※テント内での火気使用につきましては、メーカー推奨の使用法にならい正しくお使いください。テント内で火器を使用する際は換気を十分に行い、一酸化炭素報知器を必ず使用しましょう。
冬キャンプに役立つストーブ、どれを選んだらいい?
冬キャンプ用の暖房として、自宅でも使える灯油ストーブを選択肢に挙げる方も多いはず。でも色々な種類や大きさがあって、どれを選んだらいいかわからない……そんな悩みを抱えてはいないでしょうか?
これまで使ってきたストーブを例に、選び方をまとめてみました
小さな子供が寒い季節のキャンプでも安心して過ごせるようにと、様々な暖房器具を試した筆者。灯油ストーブや電気ストーブ、ガスストーブなどを合わせるとその数は8台ほどです。
今回はその中から5つをピックアップし、テントやシェルターと一緒に使ったときの具体例をレポート。ストーブを選ぶ上で決め手になる暖房出力や価格・メリットやデメリットを中心に、各種の暖房が冬キャンプでどのような効果が期待できるのかを解説してみます!
①スノーピーク「レインボーストーブ」
暖かさ(出力・燃焼時間)は?
最初の一台はスノーピークが毎年数量限定で販売している「レインボーストーブ」。こちらは大手ストーブメーカー・トヨトミの「レインボーストーブ」のOEM(受託製造)製品なので、細かな見た目の違いはあれど実質スペックは同じです。
サイズがそれほど大きくないので比較的運搬しやすく、約20時間と一泊キャンプ補給無しでいける長時間の燃焼力が魅力!
最大出力は2.5kW。このkW(キロワット)の数値が大きいほど暖かくなるということになりますが、2.5kWは比較的小さめで、しっかりと効果を発揮できるのは、それほど大きくない4〜5人用程度のテントまでというのが正直なところ。
そのぐらいのサイズでスカート付きのテントで風が弱いコンディションで使うのであれば、外気温より10〜15℃はアップすることができそうです。
●重量:6.2kg
●暖房出力:2.5kW
●油タンク容量:4.9L
●燃焼継続時間:約20時間
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●重量:6.2kg
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スノーピーク「ドッグドームPro.6」で使ったとき
筆者が所有している「ドックドームPro.6」の場合、「レインボーストーブ」をインストールすれば外気温が一桁台になる冬場でもテント内は上着無しで過ごせるぐらいになります(※強風の場合、暖房効果は極端に低下します)。
●インナーサイズ:300×300×155(h)cm
●収納サイズ:70×32×28cm
●重量:13.5kg
●対応人数:6名
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ノマド「ドゴン4」で使ったとき
ただ、テントが大きいと効果が弱まるので、2ルームや大型シェルターだとあまり温度は上がらず「近くにいる人だけが暖かい」という状態になります。
ちなみに、あの人気の石油ストーブとも出力は同じ
ちなみに、青い炎が美しいアラジン「ブルーフレーム」や、人気が高く一年待ちの「フジカハイペット」も暖房出力はレインボーストーブと同クラス。得られる熱量もほぼ同じです。
価格は?
スノーピークのバージョンだと価格が4万円以上しますが、トヨトミ製品であれば型番によっては2万円以下で買えるものもあり、お買得です。
②トヨトミ「KR-47A」
暖かさ(出力・燃焼時間)は?
続いては最大出力が4.7kWと「レインボーストーブ」の倍近くある「KR-47A」。このクラスになると、レインボーストーブでは物足りない2ルームテントや大型シェルターでもそこそこ暖かくすることができます。
また燃焼時間も約15時間とレインボーストーブには劣るものの、特に寒い夕方から翌朝までに限定すればほぼ一泊キャンプを賄える長さです。
●重量:12kg
●暖房の目安:コンクリート(集合)17畳(28.0m2)まで、木造(戸建)12畳(20.0m2)まで
●油タンク容量:7.0 L
●燃焼継続時間(最大~最小):約15~19h
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●重量:12kg
●適用畳数:コンクリート17畳(28平方メートル)/木造12畳(20平方メートル)
●タンク容量:7リットル
●燃焼継続時間:約15時間
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ニーモ「ヘキサライト6P」で使ったとき
こちらはニーモイクイップメントの「ヘキサライト6P」にインストールした時の写真。ちょうど年末で、外はしんしんと雪が降り続く氷点下の寒さ……。
トイレのためテント外に出るときはアウターが必要でしたが、テントの中ではアウター無しでOK。むしろ着ているとちょっと暑いぐらいでした。
●重量:7.6kg(本体)+ 1.5kg(ポール)
●本体素材:TC(ポリコットン)
●フロア面積:12m2、前室面積:7.2m2
●室内高:226cm
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難点は「運搬」かも
大火力が魅力の「KR-47A」ですが、火力に比例して大きくて重いというのが難点。レインボーストーブと比べると、直径も高さも一回り大きめのサイズ感です。
灯油を満タンにすると重量は20kg近くになり、成人男性でも運ぶのが大変。車横付けのオートキャンプサイトでなければ、運ぶのは困難な重さです。
ミニバンタイプの車でも、積載するとこの存在感。テントをもう一つ積むぐらいのスペースが必要になります。ただでさえ頭を悩ませる積載問題、さらに難易度が上がりそうです……。
価格は?
価格は35,000円。スノーピークの「レインボーストーブ」と比べてそれほど大きな違いはありません。他の人気ストーブと比較しても、3万円台は妥当な相場価格ではないでしょうか。
③トヨトミ「ギアミッション」
暖かさ(出力・燃焼時間)は?
トヨトミの対流形ストーブの中でも最大級の火力を誇るのが「ギアミッションシリーズ」。アウトドア仕様のカラーとデザインで、予約注文殺到の人気アイテムになっていますね。
気になる出力は6.66kWと、KR-47Aのさらに1.5倍ほどとパワフルです!
●重量:11kg
●暖房出力:6.66kW
●畳数目安:コンクリート(集合)24畳まで/木造(戸建):17畳まで
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ogawa「アポロン」で使ったとき
11月下旬のキャンプでogawaの2ルームテント「アポロン」にインストールしたときは、むしろ暑くて最大では点けていられないほど。ちょっと絞った状態でも、アウター無しで過ごせました。
●重量:23.0kg
●素 材:フライ/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)インナーテント/ポリエステル68d・グランドシート/ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)ルーフフライ/ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
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こちらも「KR-47A」と同等クラスの大きさ・重量なので、車載スペースには充分な余裕が必要です。また、燃焼時間が約10時間と前述の2モデルに比べると短め。
通しで使おうとすると、火力を絞るか補給用燃料を携行する必要があります。
価格は?
色によって異なりますが、30,000〜33,000円と「KR-47A」よりは「ギアミッション」の方が若干安くなっています。
④武井バーナー「パープルストーブ501A」
暖かさ(出力・燃焼時間)は?
続いて、武骨なデザインで人気の「パープルストーブ」。灯油燃料のバーナーにヒートユニットを取り付けて、暖房器具に変換したものです。
灯油タンクが最も大きい501Aというタイプだと、約2.8リットルの灯油で8時間燃焼。出力は開示されていませんが、筆者の体感では「レインボーストーブ」の遥か上を行き、「KR-47A」と比べても遜色無い暖かさです。
大きさは灯油ランタンとさほど変わらないので、積載や持ち運びの点では他のストーブより優秀。
ただこのパープルストーブ、じつは点けるまでが一苦労。加圧式のランタンと同じように、ポンピングによって空気圧を高めてしっかりとプレヒートしないと点けることができないんです。
さらに、2時間に1回程度ポンピングをして下がってきた空気圧を高めてあげないと消えてしまう、という何かと手が掛かる代物……。
テントの中では使えません!
また、プレヒートが不十分だと気化していない灯油が漏れ出し炎が大きく立ち上がる「炎上」という現象が起き、とても危険。そういったリスクがあることから、テントやシェルター内での使用はオススメできません。
屋外で過ごす時に傍に置いておけば、外気の寒さを和らげてくれます。このように多くのデメリットも抱えている「パープルストーブ」ですが、暖かさは折り紙付き。
手間はかかっても、冬キャンプには必ず持っていってしまうこのアイテム。メンテナンス含め、手間も楽しめるこだわりの道具という点では暖房以上のニーズを満たしてくれるアイテムです。
価格は?
こちらがなかなかの高額で、78,000円。トヨトミシリーズの倍以上の価格なのも悩ましいところですね……。
「パープルストーブ501A」について詳細はこちら
⑤電気ストーブ
暖かさ(出力)は?
最後に紹介するのは、遠赤外線電気ストーブ。一酸化炭素中毒の心配がなく、安全性重視であれば断然電気ストーブがオススメです。
スノーピーク「ドッグドームPro.6」で使ったとき
電気ストーブであれば、灯油ストーブに真似できないインナーテントに入れるということが可能。普段使っている900Wのストーブで、2月のキャンプでもホカホカに。
軽量コンパクトなタイプも多く、積載面での負担が小さいというのも重要なメリットです。
価格は?
1万円以下のモデルもあり、初期費用は抑えることができます。ただ当然ですが電源が無いと使えないため、キャンプ場選びに制約が伴います。電源サイトは一般的に1,000〜1,500円ほど利用料が高く、電源なしの方がロケーションが良いこともしばしば。
このあたりはポータブル電源を導入するなどして対応はできますが、いずれにしてもそれだけ費用は嵩みますね。
では最後に、今回紹介した5つのうちこれまで一番出番が多く、今冬も活躍しそうな暖房を挙げておきます!
この冬一番出番が多そうなのは、ぶっちゃけコレ!
基本的にファミリーキャンプがメインの筆者の場合、テントは2ルームの大きいタイプを使います。真冬にキャンプをすることもあるので、大きめの出力が欠かせません。
さらに積載のことも考えると、燃焼時間が長く携行する灯油の量が少なくて済む「KR-47A」が今シーズンもスタメンになりそうです!
筆者の所感をまとめると、こんな感じ
製品名 | レインボーストーブ | KR-47A | ギアミッション | パープルストーブ | 電気ストーブ |
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火力 | 2.5kW | 4.7kW | 6.66kW | 非公開 | 900W |
持ち運び | 6.2kg | 12kg | 11kg | 2.5kg | 約3kg〜 |
燃費 | 20時間 | 15時間 | 10時間 | 8時間 | – |
使いやすさ | 電池点火 | 電池点火 | 電池点火 | プレヒート | 電源サイトのみ |
価格 | 49,280円 | 35,000円 | 30,000円 | 78,000円 | 約5,000円〜 |
こんな人にオススメ | テントが大きく(広く)ない | 大火力で燃焼時間も長めがいい | 大型テントで
ぬくぬくしたい |
かっこ良さ重視
主に外で過ごす |
とにかく安全第一 |
キャンプ用の暖房といってもメリットやデメリットはそれぞれ。見た目や大きさ・価格・燃焼時間などを比較して、自分の条件に合うものを選ぶと良いでしょう。
スタイルに合ったストーブで、快適な冬キャンプをしよう
以上、選び方の目安を紹介しました。出力が大きければ大きいほど当然暖かくなりますが、大きさ・重さなどのデメリットも伴います。無駄に大きくても積載の負担が増えるだけなので、環境や使う道具に合わせて適したものを選びましょう。
また繰り返しになりますが、テント内での灯油ストーブの使用は一酸化炭素中毒の危険があるため、換気を忘れずに。そして必ず報知器を付けるようにしましょう。基本的に説明書で禁止されている使用方法の場合、何かあっても自己責任であることを忘れずに。ストーブを上手に活用して、オールシーズン快適なキャンプライフを送りたいですね!
冬キャンプの暖房をお探しの方はこちらも参考に!
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【2019年】今季おすすめのストーブ!ロックオンすべき10選
秋冬キャンプのロックスター、ストーブ!
秋〜冬キャンプに欠かせない存在といえばやはりストーブ! 暖をとるのはもちろん、ストーブの上でじっくりと煮込み料理をしたり、揺らめく炎に癒やされたり……火のありがたみを実感しつつ、キャンプの楽しみを何倍にも広げてくれます。
そこで今回は、ガスに石油、薪に到るまでオールジャンルから今季オススメのストーブをピックアップ。ストーブインストール未経験の人も2台目を模索中の人もロックオンすべきストーブが見つかる珠玉の10選、一挙ご紹介します!
新作勢揃い、今季狙うべきストーブたち10選
予約販売や台数限定販売のアイテムも多く、早くロックオンしないと売り切れ必須のストーブたち。早速ご紹介していきますよ!
その① 洗練デザインで魅了 スノーピーク「レインボーストーブ2019年限定版」
スノーピークのストーブと言えばやはりこちら。ランタンを思わせる優美なフォルムに、七色に美しく揺らめく炎が魅力の「レインボーストーブ」。電子点火方式だから点火つまみを回すだけで簡単着火が可能です。
2019年限定モデルは、シックなブラックボディ。そしてガラス部分には、スノーピーク所縁の地である谷川岳周辺の“等高線”の柄が施されています。
キャンプだけでなくぜひ自宅にも置いて眺めたい洗練されたデザインは、さすがのスノーピーク。
●重量:約6.2kg
●油タンク容量:4.9L
●使用燃料:灯油(JIS1号)
●最大燃料消費量:2.5kW(0.243L/h)
●暖房出力:2.5kW
●燃焼継続時間:約20時間
●仕様:自然通気型開放式石油ストーブ/しん式・自然対流型 [点火方式] 電子点火(単二型乾電池4個・別売)
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その② 見た目も機能もとことん男前!トヨトミ「ギアミッションシリーズ」
ストーブメーカー老舗のトヨトミからは、今年大注目の「ギアミッションシリーズ」より3つのストーブをご紹介!
【トヨトミ RR-GE25(G)】
トヨトミの代表格「レインボーストーブ」もギアミッションシリーズ仕様で登場。カーキのボディにブラックパーツの男前デザインが、ミリタリーテイスト好きにはたまりません。白熱球40Wほどの明るさで、ランタン代わりにも活躍。
また、ギアモデルはボディのネジが樹脂ネジになってメンテナンス性がUP。さらに、転倒してもタンクの灯油がすべてこぼれない2重タンク構造など、アウトドアでも安心のタフな作りが魅力です。
●重さ(kg):6.2
●タンク容量(L)/4.9
●適応畳数:コンクリート9畳、木造7畳
●暖房出力:(KW) 2.50〜1.25
●消費燃料:(L/h) 0.243〜0.122
●燃焼継続時間:(h)20.2〜40.2
●仕様:40Wの明かり、火力調整幅50%、2重タンク構造、耐震自動消火装置、電子点火、ニオイセーブ消火
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【トヨトミ KS-GE67(G)】
2台目は、コンクリート24畳/木造17畳という高暖房出力のパワフルストーブ。通常の石油ストーブのおよそ2〜3倍の6.66KWを発揮する対流型です。さらに琺瑯加工のボディで、ぐるり360度を遠赤外線で暖めてくれるスゴイヤツ。
樹脂ネジや2重構造タンクなどギアシリーズ共通仕様に加え、ガードには横線材をプラスして強度を向上。冬キャンプでとことん頼れるタフな1台です。
●重さ(kg):11
●タンク容量(L):6.3 L
●適応畳数:コンクリート(集合)24畳(39.5m2)、木造(戸建)17畳(28.0m2)
●暖房出力(kW):2.5
●燃料消費量(L/h):※最大燃焼:6.66kw
●燃焼継続時間(約・h):※最大燃焼:10時間
●仕様:乾電池別売:単2(4本必要)
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【トヨトミ RS-GE23(G)】
3台目は反射板搭載タイプの石油ストーブ。反射板で前方向に熱が集中するので、前方向を暖める能力は対流型を上回ります。逆に後方は熱くならず、壁際にも置けるのでレイアウトの自由度が高いのも魅力です。さらにスクエア形状がキャンプ時の積載や携行にも◎。
●重さ(kg): 6.6
●油タンク容量(L):3.6
●適用畳数(最大):コンクリート8畳/木造6畳まで
●暖房出力:2.25kW
●燃料消費量:0.219〜0.186
●燃焼継続時間:16.4〜19.4時間
●耐熱芯:129種(TTS-129)
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その③ コロナストア限定販売300台!コロナ「SL510(K) CLASSIC BLACK」
初代から50年を経た今も愛され続けるコロナの「SLシリーズ」。対流式で部屋全体を効率よく暖め、遠赤外線炎筒が体も芯からポカポカに。2011年にはグッドデザイン賞を受賞したクラシカルなフォルムも人気です。
そんなSLシリーズから、これまでの真っ白ボディとは真逆の「CLASSIC BLACK」が登場!
艶やかなブラックボディにクラシカルな「Corona」のロゴが映え、アンティークピアノを思わせる佇まいの限定モデル。見た目だけでなく、電源不要の簡単着火&耐震自動消火装置付きとスペックも◎。災害時にはとくに安心の1台です。
コロナストア限定販売台数300台なので、気になる人はお急ぎください!
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その④ 予約販売再開!センゴクアラジン「ポータブルガスストーブ BEAMS JAPANモデル」
今シーズン既に話題独占中のセンゴクアラジンのポータブルガスストーブ。でも、よく見てください! こちらはセンゴクアラジンのラインナップ上にはない、BEAMS別注カラーモデルなんです。
今年流行中のタンカラーが渋い「きつね色」とビタミンカラーが鮮やかな「オレンジ」の2色展開。家庭用のCB缶で素早く手軽に暖がとれるので、1台あるとキャンプの寒い朝に便利です。
こちらBEAMSオンラインストアの予約販売商品で、とくに「きつね色」は8月の予約のみで完売、10月26日(土)に予約再開した超人気アイテム。
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その⑤ キャンプオンパレード「火輪(かりん)」
そして一気にノスタルジックな世界へと誘うこちらは、コイル式のヒーターアタッチメント。液体燃料のバーナー(灯油、ホワイトガソリン)用の「大」、ガスOD缶バーナー用の「中」・「小」の3サイズ展開で、すぐに暖まりたい時に便利です。
そして「中」・「小」には、OD缶への熱の伝わりを防ぐための遮熱板がついているので、分離式でなく一般的なバーナーの上に直接接続して使えるのが魅力です。
一見よく似ている武井バーナーとの違いは、①コイルの材質がニッケル80%・鉄20%で高い熱変換ができる構造、②パネルの材質がステンレスで錆に強い、③支柱の材質が真鍮で熱変化に強い、④ホヤのガラスがより分厚く強いなど、かなり改良の加わった秀逸なヒーター。
使い勝手の良さと裏腹のノスタルジックなデザインで、ヴィンテージ好きキャンパーを魅了する1台です。
公式オンラインストアはこちら
その⑥ 新保製作所「ROSE」
シンプルなスクエアボディに炎が楽しめる大きな窓が大人気のロマンチカル薪ストーブ。今季はより手軽なサイズの「ROSE」が新登場!
写真は後ろがロマンチカル、手前のROSEは2〜3回り小ぶりなサイズ感。重さも約5kg軽く、ミニマム派のキャンパーや女性のソロキャンパーにオススメです。
また、ROSEの名に由来する赤いバラモチーフの取っ手がデザインのアクセントに。薪は33cmまでの長さに対応、斜めに入れれば最大35cmまで可能です。
コンパクトな躯体ながらも、大きな窓から炎の様子が存分に楽しめる、満足度の高いコンパクト薪ストーブ。
公式オンラインストアはこちら
その⑦ 2019グッドデザイン賞受賞!テンマクデザイン「ウッドストーブ」
【ウッドストーブ サイドビュー】
スタイリッシュの極みとも言うべき機能美で、見事2019年グッドデザイン賞を受賞した「ウッドストーブ」。今季は早くも新モデルが登場していますよ!
正面の小窓のみだったボディの両サイドに、ワイドな窓が追加された「ウッドストーブ サイドビュー」。より炎が楽しめるデザインへと進化しています。
耐久性抜群の高品質ステンレス製ボディに、ワンタッチ開閉式かつ自動ロック・解除機能付きで簡単設置できる脚部分、オプションのウォータータンクで3Lのお湯が便利に使える点はそのまま継承。
ただし、こちら10月22日(火)よりWILD-1楽天市場店とWILD-1公式オンラインストアでのみ販売されていましたが、早くも完売。現在どちらも在庫がなく、再販が待たれます。
WILD-1公式オンラインストアはこちら
【ウッドストーブ S】
もう1つ、こちらもウッドストーブの新モデル。これまでのM・Lサイズに加え、小脇に抱えられるほどコンパクトなSサイズがお目見え! コンパクトながら30cmの薪が入る本格派で、ソロキャンパーに超絶オススメのストーブです。
ウッドストーブのハイスペックな機能性はそのままに、オプションのウォータータンクもSサイズがラインナップ。1.5Lのお湯が沸かせます。蛇口付きのジャグタイプのM・Lと違って、こちらは注ぎ口とエレガントな取っ手の付いたポットタイプ。
コンパクトボディなのに、調理スペースを塞がずにいつでも暖かい飲み物が飲めるのが、うれしいですね。
こちら11月9日(土)よりWILD-1実店舗でのみ販売予定なので、欲しい方はお近くの実店舗へ。
その⑧ ECOZOOM(エコズーム)「VERSA(バーサ)」
こちらは石油ストーブでも薪ストーブでもない、ロケットストーブというジャンルのアイテム。まるでバケツのような愛嬌あるルックスからは想像のつかない、高い機能が魅力です。
数本の枝で調理が可能で、直火焚きの半分以下の燃料でOKという驚異の熱効率を誇るんです。
また、完全燃焼する構造で危険な有毒ガスや煙がほとんど出ず、後片付けもわずかな灰を捨てるだけ。さらに化石燃料を使用しないのでCO2も増やさず、とことんエコ。
キャリーバッグやクックウェアなどのオプションも豊富で、少しずつ増やしてより便利に使えます。
ただ、本体が耐熱構造で触っても熱くならず安心な反面、ヒーターとしての使用ができないという欠点も。
冬はやっぱりヒーター利用もしたいという人は、100均の材料でヒーターアタッチメントを自作する方法や市販品を利用する方法が公式サイトで提案されているので、自己責任の上でぜひお試しあれ。
遠赤ヒーターアタッチメント自作方法はこちら
市販ヒーターアタッチメント利用方法はこちら
●重量:6.5kg
●使用可能燃料:乾燥した木質燃料(木、枝、枯れ葉、草)、木炭など※石炭は使用できません。
●材質: 五徳(スチール鋳物φ24cm)、 グリップ(シリコン)、ボディ(セラミック&スチール)
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その⑨ 山の家「TINDER CUBE®(ティンダーキューブ)」
コロンとキューブ状の真っ黒ボディにナチュラルな木製取っ手がかわいいこちら。北欧のライフスタイルを通してエコで暖かな暮らしを提案する、暖炉や薪ストーブのショールーム「山の家」が販売するストーブです。
さまざまな薪ストーブを扱ってきたプロショップならではの、アイディアが凝縮された1台なんです。
正面の大きな窓は、曇ることなく美しい炎を楽しめるエアーカーテン機能付き。また、アウトドア薪ストーブでは珍しい対流式で、側面が二重構造なので、狭いテントでも暑過ぎず快適な暖かさを保ってくれます。
特筆すべきは、オプションのサウナストーンを載せれば、テントdeサウナ(本格フィンランドサウナ)が楽しめる点。サウナで火照った体を雪に埋めて冷やすあの光景、憧れますよね!
詳しくはこちら
その⑩ ホンマ製作所「ステンレスストーブ コンロセットAPS48-DX」
さらに3面窓付きで3方向から炎を楽しめる仕様へ進化! そしてこちらストーブ本体の高さを290〜490mmの間で無段階調節できるから、サイトレイアウトの幅がグッと広がります。
また、煙突と煙突支えセットが全て付属したセット販売で、24,800円! 同規模の他の薪ストーブの約半額という高コスパはやはりホンマ製作所ならでは。薪ストーブのトライアルにいかがですか?
●材質:ステンレス
●重量:約6.9kg(本体のみ:約4.6kg)
●煙突位置:背面
●最大薪長さ:400mm
●最大熱出力:3000kcal
●暖房面積:10~15坪
●付属品:エビ曲90°1個、専用半直筒3本、専用トップ1個、脚4本、煙突支えセット1式
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【WEB限定販売 BLACK EDITION】
シルバーの美しい輝きが魅力のステンレスストーブですが、今季はさらにWEB限定販売の「BLACK EDITION」がラインナップ。耐熱黒塗装のボディと、ステンレス地の蓋や煙突部分とのコントラストがカッコイイ1台です。
こちらやはり人気商品で、現在品切れ中です。手に入れたい人は再入荷お知らせメールの登録をして待ちましょう!
再入荷お知らせメール登録はこちら
お気に入りのストーブで冬キャンプをヒートアップ!
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Source: CAMP HACK
【暖房BIG3】薪ストーブ、石油ストーブ、ガスヒーター。それぞれの長所と短所まとめ
冬キャンに向けて、どの暖房がベスト?
暖房は、冬キャンの寒さを乗り切る強い味方。でもキャンプ用のストーブ、ヒーターといっても、いろいろな種類がありますよね。
暖まるのと同時に調理もできる、これぞアウトドアの醍醐味といった感もある「薪ストーブ」。
レトロな雰囲気も盛り上がる「石油ストーブ」。
さらには手軽なイメージの「ガスヒーター」。
さて、いったいどれを選ぶのがベストなのでしょうか。そんな素朴なギモンにお答えすべく「暖かさ」「手間」「価格」「かさばり度(重さ)」の4方向から、熱源ごとに比較検討してみましょう!
検討ポイントその1:暖かさ
薪ストーブ:強力でポッカポカ
「熱源の鉄塊」とも言える強い火力が頼もしい、薪ストーブ。手軽に火加減を調節ができない分、場合によっては暑すぎるほど。真冬でも信頼できますね。
メラメラと燃えるのを眺めているだけでも楽しいものです。
石油ストーブ:じんわり暖かい
直火の熱ではない分、じんわりと暖さを感じる石油ストーブ。ただこれは熱源のまわりに暖気を漂わせる「対流式」か、輻射熱を放つ「反射式」かでも感じる暖かさは違います。
キャンプで使われるのはアラジンやトヨトミなど対流式が多いですね。フジカやアルパカは対流式に加えて遠赤外線効果も備えており、より周囲が暖まりやすいです。
ガスヒーター:弱めなので「サブ暖房」に適する
全体を暖めるメインストーブとは別に、足元などを暖めるサブアイテムとして使う人が多いガスヒーター。
出力は1kw前後と抑えめのものがほとんどですが、なかには最大で2kw以上というパワフルな機種もここにきて登場しています。
検討ポイントその2:手間
薪ストーブ:設置・扱い方ともに難易度高め
大型ほど設置が大変なうえ、煙突ポートなどを備えた薪ストーブ対応のテントが必要になります。
使用時においては、換気のたびに温度が下がってしまったり、置く場所によって幕内全体が暖まりにくいなど慣れるまでコツが要るようです。小さな子供がいると、やけどの危険も懸念点ですね。
石油ストーブ:燃料補充やメンテナンスが必須
燃料である灯油の確保が必要になります。またその燃料の注入口が狭く、入れづらいものもあったり、芯の交換や煤汚れの掃除が大変なものも。
安全装置は物によって違いますが、概ね耐震装置などベーシックなものは付いています。薪ストーブほど全体が高温にはならいものの、やはり月齢の低い子供がいる場合はストーブガードなどで囲んだほうが安心です。
ガスストーブ:燃料・お手入れともに楽!
手間がかからないことを重視するなら、断然ガスストーブ! 燃料はカセットボンベを入れるだけ、掃除も基本的にはこれといって必要ありません。
本体も薪・石油ストーブほどの高熱にはならず、三つの中では比較的安全。軽いものなら気軽に移動できるのもメリットです。
次は気になる“お値段”を徹底比較!
検討ポイントその3:価格
薪ストーブの相場:3~6万円前後
耐熱性が高く頑丈な薪ストーブほど価格は高めです。薪ストはおおむね3万~6万円くらいが相場ですが、探せば低価格のものも。たとえば「ホンマ製作所 ステンレス時計1型薪ストーブセット」は10,800円(2019年10月時点)です。
窓がない、脚が短いなど気になる点はあるものの、暖房としてはもちろん調理もできる薪ストーブなので、初心者でもとっつきやすいお手頃価格は魅力的ですね!
●フタ径 350mm
●煙突径 106mm
●最大薪の長さ 約50cm
●重量 約6.6kg
●材質:本体/ステンレス、煙突/ステンレス
●付属品 本体 / 1台 ・半直筒 / 2本 ・丸トップ / 1個
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●収納時サイズ:(約)横42.5×奥行28×高さ34cm
●重量:約10kg
●素材:ステンレス
●耐熱温度 :〜1000℃
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大型で高価な薪ストーブは、さらに薪代もかかるとなるとなかなか勇気が要るかもしれません。ただ、雰囲気込みの特別な「大人の所有欲」をみたしてくれることでしょう。
石油ストーブの相場:3万円前後
キャンプで使われている石油ストーブの多くは「対流形」。愛用者の多い「トヨトミストーブ」は、18,000〜26,000円程度(※Amazonで2019/10/18現在)です。
●重量:6.2kg
●油タンク容量:4.9L
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「フジカ ハイペット」も3万円前後ですので、この価格帯が相場といったところでしょうか。ただ同じメーカーでも機種やカラーによって微妙に価格差があるので、そこは要チェックです!
ガスストーブの相場:1~3万円
以前は圧倒的に小型タイプが多かったガスヒーター。価格もおさえめだったのですが、去年登場した「センゴク アラジン」は33,000円(※公式で2019/10/18現在)と石油ストーブなみの堂々たるお値段になっています。
●重量:5.7kg
●連続燃焼時間:〔0.8kw〕約260分、〔2.0kw〕約100分
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一方で、従来からあるコンパクトタイプでは「イワタニ マイ暖」で11,440円(※Amazonで2019/10/18現在)。
●重量:2.6 kg
●対応乗数:木造3 畳、コンクリート4 畳
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多少値が張っても大型を選ぶか、サブ暖房と割り切ってリーズナブルな小型を選ぶかの2択になりそうです。
続いては、キャンパーにとっての死活問題「持ち運びのしやすさ」を比較してみましょう!
検討ポイントその4:かさばり度(重さ)
薪ストーブ:重いものが多い
ベーシックな薪ストーブといえるテンマクデザインの「iron stove 改」は、ずっしり21kg。メインの暖房器具としてこの重量を重いととるか、軽いととるかは個人差もありそうですね。
詳細はこちら
ちなみに同じテンマクデザインの小型薪スト「マキコンⅡ」は、4.7kg。雰囲気とスケール感にかなり違いはありますが、この軽さはフィールドで使うには実に魅力的です。
■収納時サイズ/長さ450×幅160×高さ150mm
■材質:ステンレス
■本体重量(約):4.7kg
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石油ストーブ:重いが、薪ストほどではない
「フジカハイペット」「トヨトミ」と並んで忘れてはならない人気石油ストーブといえば、韓国発の「アルパカ」。重さ6.4kgと、オートキャンプなら移動に問題はない重量ではないでしょうか。
ガスストーブ:おおむね軽い
小型に限った話では、デザインも可愛らしい「カリフォルニアパティオ」はたったの2.4kg。ただサイズなりの出力ではあるので、適所にうまく取り入れるのが賢明です。
「何を重視するか」自分なりの優先順位を!
薪ストーブのように、手間とお金がかかったとしても見た目の雰囲気や暖かさを重視するのも一案でしょう。
対して、敷居の低さや携帯性ならガスストーブ。両方の良さを少しずつとるなら石油ストーブということになりそうです。
それぞれの検討ポイントに自分なりの優先順位をつけてみて、ベストな一台を見つけましょう!
冬キャンでストーブを使う際の注意点
キャンプ場でも毎年のように起こってしまう、誤った暖房使用による事故。一酸化炭素中毒の危険を知っておこう!
Which heater is the best for camp?
冬キャンにベストなストーブは、どれ?
Source: CAMP HACK
15時間も燃焼し続ける ちびストーブ「タクード」に感心してしまう
スノーピーク製石油ストーブ「タクード」の魅力
スノーピーク製の石油ストーブ「タクード」をご存知ですか? 2017年の新作としてデビューした石油ストーブで、他にない特徴を持ち、石油ストーブの新しいスタイルを提案したとも言える、独自性のあるアイテムです。
今回はこのタクードの詳細と、なぜ今おすすめしたいのかをご紹介します。
魅力その1. 車にも積み込みやすい絶妙サイズ
まずはやはり、サイズ感が特徴的です。直径38cmの円柱形で、高さは34cm。重さは6kgというコンパクトなサイズのストーブ。
高さは代表的なレインボーストーブで48.5cmあり、タクードと比べると14cm差もあります。身長が低いということは車にも積み込みやすいサイズ感。持ち運びにとても便利ですね。
魅力その2. 煮炊き用のコンロとしても使える
石油ストーブを使っている人には定番な活用の仕方が「煮炊きコンロ」としての活用。このタクードでも同様の活用の仕方が推奨されていて、ぐつぐつ煮込む料理ならこのタクードで調理ができるんです。
吹きこぼれても燃焼筒には落ちない設計にもなっており、ケトルでお湯を沸かしたり、鍋での煮込み料理をする際にも安心して使用することができます。もちろん画像のように簡単な焼き物もできちゃいます。
魅力その3. IGTシリーズにドッキング可能
このストーブの醍醐味は、スノーピークの人気キッチンシステム「アイアングリルテーブル(IGT)」にドッキングして使用することができること。これは調理する際にとても便利!
写真のように、テーブルの天板とほぼフラットになるので、鍋の移動などでぶつけることもありません。タクードで調理をすることをよく考えられており、スムーズな導線が確保されています。
魅力その4. 連続15時間の燃焼時間
燃焼時間ですが、タクードは燃料3.1ℓで連続15時間もの間、燃焼を継続してくれるので、燃料コスパはなかなか優秀。アラジンストーブは4.1ℓで連続15時間、アルパカストーブは6.0ℓで連続15時間。背が低い分燃焼時間も短いと思われがちですが、しっかり15時間燃焼してくれるのは驚きです。
魅力その5. カッコかわいい愛着が持てるデザイン
金属の柵部分が重なっているメタリックなデザインは男心をくすぐる格好良さがあります。そしてこの背の小ささは憎めない可愛らしさも兼ね備えていますね。
値段はかわいくない
見た目はかわいいのに、お値段はあまりかわいくないのが残念なところ。そのお値段は39,800円(税別)。アラジンストーブと同じくらいの値段です。アルパカストーブと比べると2倍ほどしてしまいますね。
こんな裏技も
スノーピークで販売しているレインボーストーブバッグ(¥9,800税別)が、タクードにも応用できるという裏技も。空いた上部の空白に、煮炊きする鍋などをセットに収納することができるので、かなり使える収納方法ですね。
点火のやり方
燃料を入れてから初回使用時は20~30分、芯に石油を吸わせ、その後ダイヤルを右に回して芯を出します。カバーを少しだけ持ち上げて点火。一般的な石油ストーブと同じような手順です。
点火方式はマッチ等による点火棒での操作を行います。ここで便利なのがSOTOのガスマッチ。先端が伸びることで着火マンになるんです。ガストーチとは違い、ライターのような火が出るのでまさに石油ストーブの着火には最適なアイテムです。(参照:solo×niwa)
SOTOのスライドガストーチと同様に、カセットガスから燃料補充ができるという優れものです。2台持ちで用途ごとに使い分けても良さそうですね。
●重量 : 40g
●連続使用時間 : 20秒以内
●使用燃料 : 経済的なカセットガス、ライター用ガス
キャンプで今まで100円の物を、使用していました。
こちらのお値段なら100円でもかなりの回数購入できるとなかなか購入に踏み切れなかったのですが、色んな所での口コミを見て試しに購入しました。
ガスの補充も簡単ですし、コンパクトになるし、押しやすいしといいことだらけでした。もっと早くに購入しておけば良かった。
出典:
楽天
気になるのは「暖かさ」
タクードの実力ですが、他のストーブの出力と比較してみましょう。価格帯が同じアラジンストーブの出力は2.68kw/hですが、タクードは2.15kw/h。他のストーブと比べるとパワーは少し劣るのが気になる点です。
大きなシェルターでは完全には内部を暖めるのは難しいかもしれませんが、用途を調理コンロ兼ストーブとして考えれば多少は納得できるかもしれません。室内で使用する分には十分なレベルで暖めてくれるという口コミも。
気をつけたいこと「使用できるシェルター」
タクードが使用できるシェルターは、スノーピーク製のシェルター(リビングシェルなど)、2ルームシェルター(ランドロックなど)に限られています。
テントの中で使用してしまうと不完全燃焼になったり、タープ下で使用すると風の影響を受けてしまい危険です。使い方に注意しましょう。
対応シェルターの詳細は公式サイトに明記されているので、こちらから確認してみてください。
在庫も限りがあるようです
現在(2018/1/22)東京の店舗だけ見てみると、スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ店しか在庫がない様子です。他府県にはまだ在庫のある店舗もありますが、見つけたら保護してあげるのがいいかもしれませんね。直営店の在庫を調べる方はこちらから。
スノーピークファンは要注目! タクードは魅力満載
タクードは、IGTシリーズを使用している方、コンパクトな石油ストーブを探し求めていた方、煮炊き調理をしたい方におすすめのストーブです。値段はかなりお高いですが、この先のレア度やデザイン性など考慮すれば今がチャンスかもしれません。もし発見したら検討してみては?
4大人気の石油ストーブ比較はこちら
タクードでは価格が高すぎる……という方はこちらの記事でさらに比較してみてはいかがでしょうか。
If you get a Takudo as soon as possible!
タクードをゲットするならお早めに!
Source: CAMP HACK
これは本当に要注意!秋冬キャンプに潜む危険「一酸化炭素中毒」の対策法
秋冬キャンプは一酸化炭素中毒に注意!
寒くなるこれからの季節、キャンプでどう暖を取るかは重要課題です。石油ストーブを持って出かける方も増えますが、そこで気をつけたいのが一酸化炭素中毒。
ガス・石油ストーブに限らず誤った火器使用で発生してしまう一酸化炭素は、思いも寄らぬ重大事故に繋がる場合もあります。
実際にあった!キャンパーの「一酸化炭素中毒体験」
まずは、秋冬キャンプで一酸化炭素中毒に陥ってしまったキャンパーの実体験エピソードをチェックしてみましょう。
練炭
あと3時間ほどで燃え尽きるであろうと思い、ベンチレータと、メッシュ部を閉めてインナーテントで寝ることに。
子供をトイレに起こすため、約3時間後におきました。そこで、嫁が前室にでて子供が靴を履いているのを待っていると……突然倒れました。(意識回復後)トイレへ向かうことに。その道すがら、10歩ほどで、また急に膝から崩れ落ちた。(出典:キャンプしようよ。)
七輪
練炭や豆炭が、一酸化炭素中毒を起こして死に至る事は知っていました。でも、木炭は違うんだと思っていたんです。
夜中、トイレに行く為に身体を動かすと、息はゼーゼーいうし、心臓はバクバクで、トイレへの道、約50メートルくらいを歩く時……それはまるで夢遊病者でした。全く、自分の身体が自分ではない、コントロールできない。(出典:河童の歌声)
自覚症状のないまま中毒に陥ってしまうのが典型パターンのようです。思い込みや間違った知識も危険!
こうならないためにも、一酸化炭素中毒に関する基礎知識と防御策を頭に入れておきましょう。
一酸化炭素中毒に陥らないための「3つの知識」
未然に防ぐためには「どういう状態になったら一酸化炭素が発生するのか」を知っておくことが大事です。また、こんな症状が起きたら危険というサインも要チェック!
なぜ起こる?
一酸化炭素は、狭い空間で炭を燃やしたり石油ストーブを使うと酸素が不足することで発生します。
燃料の種類に関わらず「燃焼される」ものであれば、炭でも薪でも石油でも起こりうる現象です。
発生したらわかるの?
一酸化炭素は無色無臭。就寝中に中毒に陥り気づかぬまま命を落としてしまう事故が後を絶たないのも、この恐ろしい特性による部分が大きいようです。
どんな症状?
頭がボーッとするという初期症状に始まり、頭痛を感じたら要注意です。他にもしびれが出たり、重症化すると意識が遠のき身動きがまったく取れなくなる場合も。
一酸化炭素中毒にならないための具体策は?
まず火気類は、密閉空間に持ち込まない
これは実際に起こった事例ですが、寒いからといって閉め切ったテント内にバーベキューコンロを持ち込むのはNG。大勢で盛り上がっていると一酸化炭素に気づかないので、本当に危険!
屋外に限らず、コテージやバンガローといった室内空間でも同様に注意が必要です。集団で盛り上がっていたり、寒さに耐えられなかったり、現場での判断は時に理性とは真逆の方向にいってしまうこともあります。そういう時こそ、冷静な判断が必要です。
必ず換気を
テント内で火器はどんな状況であれ使用厳禁です。それでもテント内で石油ストーブや焚き火台を使う場合は、閉め切らないこと。スカートが付いていて裾から風が出入りしないようなテントは、特に要注意です。
窓の一部をメッシュにしたりベンチレーションを開けておくなどの換気対策は、定期的に確認を!
一酸化炭素警報機の使用
酸素不足にならないための対策と注意を払ったうえで併用すると安心なのが、一酸化炭素警報機。テント内の一酸化炭素を感知し、アラームで危険を知らせてくれます。ただし、電池切れや故障をしていたら……そう考えると、絶対の信頼を置くのは危険です。
●材質:プラスチック
●重量:90g
●電源:単三電池×2本(別売り)
●動作環境:4~38度
●湿度:25~85%
安心をこの価格で買えるので、安いもんです。キャンプに使いますので、自己責任のもとに。
出典:
楽天
●重量 : 50g
●材質 : プラスチック、アルミニウム
●電源 : CR2032×2個
●動作温度 : -5℃〜50℃
●動作湿度 : 15〜90%
心配なら電源サイトを
そもそもの熱源を極力安全なものにしておくという選択肢も。電源サイトを利用してファンヒーターやホットカーペットなどを活用すると、危険度が下がります。
一酸化炭素中毒に注意!
ストーブや焚き火でじんわりと暖を取るのも、秋冬キャンプならではの楽しみのひとつです。きちんと気をつければ、石油ストーブも大丈夫!
一酸化炭素中毒には充分配慮して、快適で安全な秋冬キャンプを楽しみましょう。
石油ストーブをお探しなら
見た目もかわいくほっこり暖まる石油ストーブ。この秋思い切って買っちゃいませんか? おすすめの石油ストーブを、パワー別に紹介!
Be Careful! About Carbon Monoxide Poisoning!
一酸化炭素中毒に注意!
Source: CAMP HACK
【4大人気石油ストーブ徹底比較】この冬のマストバイはどれ?
石油ストーブってどれを買ったらいいの?
大きな買い物となる石油ストーブ。パワー・価格・燃費・扱いやすさなど優先したいポイントは人それぞれですが、いずれにしても失敗はしたくないもの。
そこで、特に人気が高い4台をピックアップ! まずは各ストーブの特徴を見ていきましょう。
人気の石油ストーブはこの4台
フジカ・ハイペット
歴史ある国産メーカー「フジカ」製という安心感と、充実のスペックで人気のフジカ・ハイペット。ヘリコプターが飛ぶ領域の高度3,000mでの燃焼も実証されたという、高い耐久性はお墨付きです。
ECサイトには流通しておらず、購入はフジカへの電話注文のみとなっています。例年人気のあまり数か月待ちということもあるので、購入を決意したら早めの注文が吉!
フジカ・ハイペット(反射板付きモデル)
●サイズ:幅310×奥行310×高さ432㎜
●重量:5.6㎏
●暖房出力(発熱量):2.5kw(2150kcal/時)
●使用燃料:灯油
●燃料タンク安全量:約3.6L
●燃料消費量:0.26L
●連続燃焼時間:約10~12時間(フル給油時)
フジカ公式ウェブサイトはこちら
アルパカストーブ
フジカ・ハイペットと似て非なるのが、アルパカストーブ。4台の中でも圧倒的に出力が大きく、そのパワフルさはキャンプでも頼りになること間違いなし! フジカ製よりリーズナブルな点でも人気です。安全面をフォローする耐震消火装置付きの最新モデル”TS-77A”も登場しましたね。
韓国メーカーの製品につき、購入は代理販売店からの個人輸入となります。気になる故障・不備対応については、日本国内に業務委託されているようです。
アルパカストーブ
●サイズ:幅323×奥行323×高さ450㎜
●重量:6.4㎏
●暖房出力(発熱量):3.84kw
●使用燃料:灯油
●燃料タンク安全量:約6.0L
●燃料消費量:0.38L
●連続燃焼時間:約15時間
輸入代理店「Miraimart」ウェブサイトはこちら
トヨトミ レインボー
特殊ガラスコーティングにより7色に光る輪が美しい、トヨトミ レインボー。家のリビングにマッチするベーシックなデザインもありますが、アウトドアファンにはこのランタン調のタイプが人気のようです。
出力・サイズ・価格・扱いやすさなど総合的に見てコストパフォーマンスが良く、最初の一台としてこれを選ぶ方も多いようです。また、レトロ調のデザインがあったりカラーバリエーションが豊富な点も、トヨトミの特徴です。
やさしく家じゅうが暖かくなります. 「におい」の発生もなく、技術の進化に感動しています。ただし、給油はこまめにする必要があります。タンクに装着して、手押しで圧力をかけて給油するポンプ(タカギ製)をAmazonで購入したので、素早く満タンにできて重宝しています。
出典:
Amazon
アラジン ブルーフレーム
青い炎とオーラ溢れるクラシカルな佇まいが美しいアラジン ブルーフレーム。80年以上も基本構造が変わらないという事実は、確かな品質の証。メンテナンスを施しながら、一生モノのストーブとして愛用するユーザーが多い一品です。
この美しい炎を継続させ安全に使うために必要なのが、内・外炎板の定期的な掃除。マメなお手入れも楽しめるという人に向いています。
3月のキャンプでテント内はとても暖かく、電源サイトでなくとも快適に過ごすことができました。暖かい空気はどうしても上にいくので立ち上がった時と座っている時の体感温度は雲泥の差くらい違うのですがブルーの明かりとケトルから出る湯気、そしていつでも暖かい飲み物を飲めること。とても幸せです。
出典:
Amazon
各ストーブの特徴を知ったところで、それぞれを項目ごとに比較してみましょう。
4大石油ストーブを比較検討!
4大石油ストーブを、口コミを集約して特徴を紹介します。あくまで特徴ですが、ぜひ参考にしてくださいね!
パワー
まず気になるのが「暖かいかどうか」。すべて対流式ながら、その暖め方には違いがあるようです。
・アラジンとトヨトミは自然対流式。暖かい空気は上に集まり、全体に循環しにくい
・フジカとアルパカは自然対流式に加えて遠赤外線効果もあり、周囲も暖かくなる
この一工夫によって、パワーについてはフジカとアルパカに期待できそうです。反射板付きモデルであれば、暖めたい方向に向けることもできますね。
価格
価格も重要です。低価格で機能的なストーブは、どれなのでしょうか?
・トヨトミの価格は20,000円前後、アラジンは40,000円程
・フジカはベーシックなモデルで約30,000円、アルパカは輸入代理店で12,000円程
価格で決めるならアルパカ・トヨトミというところでしょうか。ただ、燃費面も要チェックです。
燃料コスパ
本体価格が安くても、ランニングコストはどうでしょうか。連続燃焼時間・タンク容量を見ると……
・アラジンよりトヨトミの方が連続燃焼時間が長く、給油回数が少ない
・タンク容量はトヨトミが4.9L、フジカは3.6L。トヨトミのほうが低価格なうえ燃焼時間も長い
トヨトミは、他3台とくらべて価格・燃費ともコストパフォーマンスが良さそうですね。
入手しやすいかどうか
欲しいと思った時にすぐに手に入るかどうかや、入手経路についてはどうなのでしょうか。
・フジカはメーカーへの電話注文のみ
・アラジンとトヨトミはECサイトで購入可能
・アルパカはオークションや韓国商品のネット販売からの個人輸入
トヨトミは型番によってはホームセンターでも購入可能だったり、アルパカは輸入代理店によって価格が違うようです。現地韓国で買えば5,000円程という情報も!
安全面
キャンプで使うにも家で使うにも、これは一番重要なポイントです。
・トヨトミとアラジンは標準的な耐震消火装置付き
・フジカは灯油が漏れない構造、自動消化機能付き、特殊設計の燃焼筒で炎上やススが少ない
・アルパカは最新モデルは耐震消火装置が付いているが、中古品はなし
特に安全面が強化されているのは、フジカという印象です。アルパカは人気の旧モデルには耐震消化装置が付いていないほか、燃料系の動作不良もチラホラあるようです。
使いやすさ・メンテナンス
せっかく買ったストーブ、フル活用するために使いやすさも考慮したいところです。
・アラジンは容量が4.1L。長時間使うと灯油の消費も早いうえに、本体が重く給油が大変
・アラジンは点火時にススが出ることも
・トヨトミ、アラジンはキャンプへ持って行くには積載がかさむ
アラジンは、メンテナンス含め「本当に扱えるか」を考えてからが良さそうです。キャンプへ持って行くなら、フジカやアルパカのほうがコンパクトで向いているようですね。
CAMP HACKユーザーに多く使われている石油ストーブは……
キャンパーのインスタグラムや、「#camphack取材」タグを確認してみると、現在ひとつのストーブに人気が集まっている傾向が!
CAMP HACKユーザーには「フジカ・ハイペット」愛用者が多い印象でした。理由として、老舗の熱機器メーカーの安心感と持ち運びやすいサイズ感、何よりコロンとした愛らしいフォルムが挙げられます。
パワーとリーズナブルさならアルパカ、手頃な値段と使いやすさを考慮するならトヨトミ、持ち運びの大変さよりカッコよさを取るならアラジンというように、求める条件に一番合ったストーブを見極めてくださいね!
石油ストーブ14選
冬キャンの暖房は石油ストーブに限るという方は、こちらもぜひ。4大ストーブのほかにも、コスパ◎なおすすめの石油ストーブをパワー別に紹介!
Which Is The Best Oil Stove?
一番いい石油ストーブはどれ?
Source: CAMP HACK
ストーブを利用して料理しちゃおう!一石二鳥なストーブ活用術
ストーブを使ったアイディア活用法
秋冬キャンプで大活躍してくれるストーブは、周りを温めてくれるだけじゃなく、その熱を利用して色んなことに役立ちます。
今回はそんなストーブ活用法を伝授!ストーブ利用者が編み出した、数々の活用アイディアをご覧ください。
ストーブの熱で汁物を「煮込む」
ストーブの得意料理は何と言っても煮込み料理です。とろ火で時間をかけて作る料理は、冷たくなった体を芯から温めてくれますよ。
フジカストーブで「スンドゥブ」
韓国料理の代表格であるスンドゥブ(純豆腐鍋)もフジカで作ることができます。やわらかいお豆腐と好きな食材をお鍋に入れるだけ。辛味として、キムチやコチュジャンを使うので、寒い日に体を温めてくれる一品です。
フジカストーブで「おでん」
定番のおでんもこれまたフジカストーブの上で時間をかけてじっくり煮込みます。煮込む時間が長ければ長いほど味がしみ込むおでんは寒い日のキャンプにぴったり。おでんは、お酒のおつまみとしても大活躍してくれます。
ストーブでの熱で「焼く・炙る」調理
焼き網を置くだけで、香ばしい料理を作ることができます。寒い日に焼きながら食べるお勧めのメニューを紹介します。夜のおつまみとしても朝食としても、美味しく頂けます。焼きは香ばしさもあるので、食欲が増しますよ。
大胆かつ贅沢に「カニ」も!
ストーブの上で焼くかに詰めは最高です。焼いている間から、お腹がぐるぐる鳴ってしまうくらい、美味しそうな香りを振りまきながら、くつくつと焼きあがっていきます。
炙りの定番「スルメ」
横広のストーブの上に広がるイカの姿焼はすごい!の一言です。晩酌のおつまみとして外せないイカの姿焼。焼きたての姿焼を一度口にしてしまうと、定番メニューに加えたくなります。
フジカストーブで「焼きおにぎり&餅」
富士の絶景と共に楽しむには相性バツグンの焼きおにぎりとお餅。ストーブで焼くものといったらお餅が最も定番なのではないでしょうか?キャンプでもストーブがあれば、その懐かしさをゆっくり楽しめますよ。焼きの定番を心行くまで味わってください。
ストーブで暖かいデザートも!
ストーブの熱でデザートだって作れます!定番のおしるこから、驚きのデザートまでぜひ挑戦して頂きたいデザートをピックアップしました。簡単に美味しいデザートが出来るのもストーブの力ですね。
アラジンストーブで「おしるこ」
癒し系のおやつと言えばお汁粉ですよね。家で作るのはちょっと大変だけど、ストーブの上に置いておくだけで出来上がってくれるんだったら簡単!とろ火で時間をかけて作ったお汁粉は、心まで温めてくれます。
置いておくだけ「焼きりんご」
焼き芋ができるなら焼きリンゴだってストーブでもできるんです!子どもから大人まで楽しめるりんごのデザート。熱を加えることによってさらに甘くなるので、冬のデザートとして大活躍間違いなし。
ストーブの「熱」を利用しない手はない!
ストーブを囲んで暖を取りながら、美味しい食事やお酒を頂くと会話も自然と弾みます。昔はどこの家にもあった光景を、キャンプで再現してみませんか?そんな優れもののストーブを今年はぜひ活用してみてください。
Good meal! Good Stove!
温かい食事はストーブで!
Source: CAMP HACK