ソロでもカップルでも、1つのテントで兼用できたら……。
今や、男女問わず「ソロキャンプ」を楽しむ時代。カップルであれ夫婦であれ、それぞれにソロキャンプも楽しむケースが増えてきていますよね。
そこで、悩ましいのがテント選び。ソロ用とカップル用を別々に揃えるとなると、収納場所も金銭面も2倍の負担に。
今回はそんなカップルキャンパーたちのお悩みを解消すべく、ソロ&カップルで兼用できるおすすめテントを総特集! ミニマムなタイプからゆったりタイプまで選りすぐりの15選をお届けします!
ソロ〜カップル使いにおすすめのテント【 ドーム・ロッジ系 】
①ロゴス「ドームDUO+タープセット」
ロゴスからは、秋冬キャンプ向け限定カラーの「2020 LIMITED」シリーズが登場! 中でもソロ〜カップル使いにおすすめなのが、こちらの「ドームDUO+タープセット」。
大型前室付きの2人用テントとタープのセットで、バイクや自転車の駐輪スペースとしてもジャストなサイズ感がポイント。
大型前室部分のドアは、はね上げてキャノピー使用もできるので、ソロキャンプ時はタープなしでもOK。フライシートの4面にはしっかりとマッドスカート付きだから、秋冬キャンプや雨天時のキャンプにも安心です。
●インナーサイズ:(約)幅210×奥行140×高さ125cm
●収納サイズ:(約)幅67×奥行20×高さ20cm
●総重量:(約)4.9kg
【タープ】
●サイズ:(約)幅430×奥行440×高さ175cm
●収納サイズ:(約)幅47×奥行14×高さ14cm
●総重量:(約)2.4kg
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②ogawa「ステイシーST-Ⅱ(2020年モデル)」
今年は、ogawaもロングセラーの名作テントがリニューアル! ソロキャンパーから絶大な人気を誇る、あの「ステイシー ST-Ⅱ」が、トレンドにマッチしたNewカラー「カーキ」「サンドベージュ」の2色展開に。
総重量3.9kg、収納サイズ52×19×19cmと、軽量&コンパクトでツーリングテントとしても人気のこちら。
実は寝室の奥行き150cmに対し、前室の奥行きが110cmと小型テントとしては珍しいゆったり感が魅力です。さらに、入り口ドア部分をはね上げれば、2人のときでもタープなしでリビング空間が確保できます。
軽量コンパクトかつ、テントのみでも完結した居住性を求めるカップルにおすすめのアイテム。
●収納サイズ:52×19×19cm(フレーム折り寸40cm)
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③テンマクデザイン「ペポライト」
60〜70’Sのオールドアメリカンな雰囲気漂うレトロテントとして、一躍大人気となった「PEPO(ペポ)」。そのペポのソロ向けサイズとして昨年(2019年)登場したのがこちらの「ペポライト」。
ソロ向けと言っても、側面が垂直に近い角度で立ち上がったロッジ型で、広々とした居住空間を確保。2台コットを並べても余裕のスペースです。
ヴィンテージ感ある佇まいながら、生地にはコットンよりも扱いやすいTC素材を使用。フロアにはPUコーティングが施され、耐水圧1500mmと雨対策もバッチリ。
よりポップなテイストの「ペポライト オレンジ」も人気。ミニマムながらも、レトロなデザイン&テイストにこだわりたいカップルにイチオシのテントです。
●組み立てサイズ:(約)2,400×2,200×1,400(高)mm
●重量:(約)8.02kg
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④ノルディスク「ユドゥン ミニ」
お次は、ノルディスクの名作「ユドゥン」のミニサイズ版。前後のAフレームでデッドスペースの少ない構造はそのままに、リュックで持ち運べるコンパクトな収納サイズと1〜2人用にジャストな居住空間が特徴です。
高さ125cmと、女性1人でもポールのセッティングがしやすいのもポイント。
また、こちらテント・タープの本体(幕)とパーツセット(ポール・ペグ・ロープ・ガーランド)が別売り仕様。イエロー・ブラウン・ピンクの3色から選べるので、手持ちのギアやサイトインテリアとのコーディネイトが楽しめます。
女性1人でも手軽に設営できるキュートなコットン幕をお探しのキャンパーに、ぜひ!
●収納サイズ:28×20×26cm
●重量:約4.2kg
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●サイズ(収納時):50cm×20cm×4cm
●重量:約1.8kg
●セット内容:収納袋、ポール、ペグ、ガイロープ、ガーランド、ジッパープラー
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⑤ モンベル「ムーンライトテント 2型」
テント本体の収納サイズが35×∅17cm、ポール収納サイズが44cm×∅11cmと、トレッキングやツーリングにもピッタリのコンパクトサイズです。
2人でももう少し余裕が欲しい……という方なら2型ではなく「4型」という選択肢も。4人が寝られる広さを確保しつつ、前後には約1mの前室も備え、さらに総重量は5.26kgとやはり超軽量。
いずれも、とにかく軽量で設営が簡単なテントを求めるアクティブなカップルにイチオシのテントです。
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ソロ〜カップル使いにおすすめのテント【 ワンポール・シェルター系 】
⑥YOKA「TIPI」
組み立て式木製家具が人気の「YOKA(ヨカ)」から、初のテントがラインナップ。1人でも立てやすく、ソロ用として根強い人気を誇るティピー型のワンポールシェルターです。
こちらなんと、テント下部をぐるりと一周する白いライン、ファスナーやガイロープ用ループなどがリフレクターに。夜の視認性にこだわったデザインが特徴的。
フロアサイズは270×270cmと、2人でも十分な広さ。ソロならかなりゆったりと過ごせます。上部には防炎布製の煙突穴が装備され、薪ストーブが設置できるのも大きな魅力。
収納サイズは50×∅15cm、総重量は約1.8kgと携行性もバツグンです。真冬もソロ&カップルで存分にキャンプを楽しむならコレ。
●人数:2人用
●重さ:約1.8kg(本体・ポール・煙突穴パーツ込み)
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⑦フィールドア「フォークテント T/C 280」
こちらは、コスパ優秀ブランド「フィールドア」の人気アイテム「フォークテント」。ワンポールテントの立てやすさはそのままに、2股ポールがデッドスペースを解消したいいとこ取りのハイブリッドテントです。
しかも、今年は「T/C」素材にアップデート。難燃性で火の粉にも強く、遮光性もUP。
フロアサイズは280×280cmでハーフサイズのインナーテントが付属。フロアレスシェルター使いもOKだから、2人でもコット寝すれば広々と過ごせます。
このクオリティでもフィールドアなら18,920円(税込)! コスパ重視のカップルにおすすめのテントです。
●インナーサイズ : (約)260cm×130cm×160cm
●収納時 : (約)16cm×16cm×70cm
●重量:(約)6.8kg
●耐水圧:428mm
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⑧ヒルバーグ「アナリス」
続いては「ヒルバーグ」注目の新作。ブランドの1stテント「Keb(ケブ)」にインスパイアされた進化型モデルで、トレッキングポールで簡単設営できる2人用リッジテント。
アウターテントには、軽量で引き裂き強度に優れた「kerlon1000(ケルロン1000)」を使用。総重量1.4kgと超軽量で、収納サイズは一般的なデイパックに収まるコンパクトさ。
インナーテントはオールメッシュで通気性も◎。アウターテントのみでシェルター使用もOK。ハイカーやバックパッカーはもちろん、他と被らないエッジーなデザインを求める人にも最適なテントです。
●重量:最小重量1.2(総重量1.4kg)
※ポール・トレッキングポールはついておりません。
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⑨チャムス「ブービーハウスT/C」
今年はチャムスからもT/C素材の新作テントがラインナップ! こちらは、メインポールの立ち上げですぐ設営できるのに、サイドが立ち上がったベル型で居住性の高い4人用テント。
エントランスも大きく、最大高は178cm。背の高い人もストレスなく出入りできます。
別売りのハーフインナーで2ルーム使用も可能。小川張りで連結できる同柄タープもラインナップされており、チャムスワールド全開で、ソロ〜ファミリーまでマルチに活躍してくれるテントです。
●重量:14.2kg
●素材:本体 / Polyester 65%, Cotton 35%
床 / 210D Nylon Oxford (耐水圧2000mm)
ポール / 260cm Steel(1本),180cm Steel(1本)
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➉ゼインアーツ「ギギ1」
端に行くほど低くなるワンポールテントの欠点を、両サイドのエクステンションポールで解決した「ギギ1」。その結果としての個性的なフォルムも人気のポイントに。
コット2台入れても余裕のスペースがあり、パネルの開閉やはね上げで実にさまざまなアレンジが可能です。
2人がゆったり就寝できるハーフインナーテントも別売りされており、ソロ〜カップル、ソログループキャンプでの共用リビングなど、多様なスタイルを楽しむ人にピッタリのシェルター。
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ソロ〜カップル使いにおすすめのテント【 トンネル・2ルーム系 】
⑪スノーピーク「エントリーパック TT」
スノーピーク初のトンネル型テント「ヴォールト」とヘキサタープがセットになったお得なアイテム。ヴォールトは3本のアーチフレームで立ち上げるので、ビギナーでも設営が簡単。
それぞれ単体で使えるのはもちろん、インナーなしのシェルター使いが可能なのも魅力です。
インナーテントを入れて2ルームにしたときでも、前室をはね上げれば広いリビングが確保できます。ソロのときや荷物少なめのキャンプならタープなしでもOK。
ソロよりもカップルやファミリー使用を想定して開発されているテントですが、背が低いフォルムなのでキャンプ道具が少ないサイトでも様になります。しかも設営が簡単なのでクルマ移動でのソロなら十分活躍できるテントです。
カップルでより広いリビングを構築したいなら、タープとセットで。しかも、エントリーパックTTのタープはコネクションテープ付きで、タープとテントを連結させる「小川張り」が初心者でも比較的簡単な仕様に。
ビギナーカップルにおすすめのセットです。
●収納サイズ:66×25×25(h)cm
●重量:7.9kg
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⑫ogawa「ツインクレスタ」
アポロン、グロッケと快進撃の止まらないogawaから、新作テントをもう1つ。「ツインクレスタ」は、コンパクトな見た目ながら、Y字ポールが上部の空間を広げる最新型ツインポールシェルター。
別売りの2人用ハーフインナーを付ければ2ルームテントに。大人2人+子ども2人用のフルインナーもラインナップされており、ファミリーでの使用もOK。
正面のパネルには、はね上げ時に便利なサイドウォールも完備。風雨の防御はもちろん、よりプライバシーにも配慮しつつリビングスペースを拡大できます。
快適な居住性を確保しつつコンパクトなシェルターが欲しい人は要チェック。
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⑬サバティカル「ギリア」
デフォルトで、2人用と5人用のインナーテントが付属しているのが最大の魅力である「ギリア」。2人用インナー使用時は2ルームテント、5人用インナー使用時には前室つきテントとしてマルチに活躍してくれます。
もちろんインナーなしのフロアレスシェルターとしても使えます。また半自立構造かつ最大高が170cmと、1人でも設営しやすい設計に。
ソロ〜カップルだけでなく、グループでのキャンプまで1台でカバーできるマルチなシェルターが欲しい人におすすめ。
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⑭DOD「カマボコテント 3S」
DODの代名詞と言っても過言ではない「カマボコテント」シリーズ。2020年1月には「カマボコテント3」にアップデート。S・M・Lの3サイズで展開され、ソロ〜カップル使いにおすすめしたいのが「3S」。
インナーテントは3人用で、全体的に2〜3人が余裕を持って過ごせるサイズ感に。
全パネルにメッシュ装備&スカートも完備。夏はスクリーンタープとして、冬はおこもりシェルターとして活躍してくれます。
ソロでもカップルでもオールシーズン対応のゆとりあるテントを探している人は、カマボコ一択?!
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⑮ミニマルワークス「V HOUSE M」
2020年1月、遂に日本上陸を果たした韓国発アウトドアブランド「ミニマルワークス」。中でもブランドのアイコン的存在として人気を集めているのが「V HOUSE M」。
最小限のギア、シンプルな操作方法、軽量コンパクトというコンセプトを象徴する軽量シェルターです。
ビニールハウスからインスピレーションを受けたというこちら。3本のアーチポールにリッジポールを組み合わせており、通常のトンネル型テントより風に強い構造に。
前面、後面、側面は自由にオープン・クローズが可能かつスカート付き。アレンジ自由度が高く、オールシーズン対応の頼れるシェルター。
オプションで2人用インナーテントも展開。気候に合わせて快適にアレンジできるシェルターを求める人は、最注目したいテント。
●収納時サイズ:幅65x奥行25x高さ25cm
●重さ:約9.2kg
●素材:リップストップナイロン40D、アルミニウム
●耐水圧:3,000mm
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1人でも2人でも快適なテントでもっとキャンプを楽しもう!
ソロでもデュオでも快適に過ごせるテントがあれば、キャンプはもっと自由に楽しめるはず。ミニマム派の人も、ゆったりサイト派の人も、この記事を参考にマルチに頼れるテントを見つけてみて下さいね!
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1人で設営できるのに家族4人で過ごせるテント【オススメ5選&アンケート発表】
ソロキャンに限らない、「1人設営可能」というメリット
“1人で設営できるテント”というと、やはり1番に頭に浮かぶのはソロキャンプ用のテント。でも、“1人で設営できる”というのは、何もソロキャンプに限ったメリットにあらず!
目が離せない年頃の子供や、まだ設営の戦力にならず暇を持て余してしまう子供など……、子連れファミリーキャンパーにとっても大きなメリットがあるんです。
1人でテント設営できれば、役割分担できて実にスムーズ。1人がテント設営しながら、もう1人は子供の相手をしたり、一緒にチェア&テーブルを組み立てるなど同時進行も可能に。
そこで今回は、1人で設営できるだけでなく、家族4人が過ごせるファミリー向けテントについてリサーチしてみましたよ。
1人で設営しやすい4人用テント選びのポイントとは?
1人で設営する場合、やはり1番の難所はテントの立ち上げ時。その点では、1本のメインポールを立ち上げるだけのワンポールテントや、立ち上げに力が要らないエアー式のテントがオススメ。
ただし、あまり重量・高さのあるテント(コットン生地の大型ワンポール等)だと1人では立ち上がらないこともあるので、軽量かつなるべくコンパクトなタイプを選ぶと◎です。
特にクロスポールテントの場合、クロスした複数のポールを湾曲させつつ立ち上げるため、自分が持っているのと反対側のポールがピンから外れてしまう場合も。
ドーム型やトンネル型などポールにピンを差し込む形状のテントを選ぶ場合、いわゆる「I」型のピンタイプではなく、上の画像のような差し込む際に抵抗のある「クリップ」型を選ぶとより安全でスムーズ。
こんなテントがオススメ!1人で設営しやすい4人用テント5選
ゼインアーツ「ゼクーM」
一言で言うと、変形型ワンポールタイプシェルターである「ゼクーM」。端へ行くほど天井が低くて狭くなるワンポールテントの欠点を、3辺にA型フレームを追加することで改善しているんです。
開放感あるミドルシェルターとしても使え、付属のグランドシートでお座敷スタイルもOK。何よりクールなフォルムが大人気のテント。
ベースはワンポールテントと同じ……ということで、設営方法もシンプル。シェルターの6つの角のうち、長方形となる4つの角をペグダウンしたらセンターポールを立ち上げ。
残り2つの角をペグダウンしたら、外側3辺にA型のエクステンションフレームをセットすればほぼ完成。基本はワンポールテントと同じ設営方法なので大人1人での設営が可能です。
ただし、大人気のため入手困難な状態が続いており、欲しい人は公式サイトやインスタグラムを要チェック。
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ベルガンス「ウィグロLT4」
お次はノルウェー発アウトドアブランド「ベルガンス」の「ウィグロ」。ワンポールテントとドームテントの良いとこどりと言った構造で、4人用のインナーテントが付属しています。
テントは耐水圧3,000mm、インナーテントのボトムは雪にも強い耐水圧5,000mmと、厳冬期のキャンプにも安心のスペックを誇ります。天井部分から薪ストーブの煙突も出せるので、冬キャンプにピッタリのテント。
メインの大きな入り口のほか、小さめの入り口が2箇所あり、全て開け放すと通称「パッカーン」状態に。夏も涼しく過ごせるマルチぶり。
設営方法は、3本のサイドフレームをスリーブに通して付け根をペグダウン。後はセンターポールを立ち上げて残りの裾をペグダウン。耐風性を高めるために張網が多い点を除けば、1人で設営にオススメのテントです。
●インナーテントサイズ幅2.6m、奥行き2.25m、高さ1.6m、居住面積5.5m2
●重量:フライ/4.1kg、インナー/2.0kg
●ファブリック :フライテント/Siliconized Ripstop Nylon、耐水圧3000mm、インナーテント/Polyester Ripstop Fabric 耐水圧5000mm(床面)
●カラー:グリーン、レッド
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ハイランダー「ポップワンポールテント フィンガル」
なんとこちらは、この大きさでセンターポールとキャノピーポール以外はポップアップ式という変わり種! 別売の2人用インナーテント2つを設置しても余裕のリビング空間が広がります。
設営方法は、まずポップアップで広がったテントの3箇所をペグダウン。センターポールを立ち上げたら残り6箇所の角をペグダウンしてほぼ完成。1人でも約10分で設営完了という画期的な設計なんです。
撤収にはポップアップ式特有のコツがいりますが、慣れれば5分ほどでたためます。
さらに、秋冬キャンプに使いたい人にはこちらの30周年特別仕様モデルがオススメです。冷気をシャットアウトするスカート付きで、カラーもダークブラウンでトレンドにマッチ。
どちらも19,980円と、ハイランダーならではのリーズナブルな価格展開も魅力です。
●収納サイズ:直径約80×8cm(円盤状)
●本体生地:68Dポリエステル(190T)
●フレーム素材:スチール、グラスファイバー
●重量:約4.8kg
●本体耐水圧:2500mm
●インナー耐水圧:2000mm
●カラー:グリーン、ベージュ
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●収納サイズ:直径約80×8cm(円盤状)
●重量:約4.8kg
●耐水圧:2500mm(本体)
●素材:68Dポリエステル/190T(本体生地)、グラスファイバー(フレーム)、スチール(ポール)
●カラー:ダークブラウン
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ハイランダー「エアートンネル ルーミィ2」
ハイランダーからもう1つ、今度はさらに画期的なエアフレーム式のトンネル型テントです! 設営が簡単なことで人気なトンネル型かつエアフレームときたら、“1人設営のできるファミリーテント”に最強のテントかもしれません……!
設営方法は、まず幕を広げたら片方の終端2箇所をペグダウン。4本のフレーム裾部分に付属の手動式ポンプで空気を注入して、立ち上がったら残りの端をペグダウンしてほぼ完成。
ポールがない分作業は単純ですが、空気の通り道を確保しながら空気を入れる必要があったり、そもそも何度もポンプするのには体力が必要なのでそのあたりは過信しすぎないようにしましょう。
撤収時は、栓を抜くとあっという間に勝手に空気が抜けていくので手間要らず。4人が寝られる付属のインナーテントは、左右どちらの端にも設置でき、マルチに使えるシェルターです。
コスパも優秀なだけに本体生地の厚さは68Dとこのサイズのテントとしては薄め。遮光性には期待できないので真夏だと幕内は熱くなりやすいはずです。このあたりを判断材料にぜひ検討してみてはいかがでしょう!
●収納サイズ:約W72×H44×D44cm
●重量:約18.8kg
●耐水圧:PU2000(本体、インナーテント(床面))
●素材:190Tポリエステル/68D(本体生地、収納袋)、185Tポリエステル(インナーテント)、TPU(チューブ)、PE(カバー)
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ケシュア「エアーテント エアー セカンズ ファミリー 4.2XL」
最後はポップアップ・ワンタッチと言えば……のケシュアからエアフレームテントのご紹介。ハイランダー「ルーミー2」に比べると小ぶりですが、付属の2人用インナーテント2つを両サイドに設置しても中央にリビングルームが確保でき、4人家族なら十分な居住性。
設営方法はルーミー2とほぼ同じ。ルーミーより小ぶりな分、空気を注入する作業もかなりラクに。かつ、フライは耐水圧2,000mm、グランドシートは耐水圧5,000mmとハイスペック。
ケシュア独自の「FRESH&BLACK」テクノロジーで日中でも99%の遮光性を発揮。UPF50+で紫外線もしっかりカットし、夏でも涼しく過ごせるテントです。
●収納サイズ: 75x39x39 cm
●重量: 17.9 kg
●耐風性: 最大 60km/h (風力 7
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インスタでもアンケートをとってみた!
そして今回は実際の声を知るべくインスタグラムのストーリーズでアンケートも実施! およそ100人のファミリーキャンパーの皆さんの、リアルな声を集めてみましたよ。
ワンポールテントやエアー式テントが上位にランクインするのでは……? という予想を大きく覆す意外な結果に! 立てやすさだけでなく、コスパの高さや居住性の高さがより優先される選出でした。
栄えある第1位は同票でこの2つ!「カマボコテント」&「アメニティドーム」
【 DOD「カマボコテント 3(M)」 】
初代の登場以来、アップデートしつつ現在3代目。リーズナブルかつ居住性の高いトンネル型テントとして、その人気は衰え知らず。今(2020年11月20日現在)も抽選販売でしか購入できないテントです。
「この大きさで1人で立てられるの?」と驚いてしまいますが、4本のポールをスリーブに通し、テント終端のループにペグを差し込んだら、手前のポールから順に起こしていくだけ。
手前のポールを引っ張りながら起こすときに、後ろの3本のポールも連動して立ち上がってくるので、1人でも立ち上げ作業が簡単なんです。インナーテントも吊り下げ式だから、5人用の寝室があっという間に完成。
スカートもしっかり装備、寝室の約2倍の広大なリビングで、冬のおこもりキャンプにもピッタリ。
DOD公式オンラインストアはこちら
【 スノーピーク「アメニティドーム M・L」 】
そしてこちらはもはや説明不要とも言えるスノーピークのベストセラーテント。キャンプの入門テントとして不動の人気を誇ります。
Mなら大人2人&子供3人、Lなら大人4人&子供2人が就寝できる寝室と、前室と跳ね上げ式のキャノピーがついて、タープなしでもOK。
シンプルなクロスポール構造と、比較的高さがない(M/150cm・L/165cm)点が1人でも立ち上げやすいポイント。ただし、ピンが「I」型のため、反対側のピンがポールから抜けないよう十分に注意しましょう。
また、各接続部分が色分けされ、感覚的に設営できるシステムも便利。1人で立てる際に何度も説明書を見なくて済みますね。
●サイズ:505×280×150cm
●収納サイズ:74×22×25(h)cm
●重量:8kg
●フライ耐水圧:ミニマム値/1,800mm
●ボトム耐水圧:ミニマム値/1,800mm
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●サイズ:540×310×165(h)cm
●収納サイズ:73×23×27(h)cm
●重量:9.8kg
●室内高:165cm
●フライ耐水圧:ミニマム値/1800mm
●ボトム耐水圧:ミニマム値/1800mm
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第2位 コールマン「タフスクリーン 2ルームハウス+」
続く第2位は2ルームシェルタータイプ。ベースは「タフスクリーン2ルームハウス」とほぼ同じですが、『ダークルーム(TM)テクノロジー』によって90%以上の遮光性を実現したテントで、クロスポールを立ち上げる構造です。
けれど、図のように手前2箇所のポールを、アシストクリップでしっかりと固定してから反対側を立ち上げるので比較的スムーズ。このシステムによりコールマン公式サイトにも「1人でもスムーズに設営できます」とのこと!
また、高さが215cmあるリビングに比べ寝室部分は170cm。居住性は確保しつつテントを吊り下げやすいのも魅力です。
第3位 テンマクデザイン「サーカスTC BIG」
そしてやっと登場しました、ワンポールテント! メッシュインナーテントやグランドシートはオプションとなりますが、サーカスTCの大きめサイズ版「BIG」なら大人4人がゆったり過ごせます。
コットン混紡のTC生地使用で、結露しにくく通気性&遮光性も抜群。夏は涼しく冬は暖気を逃しません。
ワンポールというだけでなく、キレイに貼るための設営ガイドが立てやすさのポイントに。五角形の布の中心のペグから各角へ合わせてテープを伸ばし、テープの先端へペグを打っていくだけ。
2ルームシェルターやトンネルタイプに比べると居住性は下がるものの、やはり設営の簡単さはワンポールテントが優位。
●収納サイズ(約):25×67cm
●重量:(約)10.88kg(本体・張り網6,450g、ポール2,360g)
●素材: [本体] コットン混紡生地(TC) 撥水加工済み(ポリエステル65%コットン35%) [裾部(スカート)] ポリエステル [ポール] スチール製5本継ぎ(32mm/280cm)×1本
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第4位 「ピルツ15 T/C」&「レイサ6」
【 ogawa「ピルツ15 T/C」】
そして続いてワンポールテントがランクイン。ティピー型テントブームの先駆けとも言えるピルツシリーズの最新版。裾をペグダウンしたらセンターポールを立ち上げるだけのシンプル構造が人気です。
こちらも夏涼しく冬暖かいTC生地を使用。ボトムが八角形でより広い居住面積を誇り、最大8人に対応の大型テント。
さらに、もう1つ人気の理由はストーブ用の煙突ホールを装備している点。薪ストーブデビューしたいファミリーにもぜひオススメしたいテントです。
●パッキング 90×40×35cm
●重量:幕体:約13.4kg、ポール:約4.2kg
●フライ耐水圧:350mm
●グランドシート耐水圧:1,800mm
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【 ノルディスク「レイサ6」】
同率4位には再びトンネル型テントの「レイサ6」がランクイン。中央にリビングを確保しながら、4人用・2人用の2種類のインナーを左右に設置できて、最大6人が就寝できる広大な居住スペースが人気のテントです。
設営方法は1位のカマボコテントとほぼ同じなので、こちらもかなり立てやすいテント。
ただし、スカートが付属しておらず冬キャンプで寒いのが欠点とされてきましたが、このほど新たにスカート付きバージョンが登場!
正面入り口には、ジップ開閉式の三角形のサイドパネルも装備。死角のないテントにアップデートしています。
●サイズ:645×295×H210cm
●収納サイズ:35×70cm
●耐水性:フライシート3000mm、床8000mm
●重量:17kg
●カラー:PUDusty Green、beige
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1人設営で効率よく、子供も一緒に楽しめるキャンプを!
楽しい思い出作りのためのキャンプ。両親とも設営に必死で、子供から目を離してしまったり、退屈したまま待たせるだけでは本末転倒ですよね。
この記事を参考に1人でも設営できるテントを手に入れて、効率よく、子供も一緒に楽しめるキャンプを実現してくださいね!
他にもこんなテントたちが!
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Source: CAMP HACK
話題のサバティカルのあのテント。張ってみて分かった本当のコト
売り切れていたあのテントを入手できたので、レポートします
間違いなく今年のキャンプ業界の盛り上がりの渦中の存在となった、こちらのテント。唯一無二の存在感を放つ大型幕、サバティカルの「スカイパイロットTC」。
発売直後から売り切れが続いていましたが、ようやく1つだけ現物を入手! このタイミングは逃せない! と実物を張って色々と体感してきました。
今回テストを行う筆者は、どちらかと言えば荷物は少なくしたい軽量派キャンパー。グランピングを匂わせる豪勢なテントには興味がないタイプです。
そんなどこか半信半疑な筆者だからこそ見える正直な景色があるのでは? ということで、決して礼賛オンリーではない使用者のリアルなレポートをお楽しみください!
2019年を盛り上げてくれた「サバティカル」
そもそも「サバティカル」を知らない方のために簡単な説明を。2019年の夏に彗星の如く登場したサバティカルは、キャンパーなら誰でも一度はお世話になったことがあるであろう、アウトドアディーラー「エイアンドエフ社」のオリジナルレーベルです。それゆえ、製品に対する信頼感や安心感は抜群。
また「地球の道具」というコンセプトの元にアイテムが作られており、そのダイナミックでヘヴィーデューティなアプローチが男性キャンパーの心に刺さりまくっています。
そんなサバティカルのフラグシップモデルを張ってみた
重さはずっしり22.4kg
まず最初に感じたのはやはり「重い……」ということ。総重量は22.4kgと小学生の子ども一人くらいある。その重さと大きさにはやはり面を食らいます。
しかしこれは異常に重たいということではないです。他社のこのクラスのテントを扱ったことがある人やコットンテントを愛用している人なら恐らくすぐ慣れるでしょう。
中身は幕本体とポールがメインポール(270cm)とサブポール4本(180cm)の5本、ペグとガイライン。意外とシンプルなアイテム構成にホッとしました。
幕本体が巨大なので、最初は全体の構成を把握するまでに少し時間が掛かります。見極めたところで、いざペグダウン! 設営スタート。
まずはグレーのコードのところにペグを打ち付けていきます。
設営は二人以上で行うこと
今回は撮影の都合上、一人での設営になってしまいましたが、取扱説明書では「設営、撤収は二人以上で行う」とのこと。これだけ大きい幕ですから、数人で協力して設営しましょう。
4箇所をペグダウンできたら、第一段階終了です。
センターポールを持って裾から中へ。
センターポールを所定の場所に立てれば、あっという間に自立してくれます。こうなるとより頭の中で完成した姿を思い描きながら進められますね。
続いてガイラインを付けて引っ張ってペグダウンしていきます。ある程度ガイラインを引いて、幕自体にハリが出てきたらサイドポールを中から立てていきますよ。
中からサイドポールを立てた際は、この様に先端を外に突き出します。
そこにガイラインを結わいてペグダウンすることで、サイドポールも自立。そのあと先端部分にはレインカバーを巻けば、雨が浸水することも防げます。
初張り達成!
そうして立ち上がったのがこちらの状態。初張りにしては上々? 一人で行ったので設営時間はおよそ75分ほど掛かってしまいました……。
それなりに慣れているつもりでしたが、改めて「二人以上での設営」は必須だと痛感。人数が確保でき、構造が理解できていたら30分以内で張れるのではないでしょうか。
取扱説明書がめちゃくちゃ親切
ここでぜひ取り上げさせてもらいたいのが、サバティカル公式サイトに掲載されている取扱説明書。この内容がカラーイラストで紹介されていて、とても分かりやすいんです。
内容物の紹介から、設営の手順やたたみ方の手順もすべてイラストで、感覚的に伝わるので今回の設営・撤収も迷いが少なく済みました。
取扱説明書はこちら
何しろ広いので、細かいところを見てみよう
まずメインの入り口は二重仕様となっており、メッシュのみでも使用可能です。
ロールアップのパーツがそれぞれに付いているのも気が利いていますね。
スカート部分にも、ロールアップ用のパーツが付いているので不要の時は収納可能。
暖かい時期はこれくらい解放してても気持ちいいかもしれません。右手前のパネルもペグを外すことでしまえるため、さらに開放感ある仕様に変更も可能。夏のキャンプのリビングスペースには最高ですね。
内部は広々。6〜8人くらいなら余裕で居住できそうなスペースです。また〈フォレストグリーン〉と〈ライトベージュ〉の2色展開ですが、今回張った〈ライトベージュ〉は内部も明るくていいですね。足を組んで偉そうに座っていますが、大分疲れています……(笑)。
センターポール内部のベンチレーションは手が届かないため、開閉用のジップに取っ手が付いています。これを使えば背が低い方でも脚立や台座を使わずに開け閉め可能。
ベンチレーションの外側はよくある手動で立てないといけないシステムになっているので、個々の部分は常に開けておくのがいいかもしれませんね。
内部の使用で一番いいなと思ったのがこのハンガーテープ。センターポールのところにフックを引っ掛けるホールがあり、ランタンなどの吊り下げが可能に。
シェルター内でやり場がなく、やむなく置いたり、収まりの悪いところに引っ掛けたりしていた物が、これさえあれば綺麗にまとまります! かゆいところに手が届いてますね。
空間の有効活用がスゴい
4本のサブポールによって内部の空間を最大限に確保しているので、面積に対してデッドスペースはほぼ皆無。しかも、付属のハンガーテープによって空中までも有効活用。この無駄なスペースが一切ない工夫にはあっぱれです!
ファミリーや多くのキャンプ仲間がいるシチュエーションで、リビングスペースとして最大のポテンシャルを発揮してくれることでしょう。
張り方・使い方のパターンを考察
初張りということで、思ったよりも時間が掛かってしまい、あえなく日没コールド。いろんな張り方を自分自身の手で検証してみたかったのですが、それは次回に。
ということで、インスタグラムからユーザーさんのモデルケースを拝借。スカイパイロットTCの可能性を探ります。
ポールを追加して開放感あるサイト作りに
どちらもポールをプラスして、よりオープンな雰囲気に。リビングスペースを贅沢に確保しつつ、開放的にキャンプを楽しんでいるのがわかります。
ハンガーストラップの有用性も伺えますし、この幕の自由度の高さをファニーに表しています。ただ一点、この形態にすると1つの幕に対するポールの本数の多さが気になるところです。居住スペースとした時に立ち回りがいかがなものか、実際に張って検討したいですね。
こちらも個性的なオープン仕様。ウィングのようにシンメトリーに開くことで、この幕の持つデザインの美しさと完成度の高さが際立っています。
こちらのカラーだと中の明るさがどのくらいなのか気になるところです。
共有リビングの宴会幕として
個人的な理想でいうとこの使い方。テントは横に立てて、こちらを共有リビングスペースとして使っています。いわゆる宴会幕といったところでしょうか。大きさ的にも大人数での使用を前提としているので、設営や片付けもみんなでわーっとやった方がラクですしね(笑)。
6人用の大型幕でU-10万は安いのか?
サバティカルの評判でもう1つよく耳にするのがコスパの高さ。実際にそうなのか? このクラスの幕と比較してみました。
スノーピーク 「スピアヘッドPro.M」 ¥128000
●重量:13.5kg
●セット内容:タープ本体、フレーム長(×3)、フレーム短(×3)、ポール(×1)、ジュラルミンペグ(×33)、自在付ロープ(3m×6、2.5×6、2m×6)、キャリーバッグ、ポールケース、ペグケース
●対応人数: 6名
●UVカット加工
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ノルディスク 「アスガルド12」 ¥118000
●収納サイズ:縦95x直径30cm
●材質:ポリエステル65%、コットン35%(フライシート)
●重量:21kg
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小川キャンル 「ツインピルツフォークT/C」 ¥95000
●収納サイズ::65×35×30cm
●重量:幕体/約8.4kg、ポール/約1.7kg
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テンマクデザイン 「サーカス720ss」 ¥79800
●組立サイズ:
フライシート (約)7,200 × 3,600 × 2,200(高)mm
サイドウォール (約)3,500 × 1,600(高)mm
●総重量:(約)23.1kg(ペグ/張り綱/収納ケース含む)
●本体重量:(約)19.1kg(フライ/サイドウォール/ポール)
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サバティカル 「スカイパイロットTC」 ¥76800
詳細はこちら
他ブランドの6人用シェルターで主要どころを並べてみましたが、税抜き価格からして確かに安い! もちろんそれぞれの良し悪しはありますが、ここはあくまでも価格での比較。コスパの高さは噂通りといって間違いないでしょう。
以上をもって思うこと
やはりコスパがいい。そして、例えば友人が使っていたら、カッコいいな! 欲しいな! なんてきっと思うでしょう。キャンプでみんなをもてなしたい、サイト作りをおしゃれにしたい、究極モテたい! そんな人には抜群にオススメのアイテムです。
下心やカッコつける気持ちがあってもいいじゃないですか。純粋に道具として格好いいんですから、そのアドバンテージを大いに楽しんでもらいたい。おしゃれなファッションキャンパーが増えている中、時代のニーズに合ったテントとも言えるのではないでしょうか。
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Source: CAMP HACK
「A型テント」「トンネル型」に続き、次なるブームはこの3つの新世代タイプ!?
テントもシェルターも絶賛進化中!
毎年多くのブランドから発表される、新作テントやシェルター。これまではドームテント・ワンポールテント・オープンタープ・ツーポールシェルターなど比較的明確にカテゴライズできるアイテムがほとんどでしたが、ここへきてちょっと新たな傾向が!
それは、定番のフォルムをベースにしつつ、より快適性向上のための工夫がなされていたり、斬新なデザインのものが増えたということ。今や既存の枠には収まりきらないテントやシェルターが、じつに豊富です。
そこで、分類してみました
そんな既存の分類に属さない幕たちを3つにジャンル分けし、整理してみました。あくまで独断ではありますが、新たな幕選びの参考にぜひどうぞ!
三角錐をちょいと広げて快適化!「進化型ワンポール」
設営のしやすさやデザイン性で人気の、ワンポールテント。それをベースにサイドパネルの一部を立ち上げるなどして、内部空間の狭さというデメリットを改善したのが進化型ワンポール。
より快適性が高まったうえ、ビジュアルもトレンド感があり今後人気上昇の予感です。
代表例1:サバティカル モーニンググローリーTC
まずは今秋発売された新ブランド・サバティカルのモーニンググローリーTC。メインのほかフロントに3本のサブポールを使うことで、前面に広いスペースを確保できます。オプションのインナーを使えば2ルームシェルターにもなる機能性も、大きな特徴です。
詳しくはこちら
代表例2:セインアーツ ゼクーM
●素材:75Dシリコーンポリエステルリップ・カラーPU加工(耐水圧1500mm)
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代表例3:スノーピーク スピアヘッド
進化型ワンポールをいち早くリリースしていた国内ブランドが、スノーピーク。フレームを追加しスペースを拡張する画期的なシェルターとして、2017年の発売当時話題になりました。
ジッパーを使ってスピアヘッド同士を連結させるドッキングスタイルなど、快適な居住性はもちろん斬新な特徴やビジュアルも魅力です!
●重量:13.5kg
●素材:本体/210Dポリエステルオックス、PUコーティング耐水圧1800mmミニマム・テフロン加工、UV加工、フレーム/ジュラルミンA7001、ポール/A6061
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代表例4:ベルガンス ウィグロ
同系統の老舗テントといえば、ベルガンスのウィグロ。ノルウェーのブランドだけあり厳冬期にも対応するハイスペックテントとして、冬の雪中キャンプでも使われる頼もしい一幕です。
フォルムはスピアヘッド同様円錐形に近く、高すぎず低すぎずの絶妙な設計。内部空間を圧迫することなく、耐風性も備えます。
●重量:2.0kg
●素材:リップストップポリエステル 耐水圧5000mm(床面)
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代表例5:ローベンス カイオワ
上記のテントやシェルターとはちょっと違う拡張性が図られているのが、ローベンスのカイオワ。テント側面に備えられた大型のフロントポーチが特徴的で、前室と呼ぶには広すぎるほどのワイドスペース!
入口をジッパーで覆えば、風をしっかりシャットアウト。内部から閉塞感を感じないよう、外が見えるサイドウインドウも付いています。
●重量:23.4kg
●素材:本体/ハイドロテックスポリコットン(35%コットン/65%ポリエステル)、ポール/アルミ、グラウンドシート/210T オックスフォードポリエステル100%、耐水圧10,000mm
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さて2つ目のカテゴリーは、ツールームテントの進化版となる「オープンタープ一体型」です!
設営楽勝かつ機能的!「オープンタープ一体型」
ツールームテントから派生したのが、こちら。大型のツールームは設営が大変なわりにリビング部分が大きすぎると感じたことはありませんか?
オープンタープ一体型なら基本はフライシートにインナーを吊り下げるだけと手順はシンプルで、スペースもコンパクト。長いポールをスリーブに通して重いテントを建ち上げる……といった力仕事からも、開放されます!
代表例1:ogawa トリアングロ
タープをフライシートとして、テントをインナーとして吊り下げるトリアングロ。それぞれバックルで連結して固定します。雨が降っても大きな屋根の下で濡れずに撤収作業ができるのは、魅力的ですね。
タープは単体でも使え、インナーテントの床を外せばフロアレスシェルターにもなるなどフレキシブルな設営もできます。
●重 量:12.9kg
●素材:フライ/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、インナーテント/TC、ポリエステル68d、グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)、ポール/アルミ
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代表例2:ニーモ・イクイップメント ダークティンバー4P
その他類似アイテムとしては、ニーモのダークティンバー。トリアングロよりやや小さいながら、テント高は234cm。こちらのほうが重量が軽いという点が、メリットでもあります。
もうひとつの特徴は、ルーフ部分のスプリングテクノロジー。はじめに1本タープポールを立て、ゴムの力によりテンションをかけると、自立をキープ。1人での設営をサポートしてくれる嬉しい機能です。
●重量:6.7kg
●素材:本体/40D ナイロン/68D PU ポリエステル、フライ素材/68D PU ポリエステル、フロア/150D PUポリエステルリップストップ
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代表例3:スノーピーク ヘキサイーズ
設営方法はトリアングロ・ダークティンバーとほぼ同じながら、サイズはソロ用でコンパクトなのがこちら。フライシートとなるタープはヘキサ型で、後部にも雨を除けられる空間が生まれます。
前後を長さの違うポールで支えることで、ロースタイルでありながら室内高も確保。男性でも窮屈さを感じないよう設計されています。
●重量:5.2kg
●材質:フライシート/210Dポリエステルオックス・遮光ピグメントPUコーティング耐水圧3,000mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、ドアパネル/75Dポリエステルタフタ・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム・撥水加工、インナーウォール/68Dポリエステルタフタ、ボトム/210Dポリエステルオックス・PUコーティング耐水圧1,800mmミニマム、アルミポール/A6061
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代表例4:コールマン タフオープン2ルームハウス
このジャンルの注目株は、つい先日2020年春夏アイテムとして発表されたコールマンの新作テント2幕。いずれもインナー吊り下げ式ではありませんが、キャノピーがタープと連結しているためこちらも一体型。
設営は簡単ながら広く快適という“良いとこ取り”なテント、来年以降ユーザーが増えそうです!
設営スタイルは自由自在!「可変式・多角形シェルター」
アレンジパターンの豊富さが魅力のツーポールシェルター。それをベースに進化したのが、可変式・多角形シェルターです。2本のポールを軸にする基本の設営は同じながら、複数本のポールを足すことでより豊富な張り方を楽しめるというものです。
代表例1:ナショナルジオグラフィック ハイドアウト
超ビッグスケールのフロアレスシェルター。その圧巻なサイズ感はさることながら、多彩な設営アレンジが最大の魅力! メッシュ窓に切り替えた通気性重視の設営や、ウォールの一部を跳ね上げる変則的なスタイルなど、オリジナルの張り方を見出したい玄人好みのシェルターです。
●収納時サイズ:φ30×80cm
●素材:リップストップナイロン(耐水圧1,500mm)
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代表例2:サバティカル スカイパイロットTC
こちらも大人6~8人で使える大型シェルター。メインポールのほか4本のポールを使い、拡張性の高い設営ができます。寒さや暑さに応じたオープン・フルクローズはもちろん、日差しや風向きなどより細かいシーンにも対応できる機能的なシェルターです。
詳しくはこちら
代表例3:ゼインアーツ ギギ
上記2つに比べるとかなりコンパクトなシェルター・ギギ。2人使いにちょうど良いサイズながら、同ブランドのゼクー同様ドアの跳ね上げで開放的な設営ができます。
長さの違うポールを足してパネルに角度をつければ、見た目も斬新!
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まだまだ進化し続ける新生代幕たち
年々かっこよく、使いやすく進化しているテントやシェルター。既成の枠にとらわれない新しいテント・シェルターの登場は、わたしたちのアウトドアをより充実させてくれそうですね。
今後も各メーカーが切磋琢磨し、ますます加速しそうな新世代幕事情。その進化から目が離せません!
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Source: CAMP HACK
あなたのテントは冬でも大丈夫?「3つのチェックポイント」とおすすめ4選
冬キャンプってやっぱりハードルが高い?
春夏にキャンプデビューした人も、ちょっと躊躇してしまうのが冬キャンプ。冬の寒さの中でキャンプを楽しむのは、ちょっとハードルが高いと感じる人も多いのでは?
そこでまずは冬キャンプにも挑戦しやすいテント選びから始めてみましょう! 今回は3つの選ぶポイントと、冬キャンプが十分に楽しめるおすすめのテント4選をご紹介します。
冬キャンプのテント選び3つのポイント
冬キャンプのテントってどんな点に注意して選ぶべき? チェックすべき必須ポイントを大きく3つに絞ってみました。
その① 保温性を高める構造かどうか
1〜2月の厳冬期では朝晩の気温が氷点下になることも。テントの構造次第で幕内の保温性は全く違ってきます。
【リビング部分にスカートは?】
シェルターや2ルームテントでは、リビング部分にスカートがついていないと冷気をしっかりシャットアウトできません。
【インナーテントの構造は?】
オプションや付属インナーテントの一面がすべてメッシュ仕様でフルクローズできないタイプも。いくらシェルター部分にスカートが付いていても、インナーテントがすべてメッシュでは、寝袋やマットを最上級のものにしなければ寒くなってしまうでしょう。
その② 結露対策ができる仕様かどうか
冬キャンプ永遠のアンチテーゼと言っても過言ではない「幕内の結露問題」。これが2つ目に重要となってくるテント選びのポイントです。
内外の気温差が激しい冬は、テント内に結露が発生しにくい仕組みや素材がとくに重要になってきます。
【ベンチレーションは十分?】
通気性を上げて内外の気温差を緩和するには、十分なベンチレーション機能が大切です。テント下部だけでなく、上部にもベンチレーションがあれば、下からの空気が自然に上へと対流するのでより通気性がアップします。
【結露しにくい素材?】
より結露の発生が抑えられる素材が使われていることもポイント。コットン素材やコットン混紡のTC素材など、素材自体に通気性のある生地が使われているテントがおすすめです。
その③ ストーブが使える設計?
電源のない場所での冬キャンプは、コンパクトなガスストーブや石油ストーブ、薪ストーブなどの暖房器具があると便利。ストーブが使えるテントのチェックポイントも知っておきましょう。
【換気がスムーズな構造?】
幕内でストーブを使う際に1番注意すべきなのが、「一酸化炭素中毒」。結露対策だけでなく、一酸化炭素中毒を防ぐ意味でも十分なベンチレーションシステムがあるテントを選びましょう。
また、そもそもほとんどのテントでは幕内での火器使用は厳禁。どうしても幕内で使わざるを得ない時は、ベンチレーションや窓を開けて十分な換気をしましょう。
【引火しにくい素材?】
薪ストーブや炭火調理などシェルター内で火を使う場合、火の粉が飛んでテントに穴が空いたり、最悪のケースでは引火してしまうことも。やはりナイロンやポリエステルなど化繊のみの素材に比べ、コットンやコットン混紡のTC素材は、より難燃性が高く安心です。
【薪ストーブ対応な仕様?】
何と言っても安心なのは、薪ストーブがインストールできるタイプのテント。薪ストーブの煙突が出せる設計で、煙突の熱さで生地が焼けてしまわないよう穴の周囲も防火加工されているテントならバッチリです。
ただし、薪ストーブ対応テントの場合も、メーカーが提示する使用上の注意はしっかり確認し、一酸化炭素中毒対策に十分な換気を心がけましょう!
冬キャンプをポジティブに楽しめるおすすめテント4選
冬キャンプにフィットするテント選びのポイントを押さえたところで、早速おすすめテント4選をご紹介していきますよ!
ローベンス 「クロンダイク グランデ」
まずはデンマーク発テントブランド「ローベンス」から、ベル型テントをご紹介! 垂直に立ち上がった下部の構造や、A型フレームの大型ドアで居住性が高く人気のテント。
そして、さすが冬の寒さは日本と比較にならない北欧ならではな、薪ストーブ用の煙突ポートが標準装備。フロアのグランドシートもジッパー式で隙間なく熱を逃しにくい設計に。これで雪中のぬくぬく冬キャンプだって夢じゃない!
また、テント生地にはローベンス独自開発のハイドロテックス ポリコットンを採用。コットン35%・ポリエステル65%(2018年までのモデルはコットン65%・ポリエステル35%)で通気性&難燃性に優れ、薪ストーブ使用時も安心です。さらにオプションのインナーテントは2ルームでフルクローズが可能。
そして、下部2箇所のメッシュウィンドウの他、天井部のベンチレーションは下から紐を引けば簡単に開閉できます。薪ストーブビギナーにぜひおすすめの一幕。
●重量:21.1kg
●テント素材:ハイドロテックスポリコットン(35%コットン/65%ポリエステル)
●ポール:アルミセンターポール(30.8-52mm)/Aフレーム(22mm)
●グラウンドシート:ジッパー脱着式、210T オックスフォードポリエステル 100%,耐水圧10,000mm
●テントタイプ:ティピー
●就寝人数:10人
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●重量:5.0kg
●テント素材:ブリーザブル ポリエステル100%
●テントタイプ:インナー
●就寝人数:6人
●部屋数:2ベッドルーム
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●素材:ハイドロテックス ポリコットン (65%ポリエステル/35%コットン)
●重量:4kg
●付属:ポール(高さ調整可能)
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●収納サイズ:83 x14 cm
●素材:ハイドロテックス ポリコットン(65%ポリエステル/35%コットン)
●重量:4.3kg
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ヘルスポート「バルホールアウターテント」
続いてご紹介するのは、バランゲルドームでおなじみのノルウェー発アウトドアブランド「ヘルスポート」の大型幕。
なんとこちら珍しいトンネル型2ルームで薪ストーブ対応というハイブリッドタイプ。
ご覧の通りセンターのリビング部分に薪ストーブ用の煙突穴が標準装備。冬キャンプだけ他のテントを使っていたトンネル型テントファンも、もう諦めなくていいんです。
オールシーズンこれ1つでOK! もちろん生地には難燃性ポリエステルを使用しているのでご安心を。
また、こちらスカートこそありませんが地面にベタ張りすることができて、隙間風が入ってこないという意欲的な構造に。
そして、4人が就寝可能なインナーテントを左右に設置しても、センターのリビングスペースは300×290cmという広さも魅力です。トンネル型ラバーズ必見の冬キャンプテントですね。
なかなか手に入らないテントですが、神奈川県横浜市「DEVISE WORKS」でも取り扱いがあるので、気になる方はこちらもチェックしてみては?
●収納時サイズ: 32×52 cm
●重量:10.73 kg (ペグも含む)
●素材:Helsport Rainguard® FR 耐水圧 3000 mm
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●素材:ポリエステル (Helsport Airflow FR)
●収容人数:4人
●内容:インナーテント×1、収納袋×1
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サバティカル「モーニング グローリー」
続いては、あのA&Fが手がける期待のニューカマーブランド「サバティカル」から。こちらは薪ストーブをインストールできませんが、前述した条件をほぼクリアしている新作テント。
一見ワンポールのベル型テントのようですが、じつはフロントの3本のサブポールで前方が大きく開口し、圧迫感のない広々リビングスペースを実現。オプションのインナーテントを設置してもストレスフリーの居住性を確保できます。
天井の2箇所に加え、下部にも左右2箇所に特徴的なベンチレーションシステムが。内側へとスライスされた設計で、雨が侵入しにくい構造になっています。スカートもしっかりついて冷気の侵入もシャットアウト。
素材は通気性がよく火の粉に強いTC素材を使用されています。また、フロントの出入り口には、凍結による開閉のしにくさを軽減するビスロンジッパーを採用。細部まで厳冬期の使用を配慮した作りに。
他と被りにくいエッジーなルックスも魅力的で、冬キャンプのテンションがアガること間違いなしのテントです。
公式オンラインストアはこちら
テンマクデザイン「サーカス650」
テンマクデザインからは大人気のサーカスシリーズよりルーキーを。こちら、コットン60%・ポリエステル40%の新素材「VC(バリューコットン)素材」を採用したテントなんです。
コットン35%・ポリエステル65%のTC素材よりコットンが増え、より結露しにくく、風合いもアップ。
展開した大きなキャノピーの下で焚き火をしても、火の粉にも強いVC素材だから安心です。メッシュ窓が大きく開放的な作りになっているため、強化メッシュを採用して強度もしっかり確保。
付属の吊り下げ式のインナーテントは、メッシュとフルクローズできるカーテンの2重構造でフルシーズンに対応しています。
サイズは約650(奥行き)×325(幅)×213(高さ)cmという導線が作りやすい長さのある形状です。インナーテントを設置しても広大なリビング+キャノピーで、冬も大人数で盛り上がれること間違いなし!
●組立時サイズ:<フライシート>(約)6,500×3,250×2,130mm
●重量:総重量(約)37.22kg
●素材:<フライシート>コットン混紡生地(VC)コットン60%・ポリエステル40%
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テントが決まれば冬キャンプはすぐそこに!
冬キャンプを安心して楽しめるテントが決まり、寝具を整えさえすれば冬キャンプの成功は決まったようなもの。後は防寒対策と安全面での注意点をしっかりチェックして、さあ、冬キャンプへ行きましょう!
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Source: CAMP HACK
キャンプ場に光るテント現る!この正体は一体……!?
なんだ、あのラインは?
闇に浮かぶ白いライン、暗いキャンプ場ではひときわ目立ちます。
夜のキャンプ場で自分のテントがわからなくなったり、ガイロープにつまずいたりした経験、ありませんか。暗い中でこれだけくっきり主張できれば、そんな心配もいらなくなる!?
じつはこの白いラインの正体、光を反射するリフレクター。テントの側面にぐるりと1周貼り付けられているんです。
このテントは、リフレクターがライン状に貼られた斬新なデザインだけでなく、ほかにもたくさんの秀逸な機能を持ち合わせています。さっそく紹介していきましょう!
その正体は、デザインも機能も優秀なやつでした
フロアレスシェルター「YOKA TIPI」
今回紹介するのは、YOKAからこの冬発売されるフロアレスシェルター「YOKA TIPI」。その名の通りティピー型のワンポールシェルターです。
ミリタリーテイストでとても雰囲気のある「ダークカーキ」は、YOKAのデザイナーが独自に細かくオーダーし、生地から染めたこだわりの色。
光の当たり具合でブラウンと深いグリーン、両方の顔を見せるこの幕は、さまざまなデザインのアウトドアギアとマッチします。
リフレクターで夜の視認性がアップ
最大の特徴は、テントの外周に貼りめぐられされたリフレクター。夜間、ヘッドライトなどの光に照らされると白く明るく反射します。
実際にキャンプ場で夜間に見ると、ほんの少しの灯りでも反射し、想像していた以上に存在感が際立ちました。遠くからでも自分のテントが一目で分かるほど!
ほかにもファスナーや、ガイロープを結ぶ部分にもリフレクターが装備されていて、夜の視認性に徹底配慮。近くを歩く人もつまずく心配が少なく、安全性が高い!
約1.7kgと携行性抜群!
収納サイズは長さ50×直径15(約)cmとコンパクトにまとまり、クルマでの運搬時も場所をとりません。
テント幕の生地はリップナイロン製で、同梱されているカーボン製のポールと合わせても約1.7kgと非常に軽く、楽に持ち運びができます。
ひとりでのんびり過ごせるサイズ感
シェルター内のスペースは横270×縦270×高さ175cm(約)。同様のワンポールシェルター・テンマクデザイン「PANDA」のサイズは横240×縦240×高さ150cm(約)。比較してみると、ひとまわり「YOKA TIPI」のほうが大きい仕様ですね。
実際に中に入ってみると室内高の差は大きく、出入りの際に中腰にならず少しかがむ程度で済みました(筆者の身長は170cm)。
フロアレスシェルターのため、就寝時はコットを使うパターンが多いはず。実際にハイコット1台を置いてみたところ、広さは十分でした。テーブルやミニシェルフを置くスペースにも余裕があります。
ソロではのんびり広々と、グラウンドシートやラグを使ったお座敷スタイルであれば、2人でも十分に過ごせるサイズ感。
4面のうち、サイドの2面にはループが備え付けられていて、ガイロープで引っ張ることができます。
こうすることで、壁を垂直に近い角度まで立ち上げることができるので、より室内空間を広く使えます。コットで寝るときには、顔の近くの空間を広く保てるためとても快適ですよ。
メインポールはカーボン製。軽くて剛性があるので細めに仕上がっていますが、雨や風にも十分に耐えて幕を支えてくれる安定感があります。
居住性もグッド!夏でも冬でも快適に過ごせる
出入り口はジッパー式で前後に設けられ、風向きやシェルター内のギア配置によって、どちらからでも出入りできます。暑い季節や換気時に全開放すると、風が通り抜けるからとても快適です。
シェルターの下部にはスカートが設けられていて、隙間風の侵入を防げます。寒い季節はある程度の密閉性があるため、暖気を逃がさず効率よくシェルター内部を暖かく保てます。
また、縫い目がある箇所には、防水、防風の目止め処理(シームテープ)がされているので雨風対策もバッチリ。夜中に隙間風や雨漏りで起こされる心配も少ないですね。
天井のポール付近には、2つのフックを搭載。小型のLEDランタンを吊るすことができます。夏は虫対策に蚊帳を吊るすのにもいいですね。
薪ストーブの設置が可能
さらにこのテントのもうひとつの特徴がコレ。シェルターの上部に煙突穴が装備されていて、幕内で薪ストーブの使用が可能に! 寒い季節にはありがたいですよね。
煙突穴には防炎布を使用していて、交換も可能。ナイロンの幕ながらプロテクターを付けずにそのまま煙突を通すことができます。
上部はメッシュのベンチレーションが付いていますが、薪ストーブ使用時はシェルター内の換気にくれぐれも注意しましょう。
予約注文が12月2日からスタート
こちらの「YOKA TIPI」は、2019年12月2日から予約注文がスタートされています。価格やお届け時期などの詳細は、公式サイトからご確認ください。
詳細はこちら
ほかにも優秀選手続々!YOKAの新作アイテム
「休日を最高のものにする」をテーマに掲げるアウトドアブランドのYOKA。今回紹介した「YOKA TIPI」のほかにも手に入れたい、この秋冬の新作も優秀なアイテムがラインナップしています。
「トライポッドテーブル・ラウンド」
ピクニックにも使いやすい、3本脚の丸テーブル「トライポッドテーブル・ラウンド」。直径約40cmの円形の天板は、コーヒーを淹れるときにちょうどいい大きさ。
脚部分はパラコードを使って裏側に収納できるので、同梱の収納袋に入れてコンパクトに持ち運べます。
真ん中に穴が開けられていて、このようにポールを通すことも。今回紹介した「YOKA TIPI」だけじゃなく、1〜3名用のワンポールテントにピッタリなサイズ感です。
組立時:W400xD400xH150mm
収納時:W400x D400xT18mm
●重量(約):650g
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「ミニシェルフ」
こちらは木製のミニシェルフ。横38×縦13×高さ38cm(約)と、キッチンツールや調味料を置くのに絶妙なサイズ感。地面に直接ギアを置かなくて済みます。
上の天板には切込みが付いていてシェラカップなどを吊るせます。これだけスリムでコンパクトなサイズの棚、ソロキャンプでひとつあると便利!
収納時は天板、底板、両端の脚をそれぞれ分解し、ベルトでひとまとめに。厚さは約3.6cmと、とてもコンパクトになりました!
この大きさならソフトコンテナなどにスッと収まるし、いつものキャンプ道具にプラスワンで持って行くのも苦労しないですね。
組立時:W380xD130xH380mm
収納時:W380x D130xT36mm
●重量(約):700g
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上質な「YOKA」のアイテムでキャンプライフを格上げ!
いかがでしたか、YOKAの魅力的な新作ラインナップ。フロアレスシェルター「YOKA TIPI」をはじめ、どれも色、カタチ、デザインがとにかくカッコいい!
さらにひとつひとつのアイテムが使い勝手よく、耐久性も高いからいつものキャンプをワンランクアップしてくれますよ!
執筆:高久浩一
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Source: CAMP HACK
薪ストーブも使用できちゃう!?冬キャンプに大本命な個性派テント四天王
※テント内での火気使用につきましては、メーカー推奨の使用法にならい正しくお使いください。また幕内で火器を使用する際は自己責任となります。もし使用する際は換気を十分行い、一酸化炭素報知器を必ず使用しましょう。
冬に本領発揮!ツワモノスペック揃いな個性派テントたち
冬キャンプを満喫するべく、厳しい寒さの中も大活躍してくれるオールシーズン対応のテントを使ってみませんか?
今回ご紹介するのは、冷気の侵入を軽減してくれるスカート付きはもちろん”薪ストーブを使って冬キャンプを楽しみたい”方にピッタリの仕様を標準装備している個性派テントたち。
なかなか日本のテントでは見かけない、珍しい特徴を兼ね備えたテントたちは、真冬を遊び倒す上級者キャンパーに打ってつけ!
「これから冬キャンプに挑戦したい!」なんて人も、参考がてらチェックしてみてくださいね。
薪ストーブ対応!だけど、使用上の注意点はしっかり確認を
一般的にテント内での火気使用は、禁止されていることがほとんど。
ですが、今回ご紹介するテントは、煙突穴が開いていたりと幕内で”薪ストーブぬくぬくスタイル”を叶えてくれる、冬大本命なスペックを兼ね備えたツワモノ揃い!
かといって、むやみに薪ストーブを幕内で使用するのは絶対にNG! しっかりとメーカーが提示している使用上の注意を確認し安全に楽しんでくださいね。
ここでは薪ストーブを使用する前に、大前提として注意しておきたいことをおさらいしておきましょう。
一酸化炭素中毒に注意!
薪ストーブを使用中、換気をしっかりしておかないと一酸化炭素中毒に陥る危険性があります。空気はこまめに入れ替えるようにしましょう。一酸化炭素警報器を置いておけば、アラームで空気の状態をお知らせしてくれます。
就寝の際は必ず火を消すようにすることもお忘れなく!
■一酸化炭素が70ppmを超えた時にセンサーがキャッチ
■ 警報音が大容量で鳴り出し、赤いLEDランプが点滅
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引火に注意!
幕内で薪ストーブを使用する場合、薪ストーブとテントの生地との距離が十分に確保できていない場合、引火する危険性があります。
煙突は倒れないようしっかり固定し、細心の注意をはらってくださいね。
完全冬仕様!最強テント四天王はコレだ!
それでは冬ならではの魅力をたっぷり堪能できる「冬の一軍テント」を4つ紹介していきます!
ルクセアウトドア メガホーン3シェルター
超高温に耐えるファイバーグラス製の煙突穴が備わっているので、薪ストーブ利用にはもってこいのシェルターです。
薪ストーブを使用しないときは、付属のカバーを付ければ、雨風を防げます。床面積が広く、暖かい幕内にギアをたくさん入れ込めるので、冬キャンプにぴったり。
ティピー型のテントは雪が降っても雪下ろしの必要がないのはうれしいポイント。薪ストーブと相性が良いカタチでもあります。
薪ストーブは熱を発する煙突部分にも暖房効果あり、ティピー型だと幕内の煙突面積が大きいので効果的に幕内を暖めることができます。
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テンティピ ジルコン
ポリエステルとコットン混紡素材を使用しているため、室内の湿度を快適に保ちながら、結露を軽減してくれるテンティピの「ジルコン」。薪ストーブ用の煙突穴もしっかり完備!

●居住面積:10.5平方m
●重量:10.9kg
●収納サイズ:約26×62cm
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●居住面積:15.6
●重量:13.8k
●収納サイズ:約28x70cm
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●居住面積:26.4平方m
●重量:19.9kg
●収納サイズ:約33×84cm
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ogawa ピルツ15 T/C
上部には薪ストーブ用の煙突穴も実装されており、冬用のスペックが頼もしいです。
裾部を8カ所固定して、ポールを1本立てるだけで設営できるので、過酷な環境でのテント張りを素早くすませることができます。
●ポール重量:約4.2kg
●フライ素材:T/C(耐水圧350mm)、ポリエステル210d、ポリエステル600d(トップベンチレーション)
●グランドシート素材:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
●ポール素材:スチールφ32mm(310cm4本継)
●パッキングサイズ:90×40×35cm
●カラー:オフホワイト×ブラウン
●付属品:グランドシート、張り出しポール180cm、スチールピン、張綱、アイアンハンマー、収納袋
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ヘルスポート バランゲルドーム
天井から煙突を突き通せるドーム型が特徴的なテント。生地は難燃性のポリエステル素材で火や熱に強い仕様です。
薪ストーブを入れ込むことを前提としており、入口と両サイドを大胆にオープンにできるほか、幕内に小窓がついているなど、優れた通気性も備えています。
耐水圧は3,000㎜と文句なしのスペック。高さがあるので、幕内にいることが多い冬キャンプでも居心地よく過ごせます。
■重量:約6.5kg(ペグ・ポールも含む)
■収容人数 :4〜6人
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今季こそ憧れの冬キャンプデビューを!
冬の夜空一面に広がる星に囲まれたキャンプはとても幻想的。いつかやってみたいと思っている方、今シーズンぜひチャレンジしてみませんか?
寒い時期にしか得られない魅力があります。テントがしっかり冬仕様であれば、だいぶ快適に過ごせるはずですよ!
Let’s Choose your favorite Winter tent!
あなたのお気に入りの冬テントを選ぼう!
Source: CAMP HACK
みんな、最近どんなテントに注目してる?【2019年上半期トレンドまとめ】
巷で話題沸騰!最旬トレンドのテントたちを徹底調査!
さまざまな新ブランドが参入し、次々とラインナップが刷新されるテントたち。そんな中で今、キャンパーの熱い視線を集めているテントって、一体どんなものなんでしょうか?
今回は、巷で話題沸騰中のテントたちをピックアップ。CAMP HCAKが選んだ最旬トレンドと、そのカテゴリーのテント16選について、徹底解剖していきます!
今アツイ、最注目のテントたちはコレだ!
その① 一番話題のテントと言えば。「ゼインアーツ」のテント
今最も注目を集める新ブランド「ZANE ARTS(ゼインアーツ)」。ニッチなニーズに応えてくれる機能性と斬新なデザインで話題のラインナップを詳しくみていきましょう!
【ZEKU-M】
独特のフォルムが目を引くこちらは4人用ミドルシェルター。六角形のボトムが複雑な構造を連想させますが、じつは、4箇所ペグダウンしてポールを立てるだけという簡単設営。
最大の特徴は、ワンポールテント特有のデメリットが画期的に改善されているところ。まずは逆V字のエクステンションフレームが、壁際のデッドスペースを大幅に軽減。
さらに、1面が大きく開口して風通しが飛躍的にアップ。夏も涼しく過ごせるワンポールテントを実現しているんです。
【GIGI-1】
個性的なカタチでキャンプ場の注目を集める2人用ワンポールシェルター「GIGI-1(ギギ)」。なんとこちらはボトムが八角形にもかかわらずZEKU-Mと同じく4箇所のペグダウンとセンターポールの立ち上げで簡単に自立する優れもの。
また、サイドパネルの跳ね上げや開閉により、環境やスタイルに応じた幅広いアレンジが可能です。遊び心くすぐるその姿はまさに変幻自在のトリックスター!
画期的な機能と斬新なデザインが絶妙にマッチしたゼインアーツのテントたちからは、当分目が離せそうにありません!
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その② 不動の人気”トンネル型2ルームテント”は、頑丈さ&汎用性が決め手
近年衰えを知らない人気ぶりの「トンネル型テント」。なかでも高い人気を誇るのが、DODのカマボコテントなどに代表されるトンネル型2ルームテントです。
【ogawa アポロン】
そしてトンネル型2ルームテントの”真打ち”として注目を集めるのがogawa「アポロン」です。他の追随を許さないアポロンの強みは2つ。
まずは「頑丈さ」。一般的なトンネル型テントが横方向3〜4本のポールだけで構成されるのに対し、アポロンは横4本のポールに屋根部分の縦3本のリッジポールが交わって強度を高めています。
2つ目は「汎用性の高さ」。左右どちらでもインナーテントが取り付けられるので、自由度の高いサイトアレンジが可能です。また、パネル全面開閉できる仕様や大きなメッシュパネルにより、他の同型テントにはない圧倒的な開放感が味わえます。
決して安いとは言えないアポロン人気の高さから、トンネル型2ルームテントにはコスパよりも”頑丈さ&汎用性の高さ”を求めるトレンドがうかがえますね。
●重量:総重量(付属品除く)=23.0kg(内容)フライ=約10.7kg、ルーフフライ=約1.2kg、インナーテント=約3.2kg、ポール=約7.9kg
●付属品:張り綱、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋
●対応人数:5人
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その③ 同じ2ルームでも”コンパクト版”に注目度上昇中!
続いては、トンネル型2ルームテント人気から派生して、最近じわじわ人気上昇中の「コンパクト2ルームテント」! 2ルームの快適な居住性はそのままに、少人数でも使いやすいサイズ感が人気のポイント。
【DOD カマボコテント ソロTC】
人気のトンネル型2ルームテント「カマボコテント」のソロバージョンがこちら。火の粉に強いポリコットンのTC素材を採用し、テントの側で気軽に焚き火を楽しめます。
名称こそ「ソロ」となっていますが、前室も寝室も2人で快適に使えるサイズ。ローチェアを使えばタープなしでもリビングで過ごせて、ソロキャンプならゆったりくつろげる広さです。
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【ゼインアーツ ROGA-4】
そして①でもご紹介したゼインアーツからのラインナップ。今年デビューのブランドながら、トレンドへの感度の高さはさすがです。早くも登場したコンパクト2ルームテントも注目を集める存在に。
前室が寝室とほぼ同じ広さなのが特徴で、タープなしでもチェアやテーブルを置いてゆったりと過ごせます。また、寝室の下に敷くグランドシートを前室に設置すればお座敷スタイルもOK。汎用性が高い点も人気のポイントです。
ソロ・デュオキャンプ需要の高まりで、今後ますます注目されるテントになりそうですね。
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その④ カンガルースタイルにハマる!「フライシート無くてもOKなテント」
カンガルースタイル人気に伴って、フライシートをかけないテントの人気が加熱中! なかでも人気なのはフライシート無しでもカッコイイデザインのテントたちです。
カンガルースタイルと言えば、SNSなどでもよく見かけるのがMSRの「エリクサー」。フライシート無しでも”映える”その姿は、まさにインナーテント界のプリンス。
そしてノースフェイス「バスティオン4」に至っては、むしろ「フライ無しこそジャスティス!」と思えてしまうカッコよさ。クロスしたポールのラインがデザインの一端を担う、この洗練された機能美……たまりません!
さらに、これからの暑い季節、コット派キャンパーの支持率が高いのが「蚊帳テント」。サーマレストの「コットバグシェルター」やアルパインデザインの「ポップアップメッシュシェルター」などがその代表格となっています。
まだまだ発展途上とも言えるカンガルースタイルは、ハマるマッチングを探す余地が存分にありそう。今後もトレンドに食い込んでくる可能性大です。
その⑤ パップテントをより身近にしたテンマク「炎幕DX」
人気製品を数多く生み出し、欠品が続出しているテンマクデザインのテントからご紹介。こちらはパップテントのワイルド感は活かしつつ、軍放出品にはない使い勝手の良さで大人気の「炎幕」。
幕体は火の粉に強く、経年劣化で味わいの増す天然素材のコットン製。化繊に比べてかさばるし重いですが、そんな時代に逆行する無骨さが男前キャンパーにヒットしました!
「炎幕」のそんなワイルド感は継承しつつ、「炎幕DX」は風雨を防ぐサイドパネルやポリエステル製のスカートを装備。さらに使い勝手がアップして、冬季の使用にも耐えるバップ系最新テントへ進化。2019年6月には、軽量化された「炎幕DX EVO」も新登場!
夏以外のシーズンだって男気全開で焚き火を楽しみたいキャンパーから、さらなる熱い視線を集めています。
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その⑥ 軽量テントの新時代を担う?「ゼログラム」のテントたち
軽量テントの新時代を担う存在として、登山も楽しむキャンパーや軽量化を重視するキャンパーに人気なのが、ゼログラムのテントたち。
【El Chalten Pro】
1.5kg以下の軽量さと約3分の簡単設営が魅力の「El Chalten(エル チャルテン)」。サイズは「1.5P」と「2P」があり、どちらもゼログラムの代表的なテントとして人気を誇っています。
そんな人気テントですが、2019年6月にクオリティアップと安定供給の為の工場変更等で、新しく“Pro”として生まれ変わったことでさらに注目度の高いテントに!
●重量:最小(フットプリントを除く)1338g、パッケージ 1458g
●構成:フライ、インナーテント、ペグ6、ポール3、スタッフサック ※ガイライン・フットプリント別売 8.5mm
●対応人数:1-2人
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【PCT UL2】
ライトグレー1色のシンプルなカラーリングと、美しいフォルムが人気の2人用ダブルウォールテント「PCT UL2」。こちらは更に軽く、最小1.17kg!
また中央を横に通る1本のポールが居住性を高め、長時間の滞在でもストレスの少ない構造も人気のポイントです。キャンプのほかに、本格的な登山、ハイキングを楽しむ方にも支持されています。
●使用時サイズ:(約)横435×奥行470×高さ210cm
●収納時サイズ:(約)幅27×縦65cm
●重量:約9.75kg(ペグ・ポールも含む)
●対応人数:8〜10人
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その⑧ 真夏の救世主!ダークルームテクノロジー「コールマン」のテント
【タフスクリーン2ルームハウス+】
メーカーに取材して売れ筋アイテムを聞くCAMP HACKの企画「ぶっちゃけランキングベスト5!」のコールマン編で1位になったのが、「タフスクリーン2ルームハウス+」。この決め手となっているのがコールマンが誇る”ダークルームテクノロジー”です。
90%の遮光率で、日中でも室内はこの通り驚きの暗さ! 温度上昇を抑えて涼しく快適に過ごせる、まさに真夏の救世主的テントとして昨年から注目を集めています。
ダークルームテクノロジーを採用したテントは他にも次々とラインナップされており、今夏もその動向が気になるところ。
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その⑨ 3代目テントならやっぱりエアー式が欲しい?「ロゴス」のテント
続いても「ぶっちゃけランキング」シリーズのロゴス編で2位となった、話題の「エアマジックテント」シリーズ。付属のポンプを使い空気を入れるだけで、簡単に設営できちゃう画期的なシステムを採用したテントなんです。
【エアマジック ドーム M-AH】
【エアマジック PANELドーム L-AH】
MとLの2サイズ展開で、Mサイズは約90秒、Lサイズは約5分で設営が完了。撤収も空気を抜くだけなので、子どもでも簡単にテントの設営&撤収が可能です。
そして新たに「グランベーシックシリーズ」にも”エアマジック”システム搭載の「グランベーシック エアマジック リビングハウス WXL-AI」が登場。汗だくの設営&撤収はウンザリという多くのキャンパーが今夏も注目するシリーズです。
●組立サイズ : (約)295×230×155cm
●収納サイズ : (約)66×26×26cm
●インナーサイズ : (約)210×210×125cm
●付属品:専用ポンプ、収納バッグ
●対応人数:3人
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その⑩ 女性キャンパーをキュンキュンさせる「テンマクデザイン ペポ」
レトロかわいいルックスがフォトジェニックで、昨年女性キャンパーを中心にインスタなどSNSで話題を呼んだ「テンマクデザイン ペポ」。Aフレーム型テントならではの設営の簡単さも人気のポイントに。
そして、生地には火の粉に強く、遮光性&耐久性に優れたポリコットン製のTC素材を、クロスフレームには軽くて丈夫なアルミ合金を採用。クラシカルな見た目とは裏腹に、現行テントの利便性を兼ね備えたハイブリッドテントなんです。
今年も、ヴィンテージ好きの女性キャンパーから熱い視線を集めること間違いナシですね。
●重量:(約)15.9kg
●付属品:クロスポール×2セット、グランドシート、張り綱(2m×4本、7m×2本)、ペグ23本、収納ケース
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常にテントセンサーの感度はMAXに!
注目を集めるテントはやはり機能もデザインもそれだけの理由がある秀逸なものばかり。そんな人気のテントを手に入れるには、常にセンサーはMAXで、トレンド情報を逃さないことが大前提です!
この記事を参考に、ぜひあなたのベストテントを見つけてくださいね。
Source: CAMP HACK
【ぼくの好きなテント】第1回:スノーピーク店長、高梨さんの場合
まずは自己紹介から
やっぱりキャンプ道具のなかでもテントって特別なもの。そんな「ぼくの好きなテント」をご紹介していきます。
それではまず私の自己紹介からお付き合いください。僕の仕事場はこちらです。
はじめまして、スノーピークの高梨です
東京、神田にあるキャンプ専門店「L-Breath Powered by Snow Peak 御茶ノ水店」で店長をしています高梨 翔です。
販売はもちろん、アイテム選びのサポートや設営講習、修理やメンテなどがおもな仕事です。キャンプ歴は約12年。年間キャンプ回数はだいたい40泊くらいです。
ぼくのテント遍歴、ご紹介します
それでは、ぼくがこれまで使ってきたテントをご紹介します。
最初はヨーレイカのティンバーライン
学生時代に実家の倉庫で発見したテントがティンバーラインでした。
すでに年季が入っていてあまり使わなかったのですが、初めてキャンプに出掛ける時に持っていった、思い入れのあるテントです。
■重量:4.3kg
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これぞ定番!スノーピークのアメニティドーム
初めて自分で本格的なテントを購入したのアメニティドームです。キャンパーならだれもが知っている、スノーピークのベストセラーモデルですね。
設営しやすく強風にも耐えられることから、安心してキャンプを楽しむことができました。
■ 重量:9.8kg
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グルキャン用に、スノーピークのランドロック
やがてキャンプ仲間も少しずつ増え、大きいシェルターが気になり始めます。そこで思い切ってランドロックを購入。説明書をよく見なかったので、最初は設営にかなり苦労したのもいい思い出です。
正しい設営手順を覚えてからは30分もかからず簡単に設営できるように。こちらは今も現役で、グループキャンプ時の宴会幕として重宝しています。
■重量:2.0kg(付属品含む)
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ヒルバーグのヤヌーでソロキャン三昧
ソロを始めてから、ハードな環境でも耐えられるテントが欲しくなってヒルバーグを購入しました。
安心感とはこわいもので、このテントなら大雪に見舞われながらも熟睡できてしまいます。朝起きたらヤヌーが半分以上雪に埋まっていて抜け出すのに必死でした。
ちょうどこの頃あたりから物欲が止まらなくなり……日々のテント漁りが始まったのです。
■室内高 100 cm
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現在のテント所有数は20種類以上!
当然といえば当然なんですが、今や家の中はほぼテント&ギア置き場と化しています。
その中から吟味して、キャンプ前日に何を持っていくかを考えるのがひとつの楽しみでもあります。
こんな感じで楽しんでいます!
35Lザックにギアを詰め込んで、渓流を登っての野営に挑戦。
ときには通常のキャンプ場とはまた違ったアプローチでテント泊を楽しんでいます。
ぼくは想像をふくらませながら連結するのが好きなんです。
テントやタープを組み合わせてオリジナルなテントサイトを作り上げるときは特にワクワクしますね。
ミニマルテントも愛用中!
何だかんだで最近一番使っているのがコレ。とにかくお手軽なんですよ。
UL過ぎないのがイイ!スノーピークのラゴPro.air 1
このところ盛り上がりをみせているUL系テントは生地を極限まで薄くして軽量化を図るため、薄さゆえの消耗スピードが気になるところ。
その点スノーピークの「ラゴPro.air 1」は強風時の安全性を確保できるギリギリのラインで生地を選んでいるので長年の使用にも耐えられます。
上下にベンチレーションを備えたダブルウォール構造なので、結露による不快感を防いでくれます。
17Lのザックにパッと入れて、仕事終わりにキャンプに向かうというお気楽スタイルで楽しんでいます。おのずと使用頻度の高いテントとなりましたね。
テントを張る楽しみを味わえる
特に気に入っているのが、設営すること自体が楽しいというところ。
10分もかからず設営可能なテントなのですが、自立式ではないのでキレイに張るためにはバランスを調整する必要があります。その作業が毎回楽しみなんです。
ただ、身長183cm以上の人にはちょっと狭いかも。シュラフに入った際、幕に足がついてしまうかもしれません。
■フレーム使用時重量:950g
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ワクワク度ならこれがダントツ!
浮遊感がスゴイ!スノーピークのスカイネスト
昔からずっと「個性的なテントだなあ」と思っていました。ハンモックみたいで。
スノーピークに入社して間もなく廃番となることを知り、慌てて購入したんです。
スカイネストはしっかり組まれたフレームワークにより空中でも安定感を損なわず、浮遊感のある快適な空間を作ってくれます。
テントの底面4カ所に張り綱がついているのであまり大きくは揺れ動かず、出入りする際に転げ落ちるなんてこともありません。
インナーテント実装のダブルウォール構造なので冬は結露を防ぎ、夏はメッシュにして快適に遊べます。何よりこのテントを使うときのワクワク度はダントツですね。すでに廃版の商品なので、在庫限りで手に入らなくなっちゃいますよ。
ただ、設営には脚立が必須です。もし忘れた場合、かなり体力を消耗することになるでしょう。
■重量:13kg
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ぼくが次に狙っているテントがこちら!
ハイパーライト マウンテン ギアのEcho II Shelter System
シルエットがとても僕好み。さらにキューベン素材ときています。これは早く使ってみたい!
詳細はこちら
サイズ感が絶妙なスノーピークのヴァール Pro.air 4
ソロでも使えるような、大きすぎないシェルターはやっぱり魅力的。
4人用インナーテントが標準装備で、2人用インナーテントのオプションもあるので幅広い状況下で活躍してくれそうだなと思ってます! スカイネスト同様こちらも廃盤なので急がないと!
■サイズ:560×346×175(h)mm
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これからもテント、買い続けます!
スノーピークのお店で働くぼくのテント遍歴や、楽しみ方をご紹介してきました。どうやら物欲は止まりそうもなく、まだまだいろんなテントを張ってみたいです。
皆さんもお気に入りのテントとともに野山へ飛び出して、アウトドアライフを満喫してくださいね。
スノーピーク好きならこのテントも人気!
グルキャンの強い味方「スピアヘッド」はいかがでしょう。
You should go outdoor with your favorite tent
好きなテントでいざ野外へ!
Source: CAMP HACK
【ヨーロッパ各国の軍隊】や【NGO団体】の御用達テント!?ハスキー「ファイター」を実際に試してみた
このテント、知ってる?
正直テントって、見た目9割で決めていませんか? キャンプにおけるテントは我が家も同然。機能性とか使い勝手とか気になるけれど、最終的には”見た目”が決め手だったりします。
そんな筆者が日課のネットサーフィンで発見したのが、ハスキーというアウトドアメーカーが販売している「ファイター」というテント。キャンパーの憧れ「ヒルバーグ」と近しい雰囲気を感じませんか?
んん? ハスキー? 聞いたことないぞ? という方のために、まずはメーカーについてザックリご紹介します。
アウトドアメーカー「Husky」とは?
ハスキーは、1997年にチェコの首都プラハで誕生したアウトドアメーカー。欧州を中心に展開しており、世界の取り扱い店舗数は、200店舗以上あるそうです。
とにかく品質の良さに定評のあるメーカーで、ヨーロッパ各国の軍隊やNGO団体で活用されているんだとか。
ちなみに、ハスキーの代表作である写真のテント「Fighter(ファイター)」は、2018年度の楽天リアルタイムランキング「アウトドア部門」「テント・タープ部門」「テント部門」の3部門で、1位を獲得しています。
口コミをのぞいてみても、なかなかの高評価。これは……一度使ってみたい!
ということで、さっそく実物を手配。1泊2日のキャンプで使用してみて、良かった点や気になる部分をレビューしていきたいと思います。
ファイターってどんなテント?8つの特徴
特徴① 風に強いつくり
ファイターは、風への抵抗力が強いドーム型テント。寝室をつくる2本のクロスフレームに、両サイドの前室をつくるアーチ状のポールを2本交差させることで、強度を高めています。
ポールにはアルミ合金の中でも強度の高いジェラルミン(7001)を採用。この7000番台のアルミニウム合金は、航空機材などにも使用される強度の高い素材として知られています。
ですから、ちょっとやそっとの風ではビクともしません。
台風の影響で激しい雨、強風の中、少し心配になりながら一夜をすごしました。
朝目が覚めてみると全く浸水もなく、無傷の状態でした。(出典:楽天)
特徴② 侮れない耐水圧
フライシートは、PUコーティングが施された210Tポリエステルタフタを使用しています。耐水圧はおよそ7,000mmと、かなり高い数値。なかには、こんな口コミも……。
フライシートをきちんと締めて水道水で10分間程度入り口等に噴射してみましたがテント内は濡れませんでした。(出典:楽天)
出入口のファスナー部には、雨が侵入しないようフラップでしっかりカバー。
インナーテントのフロア部は、190Tポリエステルリップストップを採用。PUコーティングも施されており、耐水圧はおよそ10,000mmとコールマンのウェザーマスターシリーズと同等のスペックです。
口コミを見る限り「浸水した。」という内容は見当たりませんでした。
特徴③ 空気の換気がしやすい!
インナーテントの上半分がメッシュになっているほか、前後のドアもメッシュに切り替えられます。
ちなみに写真中央部にぶら下がっているヒモ周辺は、メッシュ仕様のロフトになっているので、スマートフォンなどの小物置きにも便利。出入口付近にも収納ポケットが2つ付いています。
正しい使い方かはわかりませんが、ヒモを結び合えばランタンフックにもなります。
換気の話に戻りましょう。天井部2ヶ所には、つい立て棒のついたベンチレーション(換気窓)が配備されています。
ベンチレーションは、インナーテントの中からでも調節できます。実際に使用した日は、夜は気温が10℃を下回っても朝方には15℃近くまで上昇していたので、寝起きの状態ですぐに空気換気できるのはありがたかったです。
特徴④ 寒さに強い
テントの全方位にはスカートがついており、地面からくる冷気の侵入を防いでくれます。
そのため寝室の半分はメッシュにもかかわらず、10℃以下の環境でもあまり寒さを感じませんでした(もちろん就寝時はフリースなどを着こんだうえで)。
特徴⑤ 1人でも設営できる!
普段ワンポールテントを愛用している筆者(女性)でも、一人で20分くらいで設営することができました。慣れている方なら10分以内で設営できそうです。
後ほど説明しますが、強い力はまったく必要ありません。
特徴⑥ カッコいい!のに被りにくい
今回はフェスとキャンプ場で使ってみましたが、同じテントを1つも見かけませんでした。
インスタグラムで検索しても、欧州の方がほとんど。国内では店舗で販売されていないこともあり、数があまり出回っていないようです。
特徴⑦ 軽くてコンパクト!
収納サイズは約56×19cmと、スノーピークの「アメニティドームS」(約58×18cm)とほぼ同じ。しかし、重量はアメニティドームSが約5kgに対し、ファイターは約4.5kgとやや軽め。
コールマンのツーリングドームLXと比べても、収納サイズが約60×24cm、重量約5.6kgなので、2~3人用のドーム型テントの中だとファイターは軽い部類に入るようです。
特徴⑧ 高スペックに対してリーズナブル!
気になるファイターの価格は、公式によると49,800円(税込み)。しかしAmazonや楽天だと、34,800円(税込み)で販売されています(2019/05/29時点 Amazon価格)。
フロアの耐水圧でいえば、同等のスペックを持つコールマンのウェザーマスターは最低でも5万円台から。色や形状似ているヒルバーグの「JANNU(ヤヌー)」だと、およそ13万円。
そう考えると、耐水圧7,000mmで3万円台という価格は、かなり魅力的だと思います。
設営について
経験の浅い筆者でさえ、説明書を見ずに設営することができました。ではなぜそんなカンタンに設営できたのか? 実践して感じた3つの理由をご紹介します。
カンタンな理由① ポールを通す部分がわかりやすい
ファイターのポールは全4本(赤とシルバーのポールが2本ずつ)。同じ色のスリーブに入れればいいので「どこに入れればいいの?」というような迷子にはなりづらい仕様になっています。これなら初見でも間違えずに設営できるはず。
カンタンな理由② インナーテントは吊り下げ式
ファイターの設営は、先に立ち上げたフライシートの天井から、インナーテントを吊り下げる方法。なので雨が降ってきても、インナーテントを濡らさずに設営することができます。ただ天井が低いので、腰はツライです。
赤い丸で囲んだ部分が、インナーテントを吊り下げるフック。設置個所が多いため(写真は一部)、インナーテンは取り付けたまま収納するのもひとつの手かも。
とここまで、ファイターの特徴と設営について紹介してきました。続いては実際に使ってみて気になった部分をご紹介します。
使ってみて思った、2つの気になる部分
気になる① 大人3人でギリギリのサイズ感
各自の荷物を寝室に入れていたせいもありますが、大人3人でちょうどピッタリでした。ゆとりを持たせるなら、大人2人での使用がおすすめ。
テントは男大人1人、幼稚園児2人で1泊使用しましたが、広さは十分でした。大型のバッグ2つ入れても寝ることができました。(出典:楽天)
気になる② 天井が低い
耐風性を重視しているため、天井高は約120㎝と低くつくられています。ちょうどアメニティドームSと同じくらい。
室内では立つのは難しいですし、出入りも腰をかがめる必要があります。座って作業する分には、身長154cmの筆者には全く問題ありませんでした。
私個人的には、高さがもう少し…あと10センチ位高ければ良かったかなと。(出典:楽天)
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かっこいいのに、被らない!
チェコ発のアウトドアメーカー、ハスキーの3人用ドーム型テント「ファイター」を紹介しました。スタイリッシュな見た目もいいですが、スカート付きでオールシーズン対応、耐水圧7,000mmという高スペック、1人でも設営できる手軽さはかなり魅力的だと思います。
それでいてお値段3万円台(2019/05/29時点 Amazon価格)というのだから、かなりの高コスパ! ソロもしくはデュオキャンプ用のテントが欲しい方は特に要チェックですよ。
Fighter is cool!
ファイターはかっこいい!
Source: CAMP HACK