売り切れていたあのテントを入手できたので、レポートします
間違いなく今年のキャンプ業界の盛り上がりの渦中の存在となった、こちらのテント。唯一無二の存在感を放つ大型幕、サバティカルの「スカイパイロットTC」。
発売直後から売り切れが続いていましたが、ようやく1つだけ現物を入手! このタイミングは逃せない! と実物を張って色々と体感してきました。
今回テストを行う筆者は、どちらかと言えば荷物は少なくしたい軽量派キャンパー。グランピングを匂わせる豪勢なテントには興味がないタイプです。
そんなどこか半信半疑な筆者だからこそ見える正直な景色があるのでは? ということで、決して礼賛オンリーではない使用者のリアルなレポートをお楽しみください!
2019年を盛り上げてくれた「サバティカル」
そもそも「サバティカル」を知らない方のために簡単な説明を。2019年の夏に彗星の如く登場したサバティカルは、キャンパーなら誰でも一度はお世話になったことがあるであろう、アウトドアディーラー「エイアンドエフ社」のオリジナルレーベルです。それゆえ、製品に対する信頼感や安心感は抜群。
また「地球の道具」というコンセプトの元にアイテムが作られており、そのダイナミックでヘヴィーデューティなアプローチが男性キャンパーの心に刺さりまくっています。
そんなサバティカルのフラグシップモデルを張ってみた
重さはずっしり22.4kg
まず最初に感じたのはやはり「重い……」ということ。総重量は22.4kgと小学生の子ども一人くらいある。その重さと大きさにはやはり面を食らいます。
しかしこれは異常に重たいということではないです。他社のこのクラスのテントを扱ったことがある人やコットンテントを愛用している人なら恐らくすぐ慣れるでしょう。
中身は幕本体とポールがメインポール(270cm)とサブポール4本(180cm)の5本、ペグとガイライン。意外とシンプルなアイテム構成にホッとしました。
幕本体が巨大なので、最初は全体の構成を把握するまでに少し時間が掛かります。見極めたところで、いざペグダウン! 設営スタート。
まずはグレーのコードのところにペグを打ち付けていきます。
設営は二人以上で行うこと
今回は撮影の都合上、一人での設営になってしまいましたが、取扱説明書では「設営、撤収は二人以上で行う」とのこと。これだけ大きい幕ですから、数人で協力して設営しましょう。
4箇所をペグダウンできたら、第一段階終了です。
センターポールを持って裾から中へ。
センターポールを所定の場所に立てれば、あっという間に自立してくれます。こうなるとより頭の中で完成した姿を思い描きながら進められますね。
続いてガイラインを付けて引っ張ってペグダウンしていきます。ある程度ガイラインを引いて、幕自体にハリが出てきたらサイドポールを中から立てていきますよ。
中からサイドポールを立てた際は、この様に先端を外に突き出します。
そこにガイラインを結わいてペグダウンすることで、サイドポールも自立。そのあと先端部分にはレインカバーを巻けば、雨が浸水することも防げます。
初張り達成!
そうして立ち上がったのがこちらの状態。初張りにしては上々? 一人で行ったので設営時間はおよそ75分ほど掛かってしまいました……。
それなりに慣れているつもりでしたが、改めて「二人以上での設営」は必須だと痛感。人数が確保でき、構造が理解できていたら30分以内で張れるのではないでしょうか。
取扱説明書がめちゃくちゃ親切
ここでぜひ取り上げさせてもらいたいのが、サバティカル公式サイトに掲載されている取扱説明書。この内容がカラーイラストで紹介されていて、とても分かりやすいんです。
内容物の紹介から、設営の手順やたたみ方の手順もすべてイラストで、感覚的に伝わるので今回の設営・撤収も迷いが少なく済みました。
取扱説明書はこちら
何しろ広いので、細かいところを見てみよう
まずメインの入り口は二重仕様となっており、メッシュのみでも使用可能です。
ロールアップのパーツがそれぞれに付いているのも気が利いていますね。
スカート部分にも、ロールアップ用のパーツが付いているので不要の時は収納可能。
暖かい時期はこれくらい解放してても気持ちいいかもしれません。右手前のパネルもペグを外すことでしまえるため、さらに開放感ある仕様に変更も可能。夏のキャンプのリビングスペースには最高ですね。
内部は広々。6〜8人くらいなら余裕で居住できそうなスペースです。また〈フォレストグリーン〉と〈ライトベージュ〉の2色展開ですが、今回張った〈ライトベージュ〉は内部も明るくていいですね。足を組んで偉そうに座っていますが、大分疲れています……(笑)。
センターポール内部のベンチレーションは手が届かないため、開閉用のジップに取っ手が付いています。これを使えば背が低い方でも脚立や台座を使わずに開け閉め可能。
ベンチレーションの外側はよくある手動で立てないといけないシステムになっているので、個々の部分は常に開けておくのがいいかもしれませんね。
内部の使用で一番いいなと思ったのがこのハンガーテープ。センターポールのところにフックを引っ掛けるホールがあり、ランタンなどの吊り下げが可能に。
シェルター内でやり場がなく、やむなく置いたり、収まりの悪いところに引っ掛けたりしていた物が、これさえあれば綺麗にまとまります! かゆいところに手が届いてますね。
空間の有効活用がスゴい
4本のサブポールによって内部の空間を最大限に確保しているので、面積に対してデッドスペースはほぼ皆無。しかも、付属のハンガーテープによって空中までも有効活用。この無駄なスペースが一切ない工夫にはあっぱれです!
ファミリーや多くのキャンプ仲間がいるシチュエーションで、リビングスペースとして最大のポテンシャルを発揮してくれることでしょう。
張り方・使い方のパターンを考察
初張りということで、思ったよりも時間が掛かってしまい、あえなく日没コールド。いろんな張り方を自分自身の手で検証してみたかったのですが、それは次回に。
ということで、インスタグラムからユーザーさんのモデルケースを拝借。スカイパイロットTCの可能性を探ります。
ポールを追加して開放感あるサイト作りに
どちらもポールをプラスして、よりオープンな雰囲気に。リビングスペースを贅沢に確保しつつ、開放的にキャンプを楽しんでいるのがわかります。
ハンガーストラップの有用性も伺えますし、この幕の自由度の高さをファニーに表しています。ただ一点、この形態にすると1つの幕に対するポールの本数の多さが気になるところです。居住スペースとした時に立ち回りがいかがなものか、実際に張って検討したいですね。
こちらも個性的なオープン仕様。ウィングのようにシンメトリーに開くことで、この幕の持つデザインの美しさと完成度の高さが際立っています。
こちらのカラーだと中の明るさがどのくらいなのか気になるところです。
共有リビングの宴会幕として
個人的な理想でいうとこの使い方。テントは横に立てて、こちらを共有リビングスペースとして使っています。いわゆる宴会幕といったところでしょうか。大きさ的にも大人数での使用を前提としているので、設営や片付けもみんなでわーっとやった方がラクですしね(笑)。
6人用の大型幕でU-10万は安いのか?
サバティカルの評判でもう1つよく耳にするのがコスパの高さ。実際にそうなのか? このクラスの幕と比較してみました。
スノーピーク 「スピアヘッドPro.M」 ¥128000
●重量:13.5kg
●セット内容:タープ本体、フレーム長(×3)、フレーム短(×3)、ポール(×1)、ジュラルミンペグ(×33)、自在付ロープ(3m×6、2.5×6、2m×6)、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
●対応人数: 6名
●UVカット加工
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ノルディスク 「アスガルド12」 ¥118000
●収納サイズ:縦95x直径30cm
●材質:ポリエステル65%、コットン35%(フライシート)
●重量:21kg
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小川キャンル 「ツインピルツフォークT/C」 ¥95000
●収納サイズ::65×35×30cm
●重量:幕体/約8.4kg、ポール/約1.7kg
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テンマクデザイン 「サーカス720ss」 ¥79800
●組立サイズ:
フライシート (約)7,200 × 3,600 × 2,200(高)mm
サイドウォール (約)3,500 × 1,600(高)mm
●総重量:(約)23.1kg(ペグ/張り綱/収納ケース含む)
●本体重量:(約)19.1kg(フライ/サイドウォール/ポール)
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サバティカル 「スカイパイロットTC」 ¥76800
詳細はこちら
他ブランドの6人用シェルターで主要どころを並べてみましたが、税抜き価格からして確かに安い! もちろんそれぞれの良し悪しはありますが、ここはあくまでも価格での比較。コスパの高さは噂通りといって間違いないでしょう。
以上をもって思うこと
やはりコスパがいい。そして、例えば友人が使っていたら、カッコいいな! 欲しいな! なんてきっと思うでしょう。キャンプでみんなをもてなしたい、サイト作りをおしゃれにしたい、究極モテたい! そんな人には抜群にオススメのアイテムです。
下心やカッコつける気持ちがあってもいいじゃないですか。純粋に道具として格好いいんですから、そのアドバンテージを大いに楽しんでもらいたい。おしゃれなファッションキャンパーが増えている中、時代のニーズに合ったテントとも言えるのではないでしょうか。
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Source: CAMP HACK
「A型テント」「トンネル型」に続き、次なるブームはこの3つの新世代タイプ!?
テントもシェルターも絶賛進化中!
毎年多くのブランドから発表される、新作テントやシェルター。これまではドームテント・ワンポールテント・オープンタープ・ツーポールシェルターなど比較的明確にカテゴライズできるアイテムがほとんどでしたが、ここへきてちょっと新たな傾向が!
それは、定番のフォルムをベースにしつつ、より快適性向上のための工夫がなされていたり、斬新なデザインのものが増えたということ。今や既存の枠には収まりきらないテントやシェルターが、じつに豊富です。
そこで、分類してみました
そんな既存の分類に属さない幕たちを3つにジャンル分けし、整理してみました。あくまで独断ではありますが、新たな幕選びの参考にぜひどうぞ!
三角錐をちょいと広げて快適化!「進化型ワンポール」
設営のしやすさやデザイン性で人気の、ワンポールテント。それをベースにサイドパネルの一部を立ち上げるなどして、内部空間の狭さというデメリットを改善したのが進化型ワンポール。
より快適性が高まったうえ、ビジュアルもトレンド感があり今後人気上昇の予感です。
代表例1:サバティカル モーニンググローリーTC
まずは今秋発売された新ブランド・サバティカルのモーニンググローリーTC。メインのほかフロントに3本のサブポールを使うことで、前面に広いスペースを確保できます。オプションのインナーを使えば2ルームシェルターにもなる機能性も、大きな特徴です。
詳しくはこちら
代表例2:セインアーツ ゼクーM
●素材:75Dシリコーンポリエステルリップ・カラーPU加工(耐水圧1500mm)
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代表例3:スノーピーク スピアヘッド
進化型ワンポールをいち早くリリースしていた国内ブランドが、スノーピーク。フレームを追加しスペースを拡張する画期的なシェルターとして、2017年の発売当時話題になりました。
ジッパーを使ってスピアヘッド同士を連結させるドッキングスタイルなど、快適な居住性はもちろん斬新な特徴やビジュアルも魅力です!
●重量:13.5kg
●素材:本体/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1800mmミニマム・テフロン加工、UV加工、フレーム/ジュラルミンA7001、ポール/A6061
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代表例4:ベルガンス ウィグロ
同系統の老舗テントといえば、ベルガンスのウィグロ。ノルウェーのブランドだけあり厳冬期にも対応するハイスペックテントとして、冬の雪中キャンプでも使われる頼もしい一幕です。
フォルムはスピアヘッド同様円錐形に近く、高すぎず低すぎずの絶妙な設計。内部空間を圧迫することなく、耐風性も備えます。
●重量:2.0kg
●素材:リップストップポリエステル 耐水圧5000mm(床面)
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代表例5:ローベンス カイオワ
上記のテントやシェルターとはちょっと違う拡張性が図られているのが、ローベンスのカイオワ。テント側面に備えられた大型のフロントポーチが特徴的で、前室と呼ぶには広すぎるほどのワイドスペース!
入口をジッパーで覆えば、風をしっかりシャットアウト。内部から閉塞感を感じないよう、外が見えるサイドウインドウも付いています。
●重量:23.4kg
●素材:本体/ハイドロテックスポリコットン(35%コットン/65%ポリエステル)、ポール/アルミ、グラウンドシート/210T オックスフォードポリエステル100%、耐水圧10,000mm
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さて2つ目のカテゴリーは、ツールームテントの進化版となる「オープンタープ一体型」です!
設営楽勝かつ機能的!「オープンタープ一体型」
ツールームテントから派生したのが、こちら。大型のツールームは設営が大変なわりにリビング部分が大きすぎると感じたことはありませんか?
オープンタープ一体型なら基本はフライシートにインナーを吊り下げるだけと手順はシンプルで、スペースもコンパクト。長いポールをスリーブに通して重いテントを建ち上げる……といった力仕事からも、開放されます!
代表例1:ogawa トリアングロ
タープをフライシートとして、テントをインナーとして吊り下げるトリアングロ。それぞれバックルで連結して固定します。雨が降っても大きな屋根の下で濡れずに撤収作業ができるのは、魅力的ですね。
タープは単体でも使え、インナーテントの床を外せばフロアレスシェルターにもなるなどフレキシブルな設営もできます。
●重 量:12.9kg
●素材:フライ/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、インナーテント/TC、ポリエステル68d、グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ポール/アルミ
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代表例2:ニーモ・イクイップメント ダークティンバー4P
その他類似アイテムとしては、ニーモのダークティンバー。トリアングロよりやや小さいながら、テント高は234cm。こちらのほうが重量が軽いという点が、メリットでもあります。
もうひとつの特徴は、ルーフ部分のスプリングテクノロジー。はじめに1本タープポールを立て、ゴムの力によりテンションをかけると、自立をキープ。1人での設営をサポートしてくれる嬉しい機能です。
●重量:6.7kg
●素材:本体/40D ナイロン/68D PU ポリエステル、フライ素材/68D PU ポリエステル、フロア/150D PUポリエステルリップストップ
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代表例3:スノーピーク ヘキサイーズ
設営方法はトリアングロ・ダークティンバーとほぼ同じながら、サイズはソロ用でコンパクトなのがこちら。フライシートとなるタープはヘキサ型で、後部にも雨を除けられる空間が生まれます。
前後を長さの違うポールで支えることで、ロースタイルでありながら室内高も確保。男性でも窮屈さを感じないよう設計されています。
●重量:5.2kg
●材質:フライシート/210Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、ドアパネル/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、アルミポール/A6061
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代表例4:コールマン タフオープン2ルームハウス
このジャンルの注目株は、つい先日2020年春夏アイテムとして発表されたコールマンの新作テント2幕。いずれもインナー吊り下げ式ではありませんが、キャノピーがタープと連結しているためこちらも一体型。
設営は簡単ながら広く快適という“良いとこ取り”なテント、来年以降ユーザーが増えそうです!
設営スタイルは自由自在!「可変式・多角形シェルター」
アレンジパターンの豊富さが魅力のツーポールシェルター。それをベースに進化したのが、可変式・多角形シェルターです。2本のポールを軸にする基本の設営は同じながら、複数本のポールを足すことでより豊富な張り方を楽しめるというものです。
代表例1:ナショナルジオグラフィック ハイドアウト
超ビッグスケールのフロアレスシェルター。その圧巻なサイズ感はさることながら、多彩な設営アレンジが最大の魅力! メッシュ窓に切り替えた通気性重視の設営や、ウォールの一部を跳ね上げる変則的なスタイルなど、オリジナルの張り方を見出したい玄人好みのシェルターです。
●収納時サイズ:φ30×80cm
●素材:リップストップナイロン(耐水圧1,500mm)
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代表例2:サバティカル スカイパイロットTC
こちらも大人6~8人で使える大型シェルター。メインポールのほか4本のポールを使い、拡張性の高い設営ができます。寒さや暑さに応じたオープン・フルクローズはもちろん、日差しや風向きなどより細かいシーンにも対応できる機能的なシェルターです。
詳しくはこちら
代表例3:ゼインアーツ ギギ
上記2つに比べるとかなりコンパクトなシェルター・ギギ。2人使いにちょうど良いサイズながら、同ブランドのゼクー同様ドアの跳ね上げで開放的な設営ができます。
長さの違うポールを足してパネルに角度をつければ、見た目も斬新!
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まだまだ進化し続ける新生代幕たち
年々かっこよく、使いやすく進化しているテントやシェルター。既成の枠にとらわれない新しいテント・シェルターの登場は、わたしたちのアウトドアをより充実させてくれそうですね。
今後も各メーカーが切磋琢磨し、ますます加速しそうな新世代幕事情。その進化から目が離せません!
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Source: CAMP HACK
オーラを感じる!ため息出るほど美しい「カフラシル」の魅力とは?
羨望の眼差し独り占め!究極シェルター「カフラシル」
ワンポールシェルターをはじめULギアでおなじみのガレージブランド・ローカスギア。中でも内部空間が広く使い勝手が良いと人気のモデルが「カフラシル」です。
圧倒的存在感を放つ美しい張り姿はもちろん、コアなユーザーの購買欲を刺激してやまないのは何故なのでしょうか?その魅力を見ていきましょう。
●サイズ:幅280×奥行き280×高さ170cm
●重量:740g
●素材:シルナイロン(30Dリップストップナイロン+シリコンコーティング)
●対応人数:2~4人
他と違う!カフラシルならではの魅力って?
1.軽量&耐風性への工夫
カフラシルは定員4人のサイズ感でありながら、重量わずか740g(幕体のみ)。さらに確かな強度を発揮するための工夫「エクストラ・タイアウト」にも注目。
エクストラ・タイアウトとは、荒天時にシェルターの耐候性をより向上させるためリッジライン上に設けられた補強付きのガイライン(張り綱)接続ポイントです。
エクストラ・タイアウトに接続したガイラインを経て適切にペグダウンされシェルターの姿勢とテンションが保たれることにより耐候性能をより強化します。(出典:LOCUS GEAR)
2.あらゆるアウトドアスタイルに対応
カフラシルは軽量で携帯性抜群・ワンポールで設営簡単・強度も抜群と、どんなシーンでも使える条件が三つ揃い!ゆえにバックパックキャンプやツーリング、デイキャンプにも適しています。
今年は、違うキャンプスタイルでもやりたいと思い、購入しました。
①九州の離島(壱岐、五島列島、屋久島)でバックパッカーキャンプ
②連泊でキャンプ場を1泊ずつ 泊まる移動キャンプ。
③急なキャンプ&お気軽キャンプ
④坊がつるで軽量なカフラシルをリビング兼用で使う
⑤オートキャンプ場でないキャンプ場(中瀬、田代原など)で利用する
これまでのスタイルと違った色々な場面で活躍しそうです。(出典:nana to camping)
3.独自性を追求できる
受注生産制かつハンドメイドのため手元に届くまで時間はかかりますが、そのぶん「自分だけのギア感」が高まるというもの。幕自体のカラーは三色から、さらにジッパーも二色から選択可能という驚きのきめ細やかさ!過去にはツートンカラーなど、限定色が発売されたこともあるようです。
シルエットも美しくここにもこだわりを感じる。その美しさは他ブランドでは真似できないものと個人的には感じている。そして、僕の購入理由の最も大きな要因でもあります。
軽量で強い素材のもの(シルナイロン、タイベックなど)を中心に使用するなど生地にも開発者の強いこだわりを感じます。またオリジナル以外のカラーにも対応してくれます。(出典:Ken-z Outdoor Life Blog)
みんなカフラシルでオーラ出してる!
これぞ完っ璧な張り姿!一日中眺めていても飽きなさそうです。
フロアサイズは280×280cm。ストーブにコットもおさまる広さで、肌寒い季節でも外遊びができそうです。
ターコイズブルーに近い印象のアルパイン・グリーンも素敵!サイトで絶対目立ちます。
定番のゴールドは、赤のタープやチェアと合わせてレイアウトしている人多し。
グランドシートを敷いてフルインナーを装着すれば、多少の雨や泥の浸入は防げそうです。
こちらはネイビーのカフラシル。レアカラーなら、一段と差がつきます!
カフラシルの「実際気になるポイント」をチェック
カッコよく張れるコツってあるの?
こちらはカフラシルより一回り小さいメンカウラシルですが、キレイに張るコツをチェック。まず、幕体をきれいに広げること。単純なようでかなり重要です。
さらに四隅のガイラインをペグダウンする時、テンションマックスで張るより、2~3cm手前(幕寄り)で打つとセンターポールが立てやすいです。その後四隅のガイラインを引っ張り調整を。
四隅を固定するだけでももちろん耐風性はありますが、ラインロック付ガイラインをフル動員して8~12箇所打つとより美しく張れます。スカートが無いという点も、接地面との隙間が少なく済むフラットな場所を選ぶことで、ある程度クリアできますよ。
フロアレス問題は大丈夫?
カフラシルはフロアレスですが、土間やリビング部分が設けられるメッシュインナーがあります。しかもフル・4/5・ハーフの三種類!理想のスタイルやシチュエーションに合わせた細やかな配慮が素晴らしいですね。
●サイズ:幅250×奥行き250×高さ169cm
●サイズ:長さ200×幅250×高さ170cm
●サイズ:長さ125×幅250×高さ169cm
カフラシル、思い切って買っちゃう?
カフラシルはローカスギアのホームページから購入できますが、受注後生産開始となるため納期は約9週間ほどかかる場合も。注文時にホームページ上で確認しましょう。ただ、待ちわびるのもまた楽しいもの!
ユーザーに近い目線で丁寧に作られるカフラシルなら、自分だけのキャンプスタイルを実現させてくれること間違いなしです。
ローカスギア ホームページはこちら
A Perfect Shelter,Khafra Sil
究極のシェルター、カフラシル
Source: CAMP HACK