キャンプは楽しいけど、正直、設営時のロープワークが面倒……
近年続々とラインナップされ、キャンプシーンで注目を集める居住性の高いテントたち。でも、広い前室を備えるなど居住性の高いテントほど、ガイロープの使用箇所が多かったり設営の難易度は上がります。
快適な居住性は欲しいけど、正直、設営時のロープワークが面倒くさい……そんなキャンパーに朗報! テント設営が格段にラクになる救世主的グッズ、ありますよ。
ロープワーク以外にも設営時のプチストレスを軽減する便利アイテム5選をご紹介します。
もうそれ以前には戻れなくなる?!救世主的便利グッズ5選
1度使えばその便利さにハマってしまう、そんな救世主的便利グッズ5選、早速ご紹介していきます!
その① 村の鍛冶屋/ステンレス ちょこっとバンド

こちらは、鋳造ペグ「エリッゼステーク」でおなじみの「村の鍛冶屋」からのラインナップ。これ、テントやタープをペグと繋いでくれる、ロープいらずの便利グッズなんです。
この画像のようにテントやタープの地面に近い部分なら、わざわざロープを結ばなくてもペグダウンが可能に。また、長いロープを張るスペースがない時も、余ったガイロープを結ぶ手間なくスッキリしたサイトが実現します!
バンド部分のゴムには、電線などにも使用される耐候性の高いEPDM素材を採用。長さも23〜43cmまで3段階に調節が可能です。S字フックは錆びにくいステンレス製で取り外しも可能だから、幅広いシーンに応用が可能です。
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その② ナイトアイズ/カムジャム コードタイトナー

続いては、S字型カラビナ「エスビナー」でおなじみの「ナイトアイズ」から。こちら、あまりの便利さに何個も揃えてしまうキャンパー続出のアイテムなんです。全てのガイロープに取り付けている人もいるほど。
使い方はいたって簡単。図解1の「FIXED END」のように、本体の穴にロープを通して引っ張れば、留め具に引っかかって簡単にテンションがかかる仕組みに。自在金具や自在結びに不慣れな人でも、拍子抜けするほど簡単にガイロープが張れるんです。
図解2の「LOOP」は薪を束ねたり荷をしばったりするのに便利な使い方。2パターンであらゆるキャンプシーンで役立つ実にマルチなアイテムです。
また、インスタグラムなどでよく見かけるのが新型ジムニーへの応用例。ジムニーのドアが自然と全開してしまうのを、カムジャム&ロープで適度な開き具合に調節するアイディアです。
ガイロープを張るだけでなく、工夫次第でさらに便利な使い方がありそうですね。
●重量:5g
●素材:強化プラスチック、ナイロン
●仕様:使用可能ロープ/直径1.8~3.0mm
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●重量:16g
●材質:プラスチック、ステンレススチール
●仕様:使用可能ロープ/直径2~5.0mm
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その③ コールマン/ポールエンドストッパー
穴の空いた真っ赤なゴムボール? いいえ、こちらはコールマン製の歴としたキャンプギアの1つです。
このアイテム、タープの穴に通したポールの先端に刺しておくストッパーなんです。設営途中に強風でタープがガイロープごと外れてしまう、なんて悲劇をしっかりと防いでくれますよ。小さいけど侮れない安心グッズです。
●内容:4個
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その④ ユニフレーム/引掛け坊主
小さなオモチャのようなこちらのアイテムは、なんと折りたためてしまうロープフック。円形の部分をくるりと回すと山羊の角のような部分が現れ、ここにロープを通す仕掛けになっているんです。
円形部分も開くので、輪になったものも吊るせてとても便利。デイジーチェーンなどフック付きロープをわざわざ購入しなくても、手持ちのガイロープと組み合わせてさまざまなアイテムをハンギングできますよ。
●材質:ジュラルミン
●重量:約10g/1個
●使用可能なロープ径:φ3.0〜5.0mm
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その⑤ グッズランド/カラビナ付属タープクリップ
最後にご紹介するのはカラビナ付きのタープクリップ。テントやタープの設営時、なんだか張りがイマイチでたわんだ部分ができてしまったことってありませんか? ペグダウンしたガイロープを外して1からやり直すのは気が重いし……。
そんな時こそコイツの出番! フックがついていない場所も簡単にガイロープで張れるから、たわんだ部分を微調整することが可能です。ロックと解除はスライド式で、ギザギザの滑り止めがしっかりと生地を挟んでくれます。
テントのスカート部分に穴が無くペグダウンできない箇所も、このアイテムを使えば固定することもできますね。また、カラビナ付きだから、タープについているフックなど輪になったものを連結したい時にも便利。
●重量:20g(クリップ本体)
●材質:プラスチック
●カラー:ブラック
●内容:4個
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キャンプでこそワークライフバランスを重視すべし!
限られた時間でキャンプを楽しむのなら、設営に割く時間と労力を少しでも減らしたいものですよね。小さいながら画期的に設営をラクにする救世主グッズたちを活用して、ぜひキャンプのワークライフバランスも最適化してください!
Source: CAMP HACK
脱・初心者キャンパーへの道!ペグ&ロープ周辺のテクニック特集
ペグまわりのテクニック集
初心者にありがちな失敗の多くは、設営まわりにアリ。というわけで、お手持ちのペグ・ロープを見直してみましょう。
キャンプに慣れてくると、雨が降ろうが岩場だろうがキャンプへ行きたくなるもの。ハードルが高い環境にも対応できるよう、しっかり準備しておくのが大事です。
基本中の基本「アクセサリーは外す」
これは当たり前ですが、ペグを打ち込むときは指輪やネイルといった手につけるアクセサリーは外しておきましょう。また、バングルや腕時計なども外しておくと安心です。
強度のあるペグを買い足す
安全性確保に欠かせないのが、頑丈なペグ。テント購入時に付属品として付いてくるものは、固い石や岩場の地面には刺さりません。強度の確かなペグを入手すべし!
強度で選ぶなら「鍛造ペグ」
プラスチック・ジュラルミンなど様々な材質がある中、最強ペグとして名高いのが鍛造製。岩をも打ち砕くというその強度は圧倒的です。砂浜など軟い地面には不向きですが、その他ほとんどのキャンプサイトでタフに大活躍!
長さの使い分けも大事
ペグの長さは様々で、一般的にテントには15~20cm、タープには30cm以上が◎。テンションがかかる場所ほどしっかり固定する必要があるので、テントの隅打ち→テントの張りあみ→タープの順番で長いものを選びましょう。
クロス打ちも有効
地面が柔らかい砂浜や風が強くて抜けてしまうのが心配という時は、ペグを2本クロスさせて打ち込むのが効果的。シチュエーションに応じて使えるよう、ペグは多めに持っておくと安心です。
抜けない時は……
ブッスリと潜り込んだペグ。むりやり引き抜こうとして曲げてしまったこと、ありませんか? 抜きづらい時は回したり、左右に倒しながら穴を広げるなどをお試しあれ。
それでも曲がってしまったら
曲がってしまったけど予備のペグが無い……そんな時は石の上などで、元に戻るようにハンマーで叩いてみます。ただ、戻ったように見えても強度自体は落ちてしまうので、次に使う時は新品を用意しておきましょう。
水分はそのままにせず、拭き取る
もしペグに水分が残っていたらサビの原因になります。少しのサビなら問題ありませんが、それが重なってしまうと破損&怪我の原因にもなりかねません。撤収の際には、ペグの水分は拭き取って片付けるようにしましょう。
ロープまわりのテクニック集
初心者や子供でなくても、ウッカリ何度も引っかかってしまうのが、サイトに張り巡らされたこのロープ。夜間は特に危ないので、視認性を上げるグッズを導入してつまづきを回避しましょう!
視認性を上げる
日中なら、ペグに風船を巻きつけるという方法が手軽でおすすめ。ふくらませたり最後に割る行程で、子供も楽しめるというオマケつきです。
危ないのが、夜。暗くなってからテントまわりをチェックする時、つまづきがちですね。トリップレスライトなど、電池式で手軽なライトがあると便利です。子供が自分のサイトを見つけやすいというメリットも見逃せません。
ガイロープも派手に!
付属品のロープは白ベースのものが多いですが、赤やオレンジ・黄色などカラフルなものに変えるのも、視認性アップには効果大。目立つだけでなく、ロープを変えるだけでサイト全体の印象も変わりますよ!
自在金具の見直し
パリッときれいにテントが張れない、たわんでしまう場合はロープのゆるみが原因です。そこで、シーンに合った効果的な結び方や、自在金具を見直してみましょう。
結び方をチェック
自在へのロープ通し、どうやっていますか? ここで、通したロープの留め方ワンポイントをおさらい! 結び目の強度アップには、内側で留めると効果的です。外側で留めると強度は劣りますが、スライドがしやすく位置調整がスムーズにできます。結び方に工夫をしても2つ穴では緩んでしまう場合は、3つ穴タイプの自在に変えてみるのもおすすめです。
中でも片側がオープンになっているタイプは、テンションの調整や立ち木にロープを結びたい時も、結び目をほどく手間が要らずとても便利です。
紛失防止に!
ペグの紛失対策にも、ロープが活躍。ロープをつけておくことで引っ張りやすく、抜くときにも便利です。タープ用・テント用と違う色のロープをつけて、一目でわかるようにしておくのもおすすめテク!
ペグ&ロープまわりお助けグッズ
最後は、テクニック実践に役立つお助けグッズのまとめ。テクニック以前に、なくしたりや忘れてしまって作業ができない……なんて事態にならないよう、しっかり保管できるケースも忘れずに!
ペグ
●重量:180g
●材質:S55Cスチール
大きな石交じりの地面でも確実に地中に食い込み、強風の中でも大型タープを数日間支えてくれました。他社のスチール製のペグ(板状のものを曲げて強度を出したタイプ)はくねくねに曲がってしまったのに。まったく別ものといってよいかと思います。
出典:Amazon
●重量:650g
●材質:ヘッド/スチール、柄/ケヤキ
エリッゼステークの鍛造ペグを打ち込んでみましたが、なかなかエエ感じです。ヘッドの適度な重さで、難なく打ち込んでいけます。抜くときにも使いやすいです。
出典:楽天
視認性アップグッズ
●重量:40g
●材質:ポリプロピレン
●使用電源:単4乾電池×1
綺麗なブルー光で注目度抜群。ガイロープに足を引っ掛ける子供が多いと聞いて購入です。全てのガイロープに点けると明るすぎるので2セット(4本)くらいで様子を見てください。常夜灯としても重宝ですよ。
出典:Amazon
●重量:16g×4pcs
●使用電源:CR2032×1
明かりのないキャンプ場だと真っ暗闇なので、タープやテントのロープに蹴躓かない様、買って見ました。随分と明るい印象です。
出典:Amazon
カラーロープ
●材質:ナイロン
張り綱として特別な特長がある訳ではないですが、色合いが鮮やかで目立つのが良いですね。
テントやタープの張り綱に使用してもいいですが、物干し用のロープなどにも使えます。
出典:Amazon
オレンジではなくグリーンのロープもありますが、オレンジを切らした時にタープにグリーンのロープを使ってキャンプ場で設営したら、ロープが見えなくて非常に危なっかしかったです(苦笑)。オレンジが基本ですね。
出典:Amazon
アルミ自在
●穴径:φ6.0mm
●板厚:2.0mm
●重量:26g
●材質:アルミニウム
反射材入りの4mm×50mロープと一緒に買いました。3mmから対応と言うだけあって、しっかり効きます。もう1セット買っておけばよかった。これで、安心して、新調した幕のロープを入れ換えられます。
出典:Amazon
●サイズ:44×16mm
●重量:3g
●材質:アルミニウム
林間サイトでタープを開放的に張るのに大変役立ちました。思った以上に簡単に扱えますし、ロープがゆるくなることもありませんでした。
出典:Amazon
ペグケース
●重量:783g
●材質:ポリエステル
ハンマー、鍛造ペグ、ガイロープ、予備の自在金具等々を入れています。なかなかの重さになりますが、作りがしっかりしているので型崩れもしません。重量のある鍛造ペグには巾着袋では少々不安なので購入しましたが、結果として大満足です。
出典:Amazon
ペグ&ロープまわりを見直そう
キャンプは予想外の連続です。どんなシチュエーションにも対応できるよう準備を万全にしておくのが、脱・初心者キャンパーの第一歩! まずは、ペグとロープからしっかり見直してみてくださいね。
ペグって本当にいろいろあるんです
ペグについて極めたいという人は、コチラをチェック。奥深いペグの世界をご覧あれ!
Check! Your Pegs And Ropes!
あなたのペグとロープ、大丈夫?
Source: CAMP HACK