ソロキャンに限らない、「1人設営可能」というメリット
“1人で設営できるテント”というと、やはり1番に頭に浮かぶのはソロキャンプ用のテント。でも、“1人で設営できる”というのは、何もソロキャンプに限ったメリットにあらず!
目が離せない年頃の子供や、まだ設営の戦力にならず暇を持て余してしまう子供など……、子連れファミリーキャンパーにとっても大きなメリットがあるんです。
1人でテント設営できれば、役割分担できて実にスムーズ。1人がテント設営しながら、もう1人は子供の相手をしたり、一緒にチェア&テーブルを組み立てるなど同時進行も可能に。
そこで今回は、1人で設営できるだけでなく、家族4人が過ごせるファミリー向けテントについてリサーチしてみましたよ。
1人で設営しやすい4人用テント選びのポイントとは?
1人で設営する場合、やはり1番の難所はテントの立ち上げ時。その点では、1本のメインポールを立ち上げるだけのワンポールテントや、立ち上げに力が要らないエアー式のテントがオススメ。
ただし、あまり重量・高さのあるテント(コットン生地の大型ワンポール等)だと1人では立ち上がらないこともあるので、軽量かつなるべくコンパクトなタイプを選ぶと◎です。
特にクロスポールテントの場合、クロスした複数のポールを湾曲させつつ立ち上げるため、自分が持っているのと反対側のポールがピンから外れてしまう場合も。
ドーム型やトンネル型などポールにピンを差し込む形状のテントを選ぶ場合、いわゆる「I」型のピンタイプではなく、上の画像のような差し込む際に抵抗のある「クリップ」型を選ぶとより安全でスムーズ。
こんなテントがオススメ!1人で設営しやすい4人用テント5選
ゼインアーツ「ゼクーM」
一言で言うと、変形型ワンポールタイプシェルターである「ゼクーM」。端へ行くほど天井が低くて狭くなるワンポールテントの欠点を、3辺にA型フレームを追加することで改善しているんです。
開放感あるミドルシェルターとしても使え、付属のグランドシートでお座敷スタイルもOK。何よりクールなフォルムが大人気のテント。
ベースはワンポールテントと同じ……ということで、設営方法もシンプル。シェルターの6つの角のうち、長方形となる4つの角をペグダウンしたらセンターポールを立ち上げ。
残り2つの角をペグダウンしたら、外側3辺にA型のエクステンションフレームをセットすればほぼ完成。基本はワンポールテントと同じ設営方法なので大人1人での設営が可能です。
ただし、大人気のため入手困難な状態が続いており、欲しい人は公式サイトやインスタグラムを要チェック。
製品の詳細はこちら
ベルガンス「ウィグロLT4」
お次はノルウェー発アウトドアブランド「ベルガンス」の「ウィグロ」。ワンポールテントとドームテントの良いとこどりと言った構造で、4人用のインナーテントが付属しています。
テントは耐水圧3,000mm、インナーテントのボトムは雪にも強い耐水圧5,000mmと、厳冬期のキャンプにも安心のスペックを誇ります。天井部分から薪ストーブの煙突も出せるので、冬キャンプにピッタリのテント。
メインの大きな入り口のほか、小さめの入り口が2箇所あり、全て開け放すと通称「パッカーン」状態に。夏も涼しく過ごせるマルチぶり。
設営方法は、3本のサイドフレームをスリーブに通して付け根をペグダウン。後はセンターポールを立ち上げて残りの裾をペグダウン。耐風性を高めるために張網が多い点を除けば、1人で設営にオススメのテントです。
●インナーテントサイズ幅2.6m、奥行き2.25m、高さ1.6m、居住面積5.5m2
●重量:フライ/4.1kg、インナー/2.0kg
●ファブリック :フライテント/Siliconized Ripstop Nylon、耐水圧3000mm、インナーテント/Polyester Ripstop Fabric 耐水圧5000mm(床面)
●カラー:グリーン、レッド
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ハイランダー「ポップワンポールテント フィンガル」
なんとこちらは、この大きさでセンターポールとキャノピーポール以外はポップアップ式という変わり種! 別売の2人用インナーテント2つを設置しても余裕のリビング空間が広がります。
設営方法は、まずポップアップで広がったテントの3箇所をペグダウン。センターポールを立ち上げたら残り6箇所の角をペグダウンしてほぼ完成。1人でも約10分で設営完了という画期的な設計なんです。
撤収にはポップアップ式特有のコツがいりますが、慣れれば5分ほどでたためます。
さらに、秋冬キャンプに使いたい人にはこちらの30周年特別仕様モデルがオススメです。冷気をシャットアウトするスカート付きで、カラーもダークブラウンでトレンドにマッチ。
どちらも19,980円と、ハイランダーならではのリーズナブルな価格展開も魅力です。
●収納サイズ:直径約80×8cm(円盤状)
●本体生地:68Dポリエステル(190T)
●フレーム素材:スチール、グラスファイバー
●重量:約4.8kg
●本体耐水圧:2500mm
●インナー耐水圧:2000mm
●カラー:グリーン、ベージュ
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●収納サイズ:直径約80×8cm(円盤状)
●重量:約4.8kg
●耐水圧:2500mm(本体)
●素材:68Dポリエステル/190T(本体生地)、グラスファイバー(フレーム)、スチール(ポール)
●カラー:ダークブラウン
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ハイランダー「エアートンネル ルーミィ2」
ハイランダーからもう1つ、今度はさらに画期的なエアフレーム式のトンネル型テントです! 設営が簡単なことで人気なトンネル型かつエアフレームときたら、“1人設営のできるファミリーテント”に最強のテントかもしれません……!
設営方法は、まず幕を広げたら片方の終端2箇所をペグダウン。4本のフレーム裾部分に付属の手動式ポンプで空気を注入して、立ち上がったら残りの端をペグダウンしてほぼ完成。
ポールがない分作業は単純ですが、空気の通り道を確保しながら空気を入れる必要があったり、そもそも何度もポンプするのには体力が必要なのでそのあたりは過信しすぎないようにしましょう。
撤収時は、栓を抜くとあっという間に勝手に空気が抜けていくので手間要らず。4人が寝られる付属のインナーテントは、左右どちらの端にも設置でき、マルチに使えるシェルターです。
コスパも優秀なだけに本体生地の厚さは68Dとこのサイズのテントとしては薄め。遮光性には期待できないので真夏だと幕内は熱くなりやすいはずです。このあたりを判断材料にぜひ検討してみてはいかがでしょう!
●収納サイズ:約W72×H44×D44cm
●重量:約18.8kg
●耐水圧:PU2000(本体、インナーテント(床面))
●素材:190Tポリエステル/68D(本体生地、収納袋)、185Tポリエステル(インナーテント)、TPU(チューブ)、PE(カバー)
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ケシュア「エアーテント エアー セカンズ ファミリー 4.2XL」
最後はポップアップ・ワンタッチと言えば……のケシュアからエアフレームテントのご紹介。ハイランダー「ルーミー2」に比べると小ぶりですが、付属の2人用インナーテント2つを両サイドに設置しても中央にリビングルームが確保でき、4人家族なら十分な居住性。
設営方法はルーミー2とほぼ同じ。ルーミーより小ぶりな分、空気を注入する作業もかなりラクに。かつ、フライは耐水圧2,000mm、グランドシートは耐水圧5,000mmとハイスペック。
ケシュア独自の「FRESH&BLACK」テクノロジーで日中でも99%の遮光性を発揮。UPF50+で紫外線もしっかりカットし、夏でも涼しく過ごせるテントです。
●収納サイズ: 75x39x39 cm
●重量: 17.9 kg
●耐風性: 最大 60km/h (風力 7
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インスタでもアンケートをとってみた!
そして今回は実際の声を知るべくインスタグラムのストーリーズでアンケートも実施! およそ100人のファミリーキャンパーの皆さんの、リアルな声を集めてみましたよ。
ワンポールテントやエアー式テントが上位にランクインするのでは……? という予想を大きく覆す意外な結果に! 立てやすさだけでなく、コスパの高さや居住性の高さがより優先される選出でした。
栄えある第1位は同票でこの2つ!「カマボコテント」&「アメニティドーム」
【 DOD「カマボコテント 3(M)」 】
初代の登場以来、アップデートしつつ現在3代目。リーズナブルかつ居住性の高いトンネル型テントとして、その人気は衰え知らず。今(2020年11月20日現在)も抽選販売でしか購入できないテントです。
「この大きさで1人で立てられるの?」と驚いてしまいますが、4本のポールをスリーブに通し、テント終端のループにペグを差し込んだら、手前のポールから順に起こしていくだけ。
手前のポールを引っ張りながら起こすときに、後ろの3本のポールも連動して立ち上がってくるので、1人でも立ち上げ作業が簡単なんです。インナーテントも吊り下げ式だから、5人用の寝室があっという間に完成。
スカートもしっかり装備、寝室の約2倍の広大なリビングで、冬のおこもりキャンプにもピッタリ。
DOD公式オンラインストアはこちら
【 スノーピーク「アメニティドーム M・L」 】
そしてこちらはもはや説明不要とも言えるスノーピークのベストセラーテント。キャンプの入門テントとして不動の人気を誇ります。
Mなら大人2人&子供3人、Lなら大人4人&子供2人が就寝できる寝室と、前室と跳ね上げ式のキャノピーがついて、タープなしでもOK。
シンプルなクロスポール構造と、比較的高さがない(M/150cm・L/165cm)点が1人でも立ち上げやすいポイント。ただし、ピンが「I」型のため、反対側のピンがポールから抜けないよう十分に注意しましょう。
また、各接続部分が色分けされ、感覚的に設営できるシステムも便利。1人で立てる際に何度も説明書を見なくて済みますね。
●サイズ:505×280×150cm
●収納サイズ:74×22×25(h)cm
●重量:8kg
●フライ耐水圧:ミニマム値/1,800mm
●ボトム耐水圧:ミニマム値/1,800mm
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●サイズ:540×310×165(h)cm
●収納サイズ:73×23×27(h)cm
●重量:9.8kg
●室内高:165cm
●フライ耐水圧:ミニマム値/1800mm
●ボトム耐水圧:ミニマム値/1800mm
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第2位 コールマン「タフスクリーン 2ルームハウス+」
続く第2位は2ルームシェルタータイプ。ベースは「タフスクリーン2ルームハウス」とほぼ同じですが、『ダークルーム(TM)テクノロジー』によって90%以上の遮光性を実現したテントで、クロスポールを立ち上げる構造です。
けれど、図のように手前2箇所のポールを、アシストクリップでしっかりと固定してから反対側を立ち上げるので比較的スムーズ。このシステムによりコールマン公式サイトにも「1人でもスムーズに設営できます」とのこと!
また、高さが215cmあるリビングに比べ寝室部分は170cm。居住性は確保しつつテントを吊り下げやすいのも魅力です。
第3位 テンマクデザイン「サーカスTC BIG」
そしてやっと登場しました、ワンポールテント! メッシュインナーテントやグランドシートはオプションとなりますが、サーカスTCの大きめサイズ版「BIG」なら大人4人がゆったり過ごせます。
コットン混紡のTC生地使用で、結露しにくく通気性&遮光性も抜群。夏は涼しく冬は暖気を逃しません。
ワンポールというだけでなく、キレイに貼るための設営ガイドが立てやすさのポイントに。五角形の布の中心のペグから各角へ合わせてテープを伸ばし、テープの先端へペグを打っていくだけ。
2ルームシェルターやトンネルタイプに比べると居住性は下がるものの、やはり設営の簡単さはワンポールテントが優位。
●収納サイズ(約):25×67cm
●重量:(約)10.88kg(本体・張り網6,450g、ポール2,360g)
●素材: [本体] コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) [裾部(スカート)] ポリエステル [ポール] スチール製5本継ぎ(32mm/280cm)×1本
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第4位 「ピルツ15 T/C」&「レイサ6」
【 ogawa「ピルツ15 T/C」】
そして続いてワンポールテントがランクイン。ティピー型テントブームの先駆けとも言えるピルツシリーズの最新版。裾をペグダウンしたらセンターポールを立ち上げるだけのシンプル構造が人気です。
こちらも夏涼しく冬暖かいTC生地を使用。ボトムが八角形でより広い居住面積を誇り、最大8人に対応の大型テント。
さらに、もう1つ人気の理由はストーブ用の煙突ホールを装備している点。薪ストーブデビューしたいファミリーにもぜひオススメしたいテントです。
●パッキング 90×40×35cm
●重量:幕体:約13.4kg、ポール:約4.2kg
●フライ耐水圧:350mm
●グランドシート耐水圧:1,800mm
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【 ノルディスク「レイサ6」】
同率4位には再びトンネル型テントの「レイサ6」がランクイン。中央にリビングを確保しながら、4人用・2人用の2種類のインナーを左右に設置できて、最大6人が就寝できる広大な居住スペースが人気のテントです。
設営方法は1位のカマボコテントとほぼ同じなので、こちらもかなり立てやすいテント。
ただし、スカートが付属しておらず冬キャンプで寒いのが欠点とされてきましたが、このほど新たにスカート付きバージョンが登場!
正面入り口には、ジップ開閉式の三角形のサイドパネルも装備。死角のないテントにアップデートしています。
●サイズ:645×295×H210cm
●収納サイズ:35×70cm
●耐水性:フライシート3000mm、床8000mm
●重量:17kg
●カラー:PUDusty Green、beige
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1人設営で効率よく、子供も一緒に楽しめるキャンプを!
楽しい思い出作りのためのキャンプ。両親とも設営に必死で、子供から目を離してしまったり、退屈したまま待たせるだけでは本末転倒ですよね。
この記事を参考に1人でも設営できるテントを手に入れて、効率よく、子供も一緒に楽しめるキャンプを実現してくださいね!
他にもこんなテントたちが!
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Source: CAMP HACK
ケシュア速報!初心者をハッピーにする「簡単・快適・お手頃価格」な新製品【アウトドア通信.130】
ケシュアのNEWアイテム続々登場中!
フランスのアウトドアブランド「ケシュア」より、2018年の新作アイテムが続々登場中! 快適なキャンプを楽しむための機能性と、ポップなデザインが今年の春夏をアツくさせるラインナップになっています。
デザインから生産まですべて自社で担っているためお値段は控えめと、見逃せない内容に。まずはケシュアの今年”イチ押し”アイテムからご紹介していきます。
イチ押し新作!ポップアップテント「2 SECONDS XL FRESH&BLACK」
今年のケシュアのイチ押しは、ポップアップテント「2 SECONDS XL FRESH&BLACK」。2人用(145×210cm)と3人用(210×210cm)サイズがラインナップしています。※サイズは、寝室部分のみの大きさ。
このテントの注目ポイントは3つ! ポップアップならではの機能をご紹介します。
ポイント①設営はたったの約2秒!
ポップアップテントの最大の利点と言えば、設営・撤収が簡単なこと。ポールを通したりの難しい作業は一切ありません。
収納袋から取り出し、バックルを外すだけで簡単に自立型テントの完成! さらに重量は4.3kg(2人用)と、女性やお子さんでもチャレンジしていただけるのではないでしょうか。
撤収もガイドラインに沿ってまとめるだけなので、ポップアップ式にありがちな「片付けかたが分からない!」なんて事態には陥りずらくなっています。
ポイント②インナーはぐっすり眠れる遮光生地を使用
外観だけ見ると爽やかなブルーが印象的なテントですが、テント内が実力派な仕様に。
インナーテントの生地には「FRESH&BLACK」という遮光性に優れたテクノロジーを採用しているので、テント内は真っ暗。真昼でも99%の暗さを実現し、夏場のジリジリとした暑さも和らげてくれます。
ポイント③お財布にやさしい価格!
2人用は,900(税込)3人用は,900(税込)と、初めての一張りにも取り入れやすいお値段です。さらに2年間の耐用年数を保障されています。防水性も確保され、ファミリーキャンプに対応できるスペックは魅力的ですね。
自立型テント「ARPENAZ PRINT FRESH&BLACK」
こちらはポールを使用する自立型テント「ARPENAZ PRINT FRESH&BLACK」。寝室サイズは190×200cm、高さ121cmと家族3人での使用にぴったりです。
このテントの最大の魅力は、他にはないこのデザイン。しっかりと存在感を発揮してくれるので、夏場の込み合うキャンプ場やフェスでも迷子になる心配がありませんね!
こちらのモデルもインナーテントには、FRESH&BLACKを使用。これからの季節、朝日が差し込む時間が早くなりますが、これなら満足な睡眠がとれそうです。
収納サイズは57×16×16cm、重量3.2kgとフェスなどイベントにも持ち運びしやすいサイズも魅力的です。
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テント内も外も活躍「キャンプ ランタン・ライト BL 200LUMEN」
200ルーメンのLEDライトは、置き型としてまたはフックで吊り下げ式としてしても使用できます。
モードは、30ルーメンのレッドライトと通常モードの80/200ルーメンで明るさが調節可能。
200ルーメンで最大7時間30分稼動できるので、1回の充電で1泊2日のキャンプは楽しめそうですね。バッテリーの残量も確認できるので、急な電源切れの心配もありません。
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日常使いにも!「キャンプ レジャーシート PRINT」
厚手のレジャーシートは、使用サイズ 140cmx170cm、収納サイズは38cmx9cm。くるっと丸めて持ち運びできるのでピクニックや運動会など普段使いにも◎。
素材には耐磨耗性の新素材を使用、両面に撥水加工がされているので水気を弾いてくれます。
厚手なので、テント内に敷きフロアマットとしての使用にも。お子さんが喜びそうな恐竜柄がキュートです。
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キャンプを彩るなら「キャンプ レジャーシート コンフォート XL」
さらにビッグサイズの「キャンプ レジャーシート コンフォート XL」には新柄が登場! 使用サイズは170cmx210cmと大人4人が座っても余裕があるサイズ感。
新柄は、キャンプ好きのアナタにまさにぴったりな「キャンプ柄」。焚き火やテントが描かれているレジャーシートは見ているだけでもワクワクしてきますね。
製品の詳細はこちら
気になる製品はありましたか? ケシュア独自の機能性とデザインにこれからも要注目です。
CAMP HACKトップはこちら
CAMP HACKトップページではアウトドアアイテム情報も満載! ぜひチェックしてみてください。
Source: CAMP HACK
まずはここから!「はじめのひと張り」におすすめ初心者向けテント15選
テントをお探し中ならチェックしよう!「はじめのひと張りガイド」
暖かくなって、今年こそキャンプデビュー!とウズウズしている人も多いのでは? キャンプ用品の中で最も失敗したくないもののひとつが、テント。でも種類も多くてよくわからない、初心者でもたてられるのは一体どれ……?
そんなビギナーの疑問に応えるべく、「はじめのひと張り」におすすめのテントを集めてみました。定番から、広さ重視のテント、ワンタッチ設営が可能なテント、見た目も諦めたくない方におすすめテントなどなど、是非品定めしてみてください。
まずは定番中の定番!リーズナブル&設営が簡単なテントたち
はじめてのテントは、設営が楽なベーシックなものがおすすめです。最初から重いコットンテントや、ポールを何本もクロスさせて立ち上げるような巨大テントを選んでしまうと、設営にばかり時間が取られて、キャンプを楽しむ時間がなくなってしまいます。
手元に届いたら近所の公園などで「試し張り」をしておくと、キャンプ当日の設営がスムーズですよ。
【コールマン タフドーム/240】
1人でもたてられるほどの簡単設営ながら、家族3人が余裕で寝られる広さ。メインポールは頑丈なアルミ合金。ファーストテントでもしっかりと耐久性のあるものを選びたいなら、間違いないテントです。
●収納時サイズ:直径20×72cm
●重量:7.5kg
●材質:フライ/75Dポリエステルタフタ、メインポール/アルミ合金
●耐水圧:フライ・フロア/2,000mm
とりあえず検品がてら庭で張ってみました。感想は…デカいw 実は今までテントは2人用の山岳用のものしか持っていなかったんですが…コレは室内空間は倍以上あります。
出典:Amazon
【スノーピーク アメニティドームS】
スノーピークのテントの中でも初心者向けにラインアップされている、アメニティドーム。風に強い流線型のフォルムからコンパクトに見えますが、内部空間は見た目以上の広さで快適。S・M・Lの3サイズから選択可能です。
●収納サイズ:58×18×23cm
●重量:5kg
●素材:フライ/75Dポリエステルタフタ
●耐水圧:1,800mm(ミニマム)
初めてのテント設置で不安でしたが 難しくないです。2回目には余裕で出来そうです。テント内も大人2人+中学生(デカイ)1人で充分でした。夜からヒドイ暴風雨になり 心配でしたが 感心する頑丈さ。乾きも早く煩わしさを全く感じないので キャンプに行く頻度が増えそうです。
出典:Amazon
【ロゴス Tepee ナバホ400】
見た目もかわいらしくキャンプ感満載なティピ型テントは、ポール1本で立てられるのでビギナーにおすすめ。ポップなルックスながらフロア耐水圧3,000mmと、スペックもバッチリです。
●収納サイズ:56×21×21cm
●重量:5.8kg
●素材:フライ/難燃性ポリエステルタフタ
●耐水圧:フライ/1,600mm、フロア/3,000mm
構造はとても単純で、インナーに6本ペグを打って地面に固定し、フライシートをかぶせた後テント内にもぐり込み、真ん中に一本ポールを立てるだけで形になります。そのあとフライシートのロープにペグを6本打って張らないといけないので、合計12本ペグを打つことが必要です。他のテントのようにポールを2~3本通してしならせたりする作業に自信のない方で、ペグ打ちが苦にならない人にはお勧めです。
出典:Amazon
【キャプテンスタッグ クレセントドーム】
まずは基本の「き」からチャレンジしたいという人には、価格も手頃なものがおすすめ。近場のデイキャンプで試し張りをするなど練習を重ねてから、連泊対応のテントに進むと良いでしょう。
●収納サイズ:66x14x14cm
●重量:2.5kg
●素材:フライ/ナイロン190T、ポール/グラスファイバー7mm
初めての設置も10分くらいでした。メッシュ窓があるので通気性も良くて快適です。
価格の割にフライも付いてますし良く出来てます。 2〜3人用テントなのに収納時は寝袋よりコンパクトになるのは驚きました。
出典:Amazon
タープいらずの広さが魅力。設営も単純な欲張りテントたち
ビギナーとは言え人数が多いキャンプなら、それなりのスペースが必要です。そこでおすすめなのが、設営簡単かつ居住空間も広いタイプ。
大きなテントは持ち運びも設営も大変というイメージですが、最近はリビングと寝室が一体化している2ルームテントでも20kg未満のものも増え、大人数でのキャンプを気軽に楽しみやすくなっています。
【コールマン タフスクリーン2ルームハウス】
タープを連結させる必要のない寝室+リビング一体型のテントは、暖房効率も良く寒い季節におすすめ。メッシュにすれば夏場は熱気がこもりません。前モデルより軽くなった分設営はスムーズに、ポールの素材もより耐久性の高いものに変わった最強2ルームテント。
●収納時サイズ:径30×74cm
●重量:16kg
●材質:フライ/5Dポリエステルタフタ、メインポール/アルミ合金
●耐水圧:フライ・フロア/2,000mm
【スノーピーク リビングシェルロングpro.】
基本はシェルター(スクリーンタープ)ですが、オプションのインナーを取り付ければテントとしても使用可能。シチュエーションに合わせた使い方ができるので、日帰りのデイキャンプ・連泊キャンプどちらも行くという人には、このタイプがおすすめです。
●収納時サイズ:80×28×30cm
●重量:18.6kg
●素材:フライ/150Dポリエステルオックス
●耐水圧:フライ/3,000mm(ルーフ)・1,800mm(ウォール)
少なくとも男性一人でも設営は本当にシンプル。慣れれば30分でペグ打ちも終わります。設営撤収の簡単さ、居住性、耐風性、デザイン(好み)vs値段を使用頻度で考えるってところでしょうか?
出典:Amazon
【ロゴス グランベーシック トンネルドーム XL-AG】
最近の2ルームテントの主流となりつつある、トンネル型。広々快適でサイズは大きいものの、設営はポール3本を横に通して立ち上げるだけと、至ってシンプル。組立・撤収ともにスムーズで、ビギナーにも扱いやすいテントです。
●収納サイズ:72×33×33cm
●重量:14.7kg
●素材:フライ/難燃性150Dポリエステルオックスフォード、フレーム/7075超々ジュラルミン
●耐水圧:2,000mm(フライ)・3,000mm(フロア)
【ドッペルギャンガー ワンタッチビッグダディ】
やはりワンタッチにかなう楽チン設営はありません。なんと、2ルームテントがワンタッチでたてられるという、画期的すぎるアイテムが登場!
あらかじめ本体とポールが一体になっているので、基本は紐を引いて立ち上げ、必要箇所をロックするだけ。設営に時間を取られることなく、キャンプを楽しめそうです!
●サイズ:730×350×195cm
●収納サイズ:110×30×30cm
●重量:20.5kg
●材質:ルーフシード/アウター:75D190Tポリエステル、フレーム/スチール
●耐水圧:2,000mm(ルーフシールド・アウターシート)、5,000mm(フロア)
設営で迷わない!ビギナーに嬉しいワンタッチテント
はじめてのキャンプで一番テンションが下がるのが、テントが上手くたてられない時。イライラが連鎖して最悪のムードにならないように、設営面に特に不安がある人はテクいらずのワンタッチテントがおすすめです。基本は傘を開くのと同じ要領なので、コツさえ掴めば大丈夫!
【ケシュア2 SECONDS XL AIR III】
袋から取り出して広げるだけという簡単ポップアップ式ながら、寝室と前室の2ルーム構造。前室があると、急な雨でも荷物を置くスペースにできたりと便利です。
●収納サイズ:直径89cm
●重量:5.2kg
●材質:フライ/PUコーティングポリエステル、ポール/グラスファイバー
●耐水圧:1,000mm
収納袋から取り出して数秒で張ることができます。ペグの打ち込みまでやっても5分も掛からない。畳む時も数分でできますが、広げる時に比べてコツが要るので慣れるまでは手こずるかもしれません。通風孔は4方向に付けられており、大きく開放する事もできるので風通しは非常に良いです。
出典:Amazon
【ドッペルギャンガーアウトドア プレミアムワンタッチテント】
収納袋から取り出し、傘を広げるようにパッと設営できるワンタッチシステム。前室部分のポールもスリーブを通すだけのシンプル設計なので、迷うことなく簡単に設営ができます。
●収納サイズ:107×23×23cm
●重量:9.1kg
●材質:フライ/150D/OXポリエステル
●耐水圧:2,000mm/アウター、5,000mm/フロア
一泊キャンプが多いのでとにかく設営、撤収に時間と労力をかけたくありません。フレームとインナーテントが一体ですので、ポールをスリーブに通して…といった地味に面倒な作業がなくそれだけでも非常に助かります。
出典:Amazon
【ドッペルギャンガーアウトドア 2人用 ワンタッチテント】
誰でも簡単、瞬時に設営することができるワンタッチテント。設営方法はテントを地面に広げてテント上部のロープを引っ張るだけ。ポールを組み立てる作業や、分解の作業は一切不要です。
●本体重量:2.4kg
●収納サイズ:650 ×直径150mm
●収容可能人数:2名(大人2名)
●材質:トップ:210Tポリエステルリップストップ
ソロキャンプ、サンシェードとして購入しました。ソロキャンプの使用としては、荷物をテント内に入れると大人1人で余裕があり、2人となるとギリギリな感じです。朝起きると、朝つゆでグチョグチョでした。テントの中に少し染み出してきていたので、タープとの併用がオススメです。
総合的には大満足で値段以上です。
出典:Amazon
初心者でも見た目にはこだわりたい!
ビギナーでもベーシックにこだわらず、ちょっと目立てるテントが欲しい!という人には、少し個性的なテントをご紹介。自由に楽しむのがキャンプの醍醐味。お気に入りのフォルム・色のテントを張れば、その分達成感も倍増!
【テンマクデザイン×こいしゆうか CAMPANDA「PANDA」】
トンガリフォルムと目立ち度大な赤がかわいい通称「パンダテント」。四角錘で内部は広々、コットも置けます。重量2kg未満と、ソロキャンプでも使い勝手◎。
●重量:2.1kg
●材質:フライ40Dナイロンリップストップ
●耐水圧:1,500mm
四角錐のワンポールテントなので、フライの四隅をペグダウンして、ポールを立てたら完成です。ここまで5分。ハーフインナーの底の四隅にもバックルが付いているので、フライのバックルにカチッと固定。後はフライの頂天の内側に付いてるバックルとフライのテッペンのバックルをカチッと固定したら完成です。計10分です。超簡単です。
出典:おだづもっこのキャンプ日記
【テンマクデザイン サーカスTC】
コットン素材のティピ型テントには独特の風合いがありますが、ビギナーには少々扱いづらい点も。その点綿混紡のサーカスTCは、携行性・遮光性・通気性すべてを両立! 見た目良し機能良しで人気のテントです。
●サイズ:420×420×280cm
●重量:8.58kg
【ニーモ・イクイップメント バンガローストーム 4P】
ビギナーでも「他とかぶらないこと」にこだわりたい人は、王道とは一味ちがうメーカーのテントがおすすめ。ニーモはトレッキングやツーリングで使われることの多い軽量テントですが、もちろんキャンプ泊可能なタイプもありますよ。
●重量:4.75kg
●材質:フライ/68D PUポリエステル
クロスしたポール2本とヘッドクリアランスを出す為の短めのポール2本の4本の構成。入り口は左右でメッシュとパネルの切り替えが出来、換気パターンを細かく設定できるのは嬉しいですね。室内は奥行き229cm×幅254cm=約5.8㎡となっており、大きい男性が4人寝ても申し分ない広さ。あぐらをかいて四隅に座ってもクリアランスが高いので、窮屈感もありません。
出典:moderate
【コールマン クラシックテント/300】
昔懐かしいロッジ型のテントも人気。クラシカルな雰囲気のテントを選ぶと、それに合うクーラーボックス・ジャグ・ランタンなど、サブギア選びも楽しいですよ! ヴィンテージギアの魅力にハマってしまうかも・・・?
●収納時サイズ:直径27×98cm
●重量:15.8kg
●材質:インナー・ルーフフライ/コットン混紡ポリエステル
納得のファーストテントを手に入れよう!
あなたのイメージしている条件に合うテントはありましたか? 友達と恋人と家族とアウトドアを長く楽しむには、最初が肝心。キャンプへ行く人数・場所・時季を考慮して、無理がない自分にぴったりのテントを見つけてくださいね!
Find Your First Tent Perfectly!
ファーストテント、ぬかりなく選ぼう!
Source: CAMP HACK