モデルが並んでいますが、上位モデルのイメージは廉価モデルにも引き継がれていますので、ぜひ各社の廉価モデルもチェックしてお気に入りの一台を探してみてください。

1.バンテック Zilクルーズ520

資金に余裕があるのなら間違いなくおすすめなのがバンテックのフラッグシップモデルであるこのZilクルーズ520。ダブルタイヤのいすゞエルフをベースとし、乗り心地がいいようにチューニングされているため乗り心地も上々。

トイレ、エアコン、温水設備、床暖房の他、充分な発電量を誇る400wソーラーパネルやアラウンドビューモニターまで標準装備されており、他に付け足すものはない!と思われる至極の一台となっています。

2.ナッツRV クレア5.3 EVOLUTION

4~5時間のアイドリングだけでバッテリーのフル充電が可能という画期的な電装システム「EVOシステム」を搭載した一台。外部電源の取れない場所でも安心して電化製品を使うことができるため、お出かけの幅が広がること間違いなしです。

3.東和モータース WOHN SIEBEN

家庭用エアコン、ソーラーパネル、電子レンジが標準装備になっている上位モデル。エンジン停止時でも3~4時間はエアコンを稼働させることが可能ですが、更に上級グレードである「EXCLUSIVE」は4~5時間のアイドリングだけでバッテリーのフル充電が可能という「EVOシステム」を搭載し外部電源がなくても安心です。バッテリー残量計も標準装備されているため様々な電化製品を動かしても不安がありません。

4.ファンルーチェ セレンゲティ

ハイエースベースのキャブコンの代表格といえるセレンゲティ。トラックベースのキャブコンとは異なりエンジン音が静かで走りもスムーズ。オプションでルームエアコンの選択も可能で、5mを切る全長の中に必要なものをうまく入れ込んでいるデザイン力と安全を考えた鋼製スペースフレームが秀逸。

5.NTB(日本特殊ボディー) ASAKAZE

いすゞBe-camの2tワイドがベースになっている一台。さすがにワイド車だけあり、室内も広々でゆったりくつろげます。標準装備の車載専用クーラー「i-Cool」は耐震性能が高く、サブバッテリーだけで9時間稼働できる優れもの。その他にもソーラーパネルや電子レンジ、シャワーも標準装備されていて憧れの一台といえますね。

6.AtoZ アミティ

ちいさめキャブコンの代名詞。1950mm×4690mmのコンパクトボディに様々なレイアウトパターンを用意し、2人から6人までの幅広い家族構成に対応できるのが魅力。インテリアコーディネーターによる可愛らしい室内もアミティらしさを演出しています。

キャブコンで出かけよう!


ルームエアコンやFFヒーターなど、一年を通して快適なキャンプが楽しめるキャブコン。フラッと遠出できる気楽さで、家族でのお出かけが楽しみになること間違いなしですよ。

Source: CAMP HACK