革新的な新型ガスコンロが、スノーピークから登場
2019年7月13日に満を持して発売された、スノーピークの新作ガスコンロ「HOME&CAMP バーナー」。発売早々に在庫切れを起こしている、超話題のバーナーです。
現物をGET!実際に使ってみます
でも、なぜそこまで人気なのでしょう? 基本スペックから独自のセンスが光る秀逸なギミック、そして耐風性や乗せられる鍋の大きさについても詳しくご紹介していきます。
みんなの疑問を隅から隅まで調べてみました!
【開封レビュー】まずは外観から
ではさっそく開封していきましょう! GETした色は、ステンレスアイテムと相性抜群のシルバーです。他にはブラックとカーキがあり、全3色展開。
中に入っていたのは、バーナー本体、取扱説明書、ガスコンロ注意事項の3点。
バーナーの収納サイズは90×120×255mm。500mlペットボトルを一回りくらい大きくしたサイズ感です。一般的なガスコンロと比べると、驚愕のスリム設計!
まずは説明書を見ずにトライしましたが、わりと序盤で行き詰りました。正直言って、初見でセットするのはなかなか難しいです。
でも、一度慣れてしまえばなんのその! 30秒程度でセットできましたよ。
セット時のコツは、ゴトクを回転させるためのスイッチの場所をきちんと確認しておくこと。ゴールドの小さな丸いボタンがスイッチです。
そしてこちらが収納する様子。このトランスフォーム、なんだか病み付きになってしまいそう。
ゴトクは3本
ゴトクは3本ですが、本体の脚を含め4つの支点で支える仕組み。安心感のある安定性です。
ゴトクは、火口のへこんだ部分にはめ込むことで固定可能。
本体の脚にはさりげなくロゴが。ちなみにロゴがあるのはこの部分だけでした。主張すぎないところもスタイリッシュに見えるポイントです。
鍋との接地面は、このようにギザギザ頭。これが滑り止めの役割を果たすんですね。
この点はシングルバーナーと同じギミックですが、一般的な家庭用ガスコンロにはこの配慮がないため、さすがアウトドアメーカーといったところ!
火口について
炎の出口は、縦長の形状。内側から出る形状になっているため、外からの風に影響されにくそうです。この点は後ほどしっかり検証していきますよ!
点火スイッチ
点火スイッチは、一般的なガスコンロと同じ仕様なので迷うことは無さそうです。左にひねって点火します。
火力はⅠ~Ⅲまで無段階設定。シングルバーナーやツーバーナーと違って、とろ火にしやすい点がガスコンロの利点ですね。
火力は?大鍋もOK?色々検証してみた
外見はあらかた見終わったので、お次は実際の使用感について。「使用できる鍋の大きさは?」「テーブルが熱くならない?」「耐風性はある?」などなど、気になる点を色々と検証していきます!
まず、使用できる鍋の大きさについて
基本的には、「最小Φ14cm〜最大Φ30cm」の間であれば、鍋やフライパンなどを乗せて使用することが可能です。土鍋であれば、9号まで乗せて使用可能。
乗せられないのは、ガスボンベの容器カバーを覆うような大きな調理器具や、ダッチオーブンなど輻射熱が強いもの(後ほど詳しく後述します)。ということで、土鍋やすき焼きなど、卓上でガスコンロを使用するときに作る料理をイメージして、いくつか調理器具を乗せてみました!
4~6人用の大きめの土鍋
4~6人用の大きめの土鍋は、乗せるとちょうどピッタリのサイズ感。
土鍋はそれなりに重さがあるので、「ん~安定感はどうかな?」と思いましたが、テーブルとの接点が4か所あり、重心も低いので、想像以上の安定感がありました。
1~2人用の小さめの土鍋
今度は、1~2人用の小さめの土鍋。ゴトクの上にしっかり乗っています。
一見ギリギリのようにも見えますが、それなりにゴトクが大きい(長い)ので、まったく問題ありません。
大きめのフライパン
次は、大きめのフライパン。サイズ自体は問題ありませんでしたが、何かのはずみで把手(取っ手)に力がかかると傾いてしまうので、そこだけは注意が必要です。
と思っていたら、取扱説明書には「ゴトクと把手が直線上で重なるように置く」との注意書きがありました。無意識で使うとわたしのようなミスを犯しがちだと思うので、これは頭に入れておきたいポイントですね。
1~2人用のすき焼き鍋
卓上で食べるものと言えば、「すき焼き」もありますよね。1~2人用のすき焼き鍋も、問題なし!
1,000mlのクッカー
最後に、1,000mlのクッカー。これは径が足りなかったので、ゴトクに乗らず傾いてしまいました。
前述しましたが、やはり口径「最小Φ14cm〜最大Φ30cm」範囲のクッカーを乗せるように。焼き網等をかませるのも危ないので避けたほうがいいでしょう。
ダッチオーブンはNGです
以下のアイテムのような輻射熱の強い調理器具等は乗せることができないので、あらかじめ知っておきましょう。
・ダッチオーブンなどの鋳鉄製品
・セラミック付きの焼き網
・石板
・陶板
・セラミックを使用した焼肉器
・貝殻
・燻製器 など
これら使用禁止アイテムは、一般的なガスコンロ、OD缶と直結するタイプのシングルバーナーと同様なので、再確認という意味で書いておきます。
火力について
火力は、気温20~25℃の環境で使用した場合で、出力が2,100kcal/h、連続燃焼時間は、約110分。
一般的なガスコンロの連続燃焼時間は約70分を公表しているものが多いので、アウトドアでの使用を考えると、連続して使える時間が長いのは嬉しい点。
使用できるガスボンベは、スノーピークの「ギガパワーガスCBブタン GPC-250CB」のみ。安全に使用するためにも、必ずこちらをセットしましょう。
卓上でも安心して使用できる構造
テーブルと火口の間には遮るものがないので、「けっこう熱くなるんじゃない!?」と、気になる方も多いはず。
オフィシャルでは、「幅遮熱を考慮して必要十分の高さを保っているので、卓上でも安心して使用することができます」と書かれていますが……せっかくなので実際に試してみました。
テーブルは熱くならない?実際に調理してみた
ということで、先ほどの大きめのフライパンで焼きそばを作ってみました。調理時間は約20分。火力はⅠ~Ⅲまで適宜調整しています。
20分後、テーブルの表面を触ってみると、アチッとなるほどではありませんが、多少は熱くはなっていました。ただ、テーブルの材質や、テーブルクロスの素材にもよると思うので、別売りのバーナー用断熱シート「バーナーシートL」を併用しましょう。
耐風性について
当たり前ですが、アウトドアには風がつきもの。シングルバーナー同様、火口がむき出しの構造なので、「もしかして風に弱いのでは?」と思い、周囲に燃えるものがないことを確認して、扇風機の強い風をしばらく当ててみました。
火力はⅠ(弱火)の状態。写真のように上の方からと、真横からも当てて検証。
結果としては、炎があおられることはありましたが、消えてしまうほどではありませんでした。あくまでも室内でテストしただけなので、ご参考程度に。
外でも家でも、使いたくなる理由
ここまで基本スペックと秀逸なギミックをご紹介しましたが、やはり、なんといってもこのルックス。今までのカセットコンロにはない、革新的なデザインが魅力的!
インテリアに馴染みやすいカラーリング
さっそく家の棚に収納してみました。どうでしょう? これがガスコンロには見えませんよね。
スペースを取らない“直立型”収納
直立型というのが革新的で、これなら省スペースで収納可能。平置きのガスコンロは意外と場所を取るので、コンパクトというのは大きなメリットです。
しかし、逆に言うと立てた状態でないと保管できない構造のため、高い場所に置くときは注意したほうがいいなと思いました。万が一のときの落下防止策をしておくと、より安心ですね。
バッグの中にも納まるコンパクトなサイズ感
これだけコンパクトならこんな持ち出し方も! A4サイズが入るバッグであれば本体はすっぽり収まってしまいます。
ただ重さは1.4kgあるので、やや重みを感じるかもしれませんが、コンパクトに持ち運べるので、歩き移動のときはとても便利だと思います。ちょっとしたピクニックやBBQシーンで活躍しそう!
再入荷はいつ?
気になるのは、再入荷の予定。スノーピークの広報担当によると、次回入荷は8月後半を予定しているとのこと。
次回も即完売の予感がしているため、気になっている人は要チェックです!
公式オンラインサイトはこちら
わが家の一軍入り、確定です
スペック、ルックスともに唯一無二のガスコンロ。言うまでもなく、わが家の一軍入り確定です!
●材質:ステンレス、スチール、アルミニウム合金、ブラス、樹脂、ゴム
●対応鍋径:最小Φ14cm~最大Φ30cm ダッチオーブンなどの鋳鉄製品使用不可
●専用ボンベ:ギガパワーガスCBブタン(GPC-250CB)
●本体重量:1.4kg
●最大出力:2100kcal/h
●出力(ガス消費量):2.4kw(2100kcal/h 178g/h) 気温20〜25℃
●連続燃焼時間:約110分
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●重量:65g
●材質:カーボンアラミドクロス(アルミ加工)
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Source: CAMP HACK
大人気イワタニから3つのNEWギア!耐荷重20kgのタフコンロも登場【アウトドア通信.110】
風に強い!イワタニより3つの新製品が登場
マーベラスなどキャンパーに大人気のカセットガス製品を生み出している岩谷産業(以下イワタニ)より、3つの新製品がお披露目!
2月末から3月にかけて発売予定のアイテムは、これまでの歴代アイテムからさらに進化を遂げて待機中です。早速新製品をチェックしていきましょう。
ブラックボディのタフなコンロ「カセットフー タフまる」
キャンパーに嬉しいスペックがそろい踏み! 2月28日発売予定の「カセットフー タフまる」をご紹介します。その名に相応しいタフなスペックは要注目です。
ダッチオーブンもOKな耐荷重20kg
何と言っても注目ポイントは、脅威の耐荷重20kgのタフボディ。ダッチオーブンも使用可能とうたわれている性能に、キャンプ料理の腕がなりますね。
※ダッチオーブンを使用する際は、輻射熱を防ぐために鍋底が24cm以下のものを使用してください。
風の影響を受けにくい機能性
さらにカセットガス機器の大敵である風の影響を受けにくい独自の「ダブル風防ユニット」を搭載。2段階で風を防ぐことにより、燃焼に必要な空気を通しながらも、炎に影響を与える風は遮ってくれます。
バーナー部分も火足が短いので風の影響を受けにくく消えにくい設計です。
男心をくすぐる無骨なデザイン
専用キャリーケース、本体ともにオールブラック仕様とクールな印象のタフまる。男前なミリタリーギアなどにも調和するデザインに、新定番の予感です。
【カセットフー タフまる】
品番:CB-ODX-1
希望小売価格(税抜):10,000 円
製品寸法(㎝):34.1×28.3×12.9
製品重量:約2.4㎏
発熱量:3.3kW(2800kcal/h 相当)
連続燃焼時間:約75分
使用燃料:イワタニカセットガス/イワタニカセットガスパワーゴールド
使用できる鍋の大きさ:鍋底の直径が24cm以下(小さい鍋は鍋底が16cm以上)
製品の詳細はこちら
着脱式のスタンドが便利「グリルスター」
新製品のタイヤ付きキャリー式グリル「グリルスター」は、3月1日に発売予定。グラマラスなキャンプスタイルや、家の庭でのBBQに活躍しそうなこのアイテム。
キャリーが付いているので持ち運びも楽々。スタンドと風防は着脱式で、テーブルトップとしても使用できます。
プレートを取り外しすることで、グリルまたコンロとして使用可能です。片面でワイルドにお肉を焼き、もう一方でスープを作ったりと自由に調理を楽しめますよ。
【グリルスター】
品番:CB-SBG-1
希望小売価格(税抜) :38,000 円
製品寸法(㎝): 81.6×51.9×107.2
製品重量:約 11.3 ㎏
発熱量:3.3kW(2800kcal/h 相当)×2
連続燃焼時間:約70分(片側)
使用燃料:イワタニカセットガス/イワタニカセットガスパワーゴールド
使用できる鍋の大きさ:鍋底の直径が24cm以下で、鍋の側面・上面が本体上蓋にかからない大きさのもの
製品の詳細はこちら
卓上で団欒を楽しむなら「フラットツイン・グリル」
気軽に大人数で食卓を囲みたいときは、テーブルトップ式の「フラットツイン・グリル」はいかがでしょう。
収納時もスタンドがないから、とてもコンパクト。車への積載もしやすいデザインが嬉しいポイントです。
風防は取り外し可能。プレートもグリルスター同様、グリルまたコンロとして使用できます。
キャンプでまったりと食卓を囲みたいときは、風防を外して使用しましょう。もちろん風防を外しても5,600kcal/h(2,800kcal/h×2)の高火力と、風の影響を受けにくい独自の構造により安定した炎を供給してくれます。「フラットツイン・グリル」は2月28日発売予定です。
【フラットツイン・グリル】
品番:CB-TBG-1
希望小売価格(税抜):30,000 円
製品寸法(㎝): 62.7×43.9×40.9
製品重量:約 7.7 ㎏
発熱量:3.3kW(2800kcal/h 相当)×2
連続燃焼時間:約70分(片側)
使用燃料: イワタニカセットガス/イワタニカセットガスパワーゴールド
使用できる鍋の大きさ:鍋底の直径が24cm以下で、鍋の側面・上面が本体上蓋に当たらない大きさのもの
製品の詳細はこちら
手軽なカセットコンロは1台持っておきたい!
ガス缶を取り付ければすぐ調理ができ、炭を起こしたりといった面倒な作業がないのがカセットコンロの魅力です。アウトドアをより身近に、さらに家でも使用できたりとINとOUTの垣根をなくしてくれるカセットガス製品は押さえておきたいアイテムですね。新製品をぜひチェックしてみてくださいね。
CAMP HACKトップページではアウトドアアイテム情報も満載! ぜひチェックしてみてください。
Source: CAMP HACK
【なるほど便利】意外と知られていないホワイトガソリン式 ツーバーナーの活用術
数あるキャンプ道具のなかでも、ほぼフル稼働な愛用ギア
僕がアウトドアで仕事をするようになってかれこれ15年ほど。そして年間でキャンプ関連の撮影は100日はゆうに超えています。数あるキャンプ道具のなかでもほぼフル稼働で、調理シーンで欠かせない愛用の燃焼器具が、コールマン 413Hパワーハウスツーバーナーストーブです。
最近では手軽に扱えるガス式のバーナーが人気のようですが、僕的にはホワイトガソリン式のツーバーナーのほうがオススメです。理由はなぜか?
使い続けているからこそ語れる魅力について紹介していきましょう。
ネガティブな印象が少なからず
コチラ、約10年選手の413Hパワーハウスツーバーナーストーブ(以下、413H)。仕事柄、使用頻度は一般的なユーザーの範疇を遙かに超えているでしょう。しかし驚くべきことに、今のところ本当にノートラブル。
メンテナンスも特に行わず、使用後は拭き掃除をするだけ。そしてポンピング時に油切れとなれば、純正のリュブリカントで潤滑を促すくらいです。そろそろポンプカップが劣化するかもしれないなと思い、たまにチェックしていますが、意外と問題は見あたらず。
ガス式に比べれば厳冬期でも、はたまた長時間使用時でも火力が落ちることはなく(定期的なポンピングが必要となりますが)、トロ火から強火と火力の微調節もできるとあり、アウトドアでの安定感は抜群のはず。しかし世間一般的には「扱いが難しそう」と、とくにビギナーの方には利便性の高さが今イチ、ピンと来てない模様。
というわけでその「難しい」と思われがちな理由と解決策を解説し、未然に詰まりのトラブルを防ぐ手法、さらに応用活用術に至るまで、実践的な手法を伝授したいと思います。
難しく考えないで、手軽に扱うコツを知る
第一関門として挙げられるのが、燃料タンク内に空気を送り込む「ポンピング」という作業です。コレ、使い慣れていない方からは「大変」という言葉をよく聞きます。メーカー推奨のポンピング回数の目安は100~150回とされていますが、あくまでも目安。この回数は、燃料タンク内の「ホワイトガソリンの量」によって大きく変動します。
タンクに8分目ほどホワイトガソリンが入っていれば、それだけポンピングをする際の「空気の量」は少なくて済みます。まずは、燃料タンク内の「ホワイトガソリンと空気の割合」を知っておくことが大切です。
ポンピングですが、このようにテーブル上で横向きに作業を行っている方が多いです。実はこの横の動きだと力が分散してしまって「大変」。力をかけず、効果的にポンピングができるのは燃料タンクを縦にし、ポンプは上下に動かしましょう。自転車タイヤの空気入れと同様に「上から下」の動きにすると、かなり楽に作業が行えます。
そしてポンピングを終えるタイミングは「手応えが固くなること」です。これも自転車タイヤの空気入れと同じ考えで、反発力が出てきたら燃料タンク内に空気が十分入っている証拠。そして燃料タンクを本体にセットしたら着火作業です。
僕は使用頻度が多いため、毎度使用後は燃料タンク内に残っているホワイトガソリンを抜くことをしません。燃料タンクに十分なホワイトガソリンが入っている場合、ポンピングに費やす時間は30秒~1分ほど。そしてライターなどで着火となります。慣れてしまえばですが、着火までにかかる時間、ガス式のツーバーナーとは大差ないのです。
多いトラブルは、ジェネレーター(燃料タンクから伸びる管)の詰まりによる不完全燃焼が事例として挙げられます。詰まりを防ぐ策は至ってシンプル。しっかりとポンピングを終えたらまず「着火後、火力を最大」にしてください。勢いよく炎が上がりますが、決してびびらずに!
次第に火力は安定します。ジェネレーター内にはススが溜まりますので、かき出すイメージを持ちましょう。消火するときも同様で、最大火力にした後に消火を。僕の413Hは、以上のことを実践しているだけで、10年以上トラブルがないのではないかなと思います。
使い方の幅が広がる応用編:風防を取り外してみよう
それでは、ここからは僕が普段実践している413Hの便利な使い方について解説していきましょう。とても簡単な応用テクニック。それは、「風防を外す」ことです。実はコレ、知らない人が多いみたい。
風防の外し方は至って簡単。この写真の金具部分、左右2カ所を内側に引くだけで外せます。
作業がしづらい場合は、グレートを外して行うといいですね。風防の役割は、読んで字のごとく。風がない場合は不要ですし、簡単に脱着できるものなので、僕は大抵外して使用しています。
※外した風防は、踏まれない場所に置きましょう。僕の413Hの風防は何度も踏まれ、ひしゃげています(笑)。
風防がある場合とない場合の比較
単純に、風防を外すとクッカーなどの調理器具を置くスペースが増えます。上写真の風防がある場合だと、メインバーナーにフライパン(大)、サブバーナーに小鍋、そして空いている部分には、お湯を保温しているケトルの設定。
下写真の風防を外した場合だと、メインバーナーにフライパン(大)、サブバーナーにフライパン(小)、そして空いている部分には小鍋を置き、スープなどの保温用に。と、複数の調理をこなす場合は、このスペースの余裕がとにかく便利なことがわかります。
ロースタイルのテーブル上で使う楽しみを
さらに実用的な使い方例を紹介します。ロースタイルのテーブル上に風防を外したツーバーナーを置き、鉄板調理仕様としてみました。こうすることで、全方向から鉄板上の食材に手を伸ばすことが可能に。家族でタコスやお好み焼きなどいかがでしょう。
ガス缶と本体が分離式のガス式ツーバーナーを除き、ガス缶をバーナー本体下にセットするガス式ツーバーナーは、どうしても脚が高くなります。よってテーブルの上では扱いづらい。413Hは脚がなくドンとテーブル上に置いての鉄板調理でも、焼面の高さはちょうどいいのです。
※輻射熱によりテーブルにダメージがつく可能性がありますので、413Hの下には薄い板などを敷いておくと安心です。燃料タンクは外側にあるため、熱の影響はありません。
コチラは風防を外さなくても置けますが、テーブル上で使うアイデアとして。こんな感じでひとつのバーナーにシェラカップを3つ寄せての使い方も便利ですよ。これで3種のアヒージョを同時に作れます。
※シェラカップを使う場合は少し安定感が悪いので、カップが安定する場所を見つけましょう。より安定感を出すなら、100均ショップなどで手に入る小型のBBQ網があると便利です。
料理をする楽しみが、確実に増えます!
道具をたくさん使って特性を知ると「こんな使い方もできるかな」「あんな料理もできるな」など、応用イメージを抱けるようになります。そこから実践に移し、思い通りにできた時の喜びや刺激はたまりません(オトナになったらなおさら)。アウトドアで遊ぶ楽しさって、ルールに縛られず、固定観念を覆すことに醍醐味があると思うのです。それとあまり難しく考えないことでしょうか。とりあえず、やってみる。
というわけで、日常的に使い続けているホワイトガソリン式ツーバーナーの便利な使い方についてのまとめでした。
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Source: CAMP HACK
最大出力8,500kcalだからできること。スノーピークの最強バーナー「剛炎」
冬キャンにもってこいのバーナー・スノーピーク「剛炎」
いよいよ真冬も本番。寒い中食べるホカホカのご飯は冬キャン最大の楽しみですが、いざ料理しようとバーナーを点けると、火が弱く調理がスムーズにいかない場合も。
そこで、冷環境でも失敗なく美味しい料理を味わいたい! という多くのキャンパーに選ばれている、スノーピークの「剛炎(ごうえん)」に注目。
冷環境でも剛炎だからこそできる本格メニューと、その高火力の秘密を見ていきましょう!
剛炎はこんな人におすすめ
・4シーズンキャンプへ行きたい人
・グループキャンプがメインの人
・料理重視のキャンプがしたい人
剛炎なら冬でも「火力命」な本格料理ができる!
チャーハン
あの″パラパラ感″を出すのが意外と難しいチャーハン。
強い火力で短時間炒めるのがべちゃっとさせないコツですが、高火力の剛炎ならテクいらずで絶品チャーハンに!
麻婆豆腐
中華の定番、麻婆豆腐。剛炎の高火力なら、ニンニク・ショウガの香りをはじめ旨味を逃さずに作れます。
高火力ゆえ短時間でひとつのメニューが作れるので、大人数分の食事も時間をかけずに用意できます。
餃子
皮はパリッと、中はふっくら焼き上げたい餃子。最初の火入れが弱いと全体的に水っぽくなってしまうので、やはり火力が命です。
分厚い肉も余裕
餃子と同じく、ジューシーさを逃したくないステーキ肉。かと言ってしっかり火も通さないといけないという絶妙な焼き加減も、剛炎におまかせ!
二台使いで強力な「ツーバーナー」
それぞれの「MY剛炎」を持ち寄れば、こんな贅沢な二口コンロが完成! これだけのパワフル装備なら、冬キャンでもお店レベルの本格料理ができそうです。
雪中でも稼動!
ただでさえ寒い雪の中、なかなか火がつかないと泣きたくなってしまいそうですが、剛炎は雪中でも安心。1月始めの湯沢中里でも、ドロップダウン知らずだったようです!
●収納時サイズ:φ240×H205mm
●重量:1800g
●出力:8500kcal/h
●材質:ステンレス・ブラス
アウトドア中華料理に十分な火力です。
ダッチオーブンのプレヒートもあっという間に終わります。
とろ火コントロールも意外と使える。
とろ火から強火まで、オールマイティなストーブです。
出典:
Amazon
剛炎はなぜこんなにも高火力なのか?
秘訣は「液出しシステム」
最大出力8,500kcalという剛炎ですが、これは一般的なツーバーナー1台分の火力に相当(二口使用時)するという驚きのハイパワー! この秘訣は、ガスカートリッジを倒立させてセットするというスノーピークオリジナルの「液出し」システムに。
燃料を液体のまま燃焼させる出力方式により、冷環境に左右されることなく強い火力を維持できるというわけです。
ハイパワーながら収納は直径24×21cmとコンパクト。高さ・火力の調節も可能で、冬だけでなくもちろんオールシーズン使えます。
剛炎をフル活用するために使いたい「+αアイテム」
IGT(アイアングリルテーブル)
剛炎を使うなら、スノーピーク自慢の快適システムキッチン・IGTとの併用がおすすめ! 専用のジョイントフレームがあれば、導線スムーズかつ見た目もスッキリとしたキッチンテーブルに。
●重量:6.82kg
●材質:アルミニウム、ステンレス
火燕鍋
剛炎と組み合わせて使うことを前提に外径・フォルムが設計されたという「火燕鍋」。定番中華も本格的な鉄鍋で作ると、驚くほど美味しくなるのでお試しあれ!
●収納時サイズ:340×300×95(h)mm
●重量:1.2kg
●材質:本体/鉄(透明シリコン樹脂塗装)・ステンレス、ハンドル/ステンレス
炒め・揚げ・焼き・煮込み、少量でも大容量でも、何でも調理できて万能です。
雑な使い方してもただの鉄なので、傷ついても気にならないのもメリットです。
出典:
Amazon
チリトリ鍋
最大直径31cmの大鍋も載せられる剛炎は、ダッチオーブンはもちろんこんなユニークな鍋も楽しめます。いつもと違うメニューこそ、キャンプで試してみませんか?
剛炎でパラパラのチャーハン作ってみない?
キャンプは寒さだけでなく風に悩まされることも多いですが、風防でガードしてくれる剛炎はそんなシーンでも大活躍。バーナーを検討中の方、冬キャンはもちろん一年中タフに使える剛炎は間違いない一台ですよ!
キャンプにうってつけの「呑兵衛レシピ」
中華もいいけどエスニックもいい! おでんもアリ! 寒さを忘れて冬キャンを楽しめるかもしれない、おすすめ呑兵衛レシピ集。
We Need “GOEN” At Winter Camping!
冬こそ″剛炎″の出番!
Source: CAMP HACK